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Apple表参道にCocomiさんとティム・クックCEOがサプライズ登場 フルートの生演奏も披露

ASCII.jp / 2022年12月14日 19時15分

来日中のアップルのCEOティム・クックさんとフルート奏者 Cocomiさん

 Apple表参道で12月13日、「Exclusiveクラシックと空間オーディオの世界 with Cocomi」が開催されました。Today at Apple Omotesandoとしてはコロナ禍以降、初めての音楽イベントです。スペシャルゲストのCocomiさんは、4月29日にフルート奏者としてデビューアルバム「de l’amour」をリリースしています。

Cocomiさんがサプライズ登場、Apple表参道で生演奏を披露

 Apple表参道のおなじみの巨大なディスプレイの前に、この日のために特別にグランドピアノが用意されました。司会はApple MusicでJ-Pop Now Radioのパーソナリティを務める、ラジオDJの落合 健太郎さんです。落合さんの案内で、マスキュリンなスーツを身にまとったCocomiさんが登場、会場はひときわ大きな拍手に包まれ、生演奏がスタートしました。ピアノを担当するのは、谷 昴登さんです。

 演奏したのは、「クライスラー:愛の悲しみ」「J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013 ~第4楽章:ブレー・アングレーズ」「プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 作品94 ~第4楽章:アレグロ・コン・ブリオ」の3曲。

 多くのクラシックの生演奏はコンサートホールで披露されますが、この日は数メートル先にCocomiさんがいる状態。普段こんな状況では絶対に聴くことができないスペシャルな状況で、空気の震えまでもが伝わってくるようでした。

 来日中のアップルのCEOティム・クックさんも、Cocomiさんの演奏を一列目で観覧。演奏後にはフォトセッションが実施されました。

全方位から音に包み込まれるかのような Apple Musicの「空間オーディオ」

 現在Apple Musicでは、空間オーディオでCocomiさんデビューアルバムを視聴できます。

 Apple Musicはアップルが提供する音楽のサブスクリプションで、機能のひとつとして提供されているのが「空間オーディオ」です。これは、米ドルビーラボラトリーズが開発した「Dolby ATMOS」という立体音響方式のひとつをベースにしたもので、全方位から音に包み込まれるかのようなサウンド体験ができるのが特徴。第3世代以降のAir PodsやAir Pods Maxなどノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホン、ヘッドホンに対応しています。例えば自分の右側でギターが鳴り、左側でベースが響き、目の前でボーカルが自分に向かって歌いかけてくれている…そんな感覚を味わえるのが、Apple Musicの空間オーディオです。

 今回のような目の前でCocomiさんの演奏を聴く体験は、簡単には実現しませんが、空間オーディオでまさに目の前で演奏しているような音楽体験が可能になるのです。

ピアノを担当する谷 昴登さんとCocomiさん

CocomiさんがiPad Proを使う理由

 今は12月26日のデビューリサイタルに向けて、練習に励む毎日だというCocomiさん。「アップル製品との関わりは?」という落合さんの質問に対し、「今年、譜面をiPad Proに変えた」と教えてくれました。演奏の際にはピアノ譜とフルートの譜の両方がが必要なため、肩が外れるんじゃないかと思うぐらいの重さで運んでいたそうですが、移動が楽になったと話していました。今回も生演奏中に譜面として、iPad Pro 12.9を使用していました。

 またデビューアルバムのレコーディングはコロナ禍の影響のため、海外アーティストとのリモートセッションで実施されたという裏話も。ヘッドホンから聞こえるアーティストの旋律にあわせて、自分のメロディをのせていく作業がメインで、アルバム内の2曲「愛の小径」「Prince: Estrelita」だけはスタジオで収録したそう。参加アーティストの佐藤晴真さん、金子三勇士さんとそれぞれ別室のブースに入り、隔離した状態でお互いを見ながらヘッドホンを装着して演奏したとのこと。コロナ禍の収録はなにかと苦労が多かったようです。

 落合さんから、本人の楽曲が空間オーディオで配信されていることについて触れられると、「最初は自分で聞くのが恥ずかしかった」と答えたCocomiさん。ただ、ノイズキャンセリングできるヘッドホンで聞いたところ、当時使っていたフルートのブレスの使い方や間の取り方などが細かく聴こえ、「びっくりした」と話していました。本人がリアルに思い出せるほどのクオリティ、まるで隣で演奏をしてくれているように感じられるのも空間オーディオならではですね。

 司会の落合さんも「Cocomiさんのフルートには優しさと繊細さを感じますし、一音一音に命を吹き込んでいるような生命力を感じます」と大絶賛でした。目の前で聴く音はダイナミックかつ表現力がすばらしく、まるで一瞬にしてApple表参道がコンサートホールに変わってしまったかのようでした。

 Cocomiさんの来年の抱負は、「自分にできることを200%やりながら、一歩ずつゆっくり進んでいくこと」だそう。Today at Appleでのサプライズとして登場したCocomiさん。Apple表参道を訪れた人への、一足早いクリスマスプレゼントになったようです。

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