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EPEIOS、エルメスなど手掛けた有名デザイナーによる家電!~でも高くない?

ASCII.jp / 2022年11月17日 16時0分

 デザイン性と機能性を兼ね備えた家電を提供することで、注目が集まっている新進ブランドEPEIOS(エペイオス)。その新製品発表会が、11月17日に開催された。

 EPEIOSはコロナ禍で在宅時間が増えた2020年ごろから、キッチン家電や生活家電に本腰を入れている。製品開発に当たっては、「シンプルで一歩進んだ製品を合理的な価格で提供」「物理的な豊かさだけでなく、心の豊かさを」といったコンセプトで臨んでいると、代表取締役会長の金成賛氏は話す。

代表取締役会長の金成賛氏

 発表会では、西洋で伝統的な火・水・土・風の四元素(Four Elements)にインスピレーションを得た“FoElem”シリーズを披露。エルメスを始めとしたファッションハイブランドとのコラボ製品も手掛けてきた、ブノワ・ピエールエミリー氏、ダミアン・オー シュリバン氏とコラボしたヨーロッパデザイン。従来の家電にはない機能と一体化したデザイン性の高さ、使いやすさなどに配慮した製品を展開する。

Four ElementsとIoTの組み合わせというコンセプトについて語る、代表取締役社長の駒崎竹彦氏

 年末から来春にかけて、スマート加湿器の「Heal」、スマートノンフライオーブンの「Chef」、スマートコーヒーメーカーの「Moca」、スマートファンの「Wind」という4つの製品を展開していくとした。スマートフォンやタブレットと連携し、多彩な機能を利用できるIoT機能も特徴だ。

ブノワ・ピエールエミリー氏
ダミアン・オー シュリバン氏

スマート加湿器「Heal」

 Heal(ヒアル)は、空から雨が降り、地上に返る循環をイメージした特徴的なデザイン。円錐状のガラスタンクは砂時計にインスピレーショを得ており、時の移ろいを表現しているという。加熱式、超音波式の2つの加湿モードを持ち、音・光・香の演出も特徴にしている。先行して実施したクラウドファンディングでは、デザイナーなどを明かさない状態でも出資者の7割が女性だったそうで、デザイン性の高さが高く評価されたとしている。

 4~7畳の部屋に対応し、加湿量は約220ml。加湿時間は最大10時間。本体サイズは幅400×奥行き201×高さ197mm、重量は2.65kg。発売は本日から開始。価格はオープンプライスで、実売価格は2万4000円程度。

スマートノンフライオーブン「Chef」

 Chefは丸鶏をそのまま焼ける本格的なオーブンで、ジューシーでヘルシーな調理が可能。スチームオーブン機能を新たに追加している。16種類のプリセットを持ち、ワンタッチで調理を開始できる。さらにスマホアプリと連携することで、焼き加減、焼き時間の設定が可能だ。

 倉庫内容量は14Lで本体サイズは幅350×奥行き352×高さ380mm、重量は10.8kg。発売は12月中旬以降。価格はオープンプライスで、実売価格は3万9000円前後になる見込み。

スマートコーヒーメーカーの「Mocca」 スマートファン「Wind」

 春ごろ(2023年4月以降)の発売を予定しており、まだ開発中だが、特徴的な機能とデザインを持つ2製品も披露された。

 Moccaはバリスタの淹れた本格的なコーヒーを自宅で楽しめる点がコンセプト。コーヒー豆が落ちてまた木に育つそんなデザインを採用している。重要なテイスト(味)については、アジア人初のワールドバリスタチャンピオンに輝いた、コーヒーコンサルタント井崎英典氏が監修。世界的バリスタが認めたおいしさが特徴になるという。実売価格は3万円前後になる見込み。

 Windは“旅するサーキュレーター”というキャッチフレーズで展開するサーキュレーター。ファンの部分はかなり大型に見えるが、これはジェット機のエンジンをモチーフにしたためだという。シンプルだが迫力あるデザインだ。旅すると称するのは、膨大な気象データをもとに、世界各地の風を再現できる機能を持つため。詳細は明らかになっていないが、旅先で感じたあの風を自宅で楽しめるという新しいコンセプトだ。実売価格は2万円前後になる見込み。

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