glafit、バイクと自転車でモードを切り替える「モビチェン」発表。ブランドサポーターに三浦翔平氏が就任
ASCII.jp / 2022年12月2日 8時0分
2022年11月9日、電動バイク機能と自転車の機能を併せ持つハイブリッドバイク「GFR」を展開するglafit株式会社は、TUNNEL TOKYOにて「glafit戦略発表会」を開催。同社代表取締役CEOの鳴海 禎造氏とブランドサポーターに就任した俳優の三浦 翔平氏が登壇し、トークセッションが行なわれた。
前半は、鳴海氏がglafitのこれまでの歩みと今後の展望を説明。
glafit株式会社は、2017年9月にモビリティメーカーとして設立。製品の企画設計から販売サポートまで和歌山県和歌山市で行なっているのが特徴だ。会社立ち上げ前にハイブリッドバイクの初号機「GFR-01」をクラウドファンディングMakuakeにて発表し、当時の同サイト最高額である1億2800万円超を達成して話題となった。その後、バイク大手のヤマハ発動機と資本業務提携、パナソニックと電池パック関連の共同開発・資本業務提携を結ぶことで製品性能を強化し、2020年11月にはGFRをモデルチェンジした「GFR-02」を発表している。
GFR-02の最高速度は30km/h、航続可能距離は約34km。折り畳むと軽自動車のトランクルームに後部座席を倒さず積み込める。
「モビチェン」の装着でバイクと自転車の二刀流に
GFRのようなペダル付き電動バイクは国内外の他メーカーからも発売されているが、これらはペダルを漕いで走ったとしても日本の法律上はあくまでバイクの扱いであり、運転免許証携帯、ナンバープレートの取り付け、ヘルメット着用が義務付けられている。そこで、規制のサンドボックスを利用して正式に自転車として扱えるように開発されたのが「モビリティカテゴリーチェンジャー(略称:モビチェン)」(特許取得)だ。GFR-02にモビチェンを装着することで、日本で初めて道路交通法上の車両区分としての「バイク」と「自転車」を切り替えられる唯一無二の車両となる。
モビチェンは、ナンバープレートに装着するカバーで、車両内の機構と連動しており、ナンバーを隠した状態ではバイクの機能が使えなくなる仕組みだ。モビチェンは2022年11月より量産を開始し、GFR-02の後付けオプションとして2022年12月から発売予定だ(2万7500円、工費が別途必要)。
さらに踏力感知式クランクリングを採用し、モビチェンで自転車モードで使う場合も、電動アシスト付き自転車のようにペダルが重くなることはなく、軽く漕げるのが特徴だ。また、バッテリーは着脱式で、電池が切れても予備バッテリーに交換すれば航続距離を延ばせるのはうれしい。
2022年4月に可決した道路交通法の改正案では、新たに「特定小型原動機付自転車」という車両区分が設けられ、最高時速20キロ以下、全長190×幅60㎝(普通自転車サイズ)の電動モビリティは免許なしで乗れるようになる(ただし16歳以上)。今後、この新しい道路交通法が施行される2024年春に向けて、新区分「特定小型原動機付自転車」を対象とした新たな製品開発を進めていく計画だ。
会社設立5周年を記念して三浦 翔平氏がブランドサポーターに就任
後半は、glafitのブランドサポーターに就任した三浦 翔平氏とのトークセッションを展開。三浦氏はプライベートでGFR-02のシラハマホワイトに乗っているそう。
三浦氏は、「大型のバイクも持っていますが、それに比べて小回りがすごい効くんです。バイクが走れない道もモビチェンで通れますし。ハイブリッドで環境にも優しく、みんなの夢が詰まっているバイクですね」とコメント。
鳴海氏は、「夢が詰まっているのはまさにそのとおり。自転車を漕がずに進んだらいいな、バイクを自転車みたいに気軽に使えたらいいなと、みんな一度は想像したことがあるはず。そういった思いを凝縮して形にしたのがGFR-02です」と語った。
普段はどのように使っているの?という質問には、「趣味のサーフィンに行くときには、小さくたためて車に積みやすい。波チェックにはバイクモード、戻ってくるときは自転車モード、と2とおりの走りが楽めるのがいいですね」と三浦氏。サーフィン仲間や妻とも一緒に乗って走りたいとのこと。
鳴海氏は「みんなで乗るともっと楽しめると思いますよ。音がしないから会話がしやすく、海の波音などもよく聞こえます。速度はバイクほど出ないけれど、ゆっくり走る楽しさもあると思います」とアピールした。
なお、三浦氏のブランドサポーター就任を記念して、glafitの公式サイトのキャンペーンページでGFR-02やサイン入りトートバッグが当たるクイズキャンペーンを12月20日まで開催中だ。
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