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史上最高をうたう「iPhone 14 Pro」の進化した機能をレビュー

ASCII.jp / 2023年1月3日 10時0分

iPhone 14 Pro(表)

 2022年は9月に「iPhone 14」シリーズが発売された。デザインは「iPhone 13」シリーズからそれほど変化がない印象で、4つ角は丸みの形状、Proシリーズの側面は鏡面仕上げとなっている。また画面は6.1型であり、手に持ちやすいサイズであるのが魅力的だ。

ハイクオリティーのProカメラ

iPhone 14 Pro(裏)

 iPhone 14 Proは、iPhone 13 Proより65%もカメラユニットが拡大し、本体から大きく飛び出している。メインカメラは48メガピクセルに高画素化し、暗い場所でも繊細な写真を残すことが可能である。

カメラアプリの「写真」には0.5倍、1倍、2倍、3倍のスームが常設

 これまでよりも4倍の高解像度と光学2倍のズーム撮影が可能となり、カメラアプリに0.5倍、2倍、3倍のズームボタンが追加されている。

 ワンタップで被写体に近寄ることが可能で、近いものは0.5倍、遠いものは2倍、3倍のズームボタンを選択することで、自分はその場から動くことなく撮影に集中できる。

 ズーム機能はポートレートでも利用できるので、おしゃれな料理などの写真を撮りたいSNSユーザーにとっては、この機能の掛け合わせは嬉しいだろう。

カメラアプリの「ビデオ」に常設されている「アクションモード」

 さらにビデオモードでは、24fpsや30fpsの4K映像など高品質な映像を撮影することが可能。カメラアプリの「ビデオ」には、「アクションモード」が常設されており、手振れがほとんどないGoProのようなレベルで動画を撮影することができる。

操作を邪魔しない「Dynamic Island」の通知

 これまでのiPhoneでは、バッテリー残量が20%、10%、5%以下になると通知が届き、スマホの操作を止められてしまうことがあった。ゲームユーザーにとっては、この機能によってゲームが一時中断されてしまい、得の無い機能だと感じたこともあるだろう。

 しかしiPhone 14シリーズでは、画面上部の“Dynamic Island”に通知される。Appleウェブサイトにて「あなたがその時にしていることは邪魔しません」と記載されているように、その時の操作を止められることなく、バッテリー残量が低下していることを知らせてくれる。

ホーム画面上部には「Dynamic Island」

 “Dynamic Island”には、ほかにも通話や音楽などのアプリ起動中に情報が表示される。そこをタップすれば、ショートカットしてアプリに飛ぶことができるので、音楽を変えたい時などに便利だと感じることが多い。

マスクを装着したままでも解除できるロック機能

 顔認証によるロック解除はiPhone Xシリーズから搭載された機能だが、近頃のコロナ感染拡大防止の状況を受けて、外ではマスクをつけていることが当たり前となり、マスクを外さなければロックが解除できないことに、不便だと感じた人も少なくないだろう。それ以前のシリーズに搭載されていた「指紋認証の方ががありがたい」と思う声もちらほら。

設定アプリの「Face IDとパスコード」から「マスク着用時のFace ID」を設定できる(開封時のスタートアップからも設定可)

 しかし、iPhone 14シリーズの顔認証(Face ID)は、マスクを装着したままでもロック解除をすることができる。外出先でもスムーズにロック解除できるので、デメリットになっていた顔認証が改善された。

まとめ

 iPhone 14シリーズは、iPhone 13シリーズから見た目も含めて大きな変化が見られなかった、というレビューもあるが、各機能が拡張したのは間違いない史上最高のiPhoneだ。紹介した機能のほかにも長時間バッテリーや常時表示ディスプレーなど進化した機能が備わっている。

 登場して以来、ユーザーの心を掴んできたiPhoneシリーズの最新作。記事を読んで気になったらiPhone 14の購入を検討してみてはいかがだろうか。

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