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「aiwa」が投入した初のタブレットは専用キーボードなどで拡張性が高い

ASCII.jp / 2022年11月26日 12時0分

 2022年秋から往年のオーディオブランド「aiwa」の名前を冠したスマートフォンやタブレットがJENESISより発売されている。「JA2-TBA1001」はその中でも中核製品と言えるミドルレンジのタブレットだ。

aiwaブランドのタブレット「JA2-TBA1001」

 JA2-TBA1001は10.3型IPSディスプレーを採用し、解像度は2000×1200ドット。表面はゴリラガラスに覆われており傷に強い。本体サイズは248.8×158.5×7.9mm、重量は490gで、このクラスのタブレットとしては一般的な大きさだろう。チップセットはMediaTekのMT8183を搭載、このSoCはAmazonのKindle Fireシリーズなどにも採用されているものだ。メモリーは4GB、ストレージは64GBと内蔵ストレージは少ないが外部ストレージとしてmicroSDカードも利用できる。ビデオ会議などに利用できるフロントカメラは800万画素で、横向きにしたときに中央上部のベゼル部分に内蔵されている。

ディスプレーサイズは10.3型

aiwaのロゴが入った特別感 オーソドックスなデザインで万人向け

 本体の作りはかなりしっかりしている。背面はツヤを抑えた仕上げになっており、指紋の跡などは残りにくい。中央に誇らしげに表記された「aiwa」のロゴに懐かしさを覚える人もいるだろう。背面右上のカメラは1300万画素のシングル構成で、タブレットとしては十分。本体からは若干出っ張っているのが気になるところだ。IP65の防水防塵にも対応し、水回りでも安心して利用できる。

背面にはaiwaのロゴが入っている

 側面を見ていくと、左側にはUSB Type-C端子を備える。また底部側には専用の5PIN端子が見える。これは別売のキーボード付きカバーを装着するためのもの。キーボードカバーはBluetoothではなく、接点接続のため取り付けるだけですぐに利用できる。今回キーボードは試せなかったが、日本語配列の80キーで重量は340gとのこと。

底面にはキーボード用の専用端子

 右側面には電源ボタンを備えている。また、スピーカーは左右合計4つを搭載しており、音楽再生機能も悪くはないので、ストリーミング配信の動画視聴にも向いていそうだ。本体上部はカメラ側の上にボリュームボタンを備えている。この方向から見るとカメラの出っ張りがわかるだろうか。

ボタン配置は一般的。クアッドスピーカーを搭載

 12型クラスのタブレットは片手で縦向きに持つとやや不安定になるが、10.3型のJA2-TBA1001は縦向きでもラクに持てた。混雑している電車内などはこの向きで持つのも良さそうだ。

10型クラスは縦向きでも十分使える

 標準のホーム画面はきわめてオーソドックスなデザイン。OSはAndroid 12で、ほぼ「素」の状態でインストールされている。操作マニュアルは「マニュアル」アプリからオンラインで閲覧可能だ。aiwaデジタルはイメージキャラクターにミュージシャンで俳優の石橋 凌氏を採用しており、ターゲットユーザーの年齢層はやや高め。紙のマニュアルを添付するのはコスト的に難しいため、ホーム画面からすぐにオンラインマニュアルにアクセスできるのは利用者のことがよく考えられている。

オーソドックスな配置のホーム画面

 プリインストールアプリも、マニュアル以外はほぼAndroid 12の標準的なもの。aiwaデジタル製品の特徴として「MAMORIO」がプリインストールされている。MAMORIOは多くの鉄道の駅の忘れ物センターに検知器「MAMORIO Spot」を設置するなどして、MAMORIOを発見しやすくしている。JA2-TBA1001もMAMORIOサービスをONにしておけば紛失時の捜索もより容易になるだろう。

プリインストールアプリはAndroid標準以外に「MAMORIO」「マニュアル」程度

性能はエントリー寄りのミドルクラス

 ベンチマークを測定するとAnTuTuは18万6657、Geekbench 5はシングルコア291、マルチコア1303で、ミドルレンジの製品であることがわかる。ハイパフォーマンスなゲームなど重い操作はやや不向きだが、ブラウジングなどは問題ない。ディスプレーのタッチの反応も良好で、一般的な利用なら不満なく使えるだろう。

AnTuTuとGeekbench 5のスコア

 タブレットでの一番の用途は動画視聴だろう。DRM Infoで確認するとWidevineはL3なので一部のストリーミングサービスは高画質での再生はできない。このあたりはスペックを考えると仕方のないところ。とはいえYouTubeの動画などは問題なく視聴でき、クアッドスピーカーの音も悪くない。価格的にはヘッドフォン端子も欲しいところだが、Bluetoothヘッドセットを接続しての視聴も特に気になることはなかった。

YouTubeビデオの視聴も問題ない

 また画面の分割表示に対応し、2つのアプリの同時表示も可能だ。分割操作もストレスを感じることはなくスムーズにでき、動画を見ながらウェブサイトやSNSを見る、といった使い方も問題ない。キーボードをつないで動画を見ながら作業することもできるだろう。なお、分割画面は左右でサイズを変えることも可能だ。

2つのアプリを分割画面で表示
画面サイズは2/3+1/3程度まで調整できる

【まとめ】タブレット入門機としてもオススメできる

 JA2-TBA1001の価格は3万9800円(サイトオープン記念価格)。このクラスの製品としてライバルはレノボの「Lenovo Tab M10 Plus (3rd Gen)」あたりだろうか。aiwaデジタル初の製品としてはバランスよくまとまっており、タブレット入門機としての購入も検討したい。専用キーボード(5180円)でビジネスユースにも対応できる拡張性も持っているなど、マルチユースに利用できる汎用タブレットと言えるだろう。

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