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家庭用燃料電池 「エネファームミニ」に小型・高耐久の新モデル

ASCII.jp / 2022年11月8日 18時10分

「エネファームミニ」新型モデルの外観。熱源機(標準タイプ)、燃料電池発電ユニット

 東京ガスと京セラは11月7日、家庭用燃料電池「エネファームミニ」の新型モデルを発表した。2023年1月26日より発売する。

 両社は、現行機(2019年度発売)に対するユーザーや工事店・メンテナンス店などからの要望を踏まえ、設置スペースの削減や施工・メンテナンスの作業効率化に向け、部品レイアウトや形状を見直し、新たな「燃料電池発電ユニット(貯湯タンク内蔵)」を製品化した。

発電ユニットの設置スペース(狭小通路設置の場合)

 本製品は、構造の見直しとともに、部品点数を45%削減することで、“世界最小・最軽量”をうたうさらなるコンパクト化と17kgの軽量化を実現。施工やメンテナンス時の作業性が向上し、必要な作業員数も低減したという。設置スペースが現行機より20%削減されたため、設置場所の選択肢が拡大した。

 また、主要部品を改良し、現行機より定格発電効率(50%LHV)・総合効率(85%LHV)が向上したとする。さらに、停電時発電継続機能で停電時専用コンセントから家庭用冷蔵庫の使用が可能になった。なお、発電継続するためにはガスの供給が必要となり、エネファームミニが発電していない時に停電になった場合、停電時発電継続機能は使用できない。

 主要部品の耐久性向上により、耐久年数が現行機の10年から12年に延びたことで、保証期間も最長12年へと変更した。さらに本製品は、対応する熱源機を使用している場合、新設の熱源機が不要となり、より導入しやすくなる。

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