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ポタフェス 2022冬が東京でひさびさ開催!

ASCII.jp / 2022年12月17日 17時40分

 e☆イヤホン主催の「ポータブルオーディオオーディオフェスティバル」(ポタフェス)が東京で久々にリアル開催。「ポタフェス 2022冬 秋葉原」として12月17日にベルサール秋葉原で開幕した。国内外129ブランドが集い、新製品や注力製品を展示中だ。未発表製品を含む、多くの製品を試聴できる。

オーディオテクニカの巨大ヘッドホンも久々の登場

Wizardの趣味から生まれたマニアックな完全ワイヤレスFoKusに新モデル

 エミライブースでは、FiiOやNoble Audioの製品を中心に、発売前の製品を多数展示。特に、最近完全ワイヤレスオーディオのヒット作を数多く輩出しているNoble Audioは、このイベントで世界初公開という「FoKus Prestage」を参考出品し、試聴の列が絶えなかった。

 FoKus Prestageは、充電ケースや筐体に天然素材を活用した完全限定生産の完全ワイヤレスイヤホン。マートルウッドを染料に漬け、木材そのものに色を染み込ませた手の込んだ仕様になっており、製品ごとに異なる風合いが楽しめる。表面はクリア仕上げで高い質感だ。

FoKus Prestage
ケースも木製だ

 内容としては、同じく参考展示されていた「FoKus Mystique」と共通で、Knowles製のBAドライバー2基と8.2mmのダイナミック型ドライバーを併用したハイブリッド型になっている。また、ヒアスルー(外音取り込み)機能や通話品質に配慮したマイクなどを持つ。FoKus Mystiqueはフェイス部がGalaxyデザインになっているが、内側の形状などはMystique/Prestageで同じになっており、音質チューニングを担当したジョン・モールトン博士によると音調も一緒だとする。ただ、素材違いによる密閉感の違いなど細かな点の差異はありそうで、それが音の違いにつながる可能性はある。

FoKus Mistique
質感の高いフェイスプレート
内側のデザイン

 機能面では、専用アプリとの連携によって個々人の聴力や好みに合わせたパーソナライズが可能。Bluetooth 5.2準拠で、SBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveなどの各種コーデックに対応。左右同時伝送のTrueWireless Mirroring、マルチペアリング機能なども利用できる。発売時期や価格は未定だが、今冬が目安。Mystiqueが先行する見込みとのこと。

Prestageはこれまでも有線のカスタムイヤホン向けに展開してきた

 Noble Audioの製品ではこれ以外に、有線接続のイヤーモニターである「RONIN」も登場。Knowles製のBAドライバー、Sonion製のBAドライバー、静電型ドライバーという3種類の異なるドライバーを組み合わせた12ドライバー構成となっており、手作業で仕上げたデザインにも注目。2ピンの埋め込み型ソケットでリケーブルが可能となっている。付属ケーブルとパッケージはEletechが担当している。こちらも発売時期と価格は未定で、2023年中には発売できるのではないかとしている。

RONIN

FiiOの新機軸プレーヤーに注目、なんとオーディオ用キーボードも?

 FiiOブランドでは据え置き型のデジタルオーディオプレーヤーの「R7」、ハイレゾプレーヤーの「M15S」、DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプの「Q11」、デスクトップ用USB DAC「K9」、イントラコンカ型イヤホンの「FF5」、2BA+1DD構成のハイブリッド型イヤホン「FH15」、そして、オーディオ操作に特化したメカニカルキーボード「KB1」など、今回も参考出品が豊富。

左がR7、右がK9。K9は既発売のK9 Pro ESSからUSB端子やMQA対応を外したものだが、ハードウェア的にはほぼ同じで、THX-AAA 788+ヘッドホンアンプなどを搭載。

 注目のR7は、強力なUI・DAC部を持つデジタルオーディオプレーヤーに据え置き用のアンプを搭載させて電源を強化したらネットワークオーディオプレーヤーになるのでは?」というコンセプトで開発した新機軸の製品で、「M11Plus ESS」譲りのプレーヤー性能とTHX-AAA 788+」ヘッドホンアンプ回路を2基搭載。4.4mm、XLR(4pin)のバランス駆動用出力、XLRライン出力などを搭載している。DACはESS製の「ES9068AS」。PCM最大384kHz/32bit,DSD256の再生に対応。3000mW(32Ω・バランス出力時)と高出力でありながら、S/N比122dBの低ノイズ性を両立している。また、最大5段階のゲイン設定が選べ、感度の高いイヤモニからハイインピーダンスのヘッドホンまで幅広い機器を駆動できる。

 OSにはカスタム版のAndroid 10を採用。高品位な外部電源を接続できるDC給電モード、Ethernet端子、最大2TB対応のマイクロSDカードスロット、USBストレージからのファイル読み込みなどにも対応する。発売は今冬を予定。価格は未定。

KB1。何度も押したくなる押し心地

 また、KB1は、USBケーブルでPCやスマートフォン、DAPと接続し、音楽の再生/停止や切り替え、音量調整からミュート操作が可能な面白いコンセプトの製品。キーは3つのみで、ノブと合わせて専用のPC用ソフトでボタンコンフィグやLEDライト効果をパーソナライズできる。USB Type-C端子を背面と左側面に2基搭載。Kailh製「Kailh Box White Switch」のメカニカルスイッチ、TTC製のホットスワップソケットを採用。ボディ素材は堅牢な「アルミニウム-マグネシウム合金」をCNC切削加工したもの。ボディ底面には滑り止めと衝撃を吸収する役割を兼ねた「EVAフォームマット」を採用する。発売は今冬を予定。価格は未定。

M15Sは、人気機種となった「M15」の発表から1年半が経ち、最新世代ヘッドホンアンプ回路を搭載して登場。最大1100mW(32Ω・バランス出力時)もの大出力。Snapdragon 660搭載でストリーミングアプリのスムーズな動作が可能。
Q11は「Q1MK2」の後継機種として開発。ハイレゾ音源の再生にフル対応(PCM384kHz/32bit、DSD256)するほか、4.4mmバランス駆動用出力やUSB Type-C端子を搭載。小型・軽量でも最大600mW(バランス・32Ω時)の大出力だ。
FF5はイントラコンカ型イヤホンの最上位モデルで、カーボン繊維をベースにPU(ポリウレタン)を組み合わせた新型ダイヤフラムを採用。直径14.2mmの大型ダイナミックドライバーを搭載する。
FH15は「FH5」の後継機種で、Knowles製BAドライバー3基+カーボンファイバー振動板を採用した10mm径ダイナミックドライバーのハイブリッド構成。

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