DJI、カメラドローンDJI Mavic 3シリーズの最新モデル「Mavic 3 Classic」を発表
ASCII.jp / 2022年11月4日 14時45分
DJIは11月2日、カメラドローン「Mavic 3 Classic」を発表。公式オンラインストア、認定ストア、正規販売代理店より予約注文を受け付けている。
Hasselbladカメラとパワフルな飛行性能というMavic 3シリーズの特徴を引き継ぎながら、必要な機能を厳選し、21万6700円(機体単体)というリーズナブルな価格で提供する。
Mavic 3シリーズ同様、4/3型CMOSセンサー搭載20MPカメラを搭載し、最大飛行時間は46分、O3+伝送システムに対応している(望遠カメラは非搭載)。
また、既発の送信機DJI RC ProやDJI RC、DJI RC-N1と互換性があり、ユーザーは手軽に撮影キットをアップグレードできる。
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高品質Hasselbladカメラ
Hasselbladの研究開発をもとに設計された4/3型CMOS Hasselbladカメラは、人間の目で見た感覚に近い色合いで細部まで撮影することができるという。
動画撮影ではH.264とH.265コーデックでの5.1K/50fps、4K/60fps、1080p/60fps動画撮影に、スローモーション撮影では、4K/120fpsと1080p/200fps撮影に対応。焦点距離24mm(35mm判換算)のカメラレンズはf/2.8〜f/11の絞り調整が可能で、12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応している。
また、より多くの光を取り込める20MPセンサーにより写真撮影では12-bit RAW、動画撮影では10-bit D-Logで映像が処理されるため、鮮明な色合いで明暗部を細部までクリアかつ正確に捉えるという。
スムーズな操作でスマートに飛行
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操作面も改良されており、購入後、複雑なセットアップをしなくても、シンプルで使いやすい操作画面でパワフルな飛行技術をスムーズに操作できる。
さらに、カスタム機能を使うことで高精度な制御が実現し、共有/編集/後編集用に写真や動画データを簡単に出力できる。また、バッテリーは他のMavic 3シリーズと同タイプを使用し、最大飛行時間46分を実現する。
O3+伝送システムにより、最大15km(日本国内は8km)先まで1080p/60fps動画を伝送することができ、撮影や飛行操作の精度が向上している(伝送距離は信号強度を踏まえた概測。機体は操縦者の目視範囲内で飛行させること)。
また、本製品には自動トラッキングや自動撮影といったインテリジェント機能が多く搭載され、初飛行でも手軽に使用することができる。
例えばActiveTrack 5.0は複数のビジョンセンサーを使い被写体を認識、機体とカメラを動かしフレームに被写体を捉え続け、プロ品質の映像を撮影する。
マスターショットは撮影と編集を自動で行なうことで、映像制作プロセスをシンプルかつ効率的に行なうことができ、空撮初心者でも思い描く映像を簡単に作成することができるとしている。
さらに、DJIパイロットから人気のある自動撮影モード、クイックショットや定番のタイムラプス、ハイパーラプス、パノラマ撮影にも対応している。
新機能のクルーズ制御ではドローンの速度を設定し、一定速度で飛行させることができるため、手動操作で発生していたカメラの揺れも最小限に抑えることができ、パイロットは撮影に集中することができるという。
撮影後、機体からRAW映像を転送する際に高速クイック転送を使用すると、Wi-Fi 6を介してドローンからモバイル端末に最大80MB/sの速さで写真や動画データを直接ダウンロードできるため、転送時に送信機と接続する必要がない。
ドローンや環境を守る安全機能
空撮時は8個のビジョンセンサーが全方向の障害物を検知、APAS 5.0システムがその情報を駆使し、障害物を回避する飛行ルートを計画、それに沿った飛行を実行。アドバンストRTHを使用すると半径200m先の環境をスキャンしながら、ホームポイントまでの最適な飛行ルートを計画して機体を帰還させるという。
また、AirSenseシステムを搭載し、付近を飛行中の航空機やヘリコプターから発せられるADS-B(放送型自動位置情報伝送)信号を常に受信するようになっているため、ドローンパイロットが航空機などの存在に目視で気づく前に飛行中の安全性を確保できる。さらにDJI独自のジオフェンスシステムGEO 2.0で、飛行エリア内の空域制限や危険性についてパイロットに情報を提供し、安全が飛行が可能になるとしている。
データの安全性も考慮されており、撮影した写真や動画、飛行ログは、ユーザー自身が選択をしない限り、第三者に共有されることはない。また、飛行中、機体をインターネットに接続する必要がなく、機体の映像信号と飛行制御の両方が暗号化されているため、機密性の高いデータを保護しながら自由に飛行・撮影することができるとしている。
商品ラインアップ
Mavic 3 Classic(機体単体):21万6700円。 送信機や充電器が同梱されないため、すでにDJIドローンを所持し、Mavic 3シリーズにアップグレードしたい人に最適。(DJI RC-N1、DJI RC、DJI RC Pro送信機のいずれも互換性がある) Mavic 3 Classic(RC-N1付属):22万9240円。充電器とDJI RC-N1送信機 Mavic 3 Classic(DJI RC付属):25万2670円。充電器とDJI RC送信機 Mavic 3 Fly More Kit Plus:7万6560円。インテリジェントフライトバッテリー×2、バッテリー充電ハブ(100W)、65Wカーチャージャー、低ノイズプロペラ(1組)×3、DJIショルダーバッグ
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