LG、ノートとしてもタブレットとしても使える「LG gram」の「2in1」モデルを発表

　LGエレクトロニクス・ジャパンは11月11日、モバイルノートパソコンシリーズ「LG gram」の新モデルとして、16型の大画面「2in1」モデル「16T90Q-KA78J」を11月17日より順次発売することを発表した。実売価格は28万4000円前後の見込み。

　本製品は、16型の大画面でありながら、最大19.5時間駆動の大容量バッテリーと、およそ1480gの軽量ボディー 、そして厳しい環境下での使用を想定した米国国防省「MIL-STD-810G」準拠のテストを7項目クリアした頑丈さという「LG gram」の特長はそのままに、360度回転するヒンジを採用することで、通常のラップトップ型だけではなく、テントのように立てて寝転がりながら映像を楽しんだり、360度回転させてタブレットのように絵を描いたりといった、使用シーンに合わせたさまざまな形で配置できる「2in1」モデル。カバーガラスは米コーニングの「Gorilla Glass Victus」を採用。落下や傷に強く高感度で繊細なタッチ、高解像度にも対応する。

　高感圧タッチペン「LG Stylus Pen（Wacom AES 2.0）」が付属しており、4096段階の筆圧やペンの傾きを感知して、まるで鉛筆で描いたような繊細で自然な描画が可能となっている。また、プリインストールされているWacom Notes、Bamboo Paperなどの対応アプリでメモ取りも快適に行なえる。

　さらに、これまでのマルチコアとは異なるアプローチの第12世代インテルCore i7-1260Pプロセッサーを搭載。従来の4コアから、合計12（Pコア×4、Eコア×8）にもおよぶコアによって40%近くパフォーマンスを向上。加えてメモリーは5200MHzのLPDDR5で約22%、ストレージはPCI-e Gen.4のNVMe SSDを採用し、従来に比べ最大2倍のパフォーマンス向上に成功したという。

　ウェブカメラもHD（1280×720）からフルHD（1920×1080）に強化、ノイズキャンセリングに対応したマイクも搭載し、ウェブ会議が増えた時代に合わせて進化。

　加えて、ビジネスでのパフォーマンスやセキュリティーを強化するための新機能｢LG Glance by Mirametrix｣を搭載。ログイン時の顔認証機能に加え、離席時の自動画面ロック機能、画面を見ていないときには画面にぼかしを入れたり、背後に人がいるときは画面上に警告を表示するなど、豊富なセキュリティー対策がなされている。自宅、オフィス、出張先まで様々な場所にパソコンを持ち運ぶ機会が増えた昨今に最適な製品だという。