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27インチIPSゲーミングディスプレーMSI「G2722」が3万円切りの超コスパ

ASCII.jp / 2022年11月8日 11時0分

 前回、前々回とエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の24インチクラスゲーミングディスプレーを紹介してきたが、今回は27インチモデルの「G2722」を紹介したい。「Optix G272」の後継機にあたり、24インチモデル「G2412」の27インチ版といった位置づけの製品だ。それでいて、実売価格が3万円切りというコスパに優れたモデルである。

最大170Hz駆動のIPS液晶採用

MSIの27インチゲーミングディスプレー「G2722」。

 G2722は、27インチIPS液晶パネルを採用し、解像度はフルHD。リフレッシュレートは165Hzでオーバークロック時170Hz(DisplayPort接続時。HDMI接続時は144Hz)とゲーミングモデルとして十分な性能を発揮。応答速度は1ms(MPRT)で、輝度は250nitとHDRには対応していないものの、コントラスト比は1100:1と以前のモデルより高めているため、メリハリのある映像が楽しめる。

 色域はsRGBカバー率が99.32%、DCI-P3カバー率が81.1%で最大表示色は1670万色。ディスプレーの調節は、チルトのみ-5°~20°となっている。

調節機構はチルトのみで、調整範囲は-5°~20°

 ゲーミング機能としては、対応グラフィックボードならティアリング低減や低遅延などを実現するFreeSync Premium機能に対応。また、暗いシーンでも視認性を上げるナイトビジョン機能、黒のフレームを挿入することで残像感を低減するアンチモーションブラー機能も備えている。

OSDの設定画面。ナイトビジョン機能は、A.I.があるため、一律で画面全体を明るくするのではなく、コンテンツ内容に応じて、暗い部分だけを明るくしてくれる

 また、疲れ目を軽減するアンチフリッカー機能や、ブルーライト軽減機能もあるので、長時間プレイするときは役に立つ。

ブルーライト軽減機能は、少し黄色みがかった映像となる

 背面は、LEDイルミネーションがないものの、OSDの操作はスティックタイプのナビキーを採用。ディスプレーの設定時はこの操作方法がベストだと筆者は思う。

背面は、MSIのロゴの刻印がしっかり入っている
OSDの操作はナビキー。この操作を覚えてしまったらほかには戻れないレベル

 インターフェースはHDMI 1.4b×2、DisplayPort 1.2a×1、ヘッドホン出力×1。電源はACアダプターだが、45W出力のためそれほどかさばらないサイズ。

インターフェースはHDMI 1.4b×2、DisplayPort 1.2a×1、ヘッドホン出力×1

PS5では120Hz駆動のゲームにも対応

「Blur Busters UFO Motion Test」の写真。写真だとブレて見えているが、実際にはここまでの残像感はない

 さっそく実際に試用してみたが、まず170Hz駆動の実力を「Blur Busters UFO Motion Test」のサイトにある「Ghosting Test」で確認してみた。その結果、UFOの動きは左から右へなめらかに動く感じではあるが、残像がまったくないというわけではない。ただ、アンチモーションブラーをオンにすると、残像感はほぼ消えたのでさらに見やすくなる。

 こうしたなめらかな動きだと、敵の動きもよく見えるし、残像感が少ないので目も疲れにくい。高リフレッシュレートだと、ゲームが断然うまくなるという保証はないが、これまで勘に頼っていた部分がより確実性を高められることにつながるので、上達する可能性はあるだろう。

FPSのゲームだと、動きの激しいことが多いので、残像感の少ないなめらかな動きはとても見やすくて助かる

 PS5では120Hz駆動のゲームにも対応している。対応か否かはゲームごとに違うので、ゲーム内で設定する必要がある。FPS系のゲームなら60Hzと120Hzとではかなり変わると思うので、本製品のような対応モデルを購入することをオススメする。

「フォートナイト」の設定画面。120FPSにしないと通常表示のままだ
「グランツーリスモ7」の画面。HDR対応はできないものの、西日の表現は結構キレイで、27インチあると目の前に広がった感がある

 設置に関しては調節幅が狭いので、付属のスペーサーネジを使用することでVESA100に対応するため、ディスプレーアームを利用するのもひとつの手。約4.14kgと重量は軽いので、高さは変えられないが、左右のスイベルはスタンドごと角度を変えて使うのもありだ。

27インチのゲーミングディスプレーが3万円切りという誘惑

 とにかく、ゲーミング性能や機能に関しては妥協せず、コストだけを削ってきた本製品。この大変な円安という時期にも関わらず、実売価格が2万9800円前後というのだから、思わず財布の紐が緩んでしまいそうだ。

 本モデルは、店舗での販売が中心のようなので、実際に自分の目で本製品の実力を確認した上で、購入してほしい。

©Gran Turismo® 7 © 2022 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Polyphony Digital Inc. “Polyphony Digital logo”, “Gran Turismo” and “GT” are registered trademarks of Sony Interactive Entertainment Inc. Manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game in some cases include trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. Any depiction or recreation of real-world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties. All rights reserved.

© 2019, Epic Games, Inc.

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