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19分でフル充電と2億画素カメラが話題のシャオミ「Xiaomi 12T Pro」をクロレビ

ASCII.jp / 2023年1月1日 10時0分

極端なスペックが魅力のハイエンド シャオミ「Xiaomi 12T Pro」

 アスキースマホ総研の2人(オカモト、スピーディー末岡)が2022年冬の最新スマートフォンをクロスレビュー! 今回は12月16日に発売されたばかりのシャオミの最新ハイエンドで、充電速度を売りにする個性派モデル「Xiaomi 12T Pro」を紹介する。

シャオミ「Xiaomi 12T Pro」

 ミドルハイモデルを中心のラインアップだったシャオミが、今年最後にリリースしたのは2億画素カメラと120W充電(神ジューデン)という尖った性能を持つハイエンドモデル「Xiaomi 12T Pro」。ディスプレーは6.7型(1220×2712ドット)、SoCはSnapdragon 8+ Gen 1と最新のものを搭載する。メモリーは8GB、ストレージは128/256GB(ソフトバンク版は256GB)、本体サイズはサイズは約76×163×8.8mmで、重量は205g。

Snapdragon 8+ Gen 1搭載スマホの中ではやや少なめの8GBメモリーだが、それでもAntutu 9のスコアは約105万点

 カメラは2億画素の標準、800万画素の超広角、200万画素のマクロという3眼構成。フロントカメラは2000万画素。ソフトバンクでは120Wの充電機能を推しているが、カメラの2億画素もインパクトは大きい。バッテリー容量は5000mAhで、同梱されている120Wの充電器とケーブルを使えば2%から100%になるまで19分というから驚きだ。

2億画素で1/1.22型という大型センサーを搭載するだけにカメラ部の出っ張りはなかなか豪快。でもケースを付けて使うなら、あまり関係ない!?

 国内ユーザー向け機能としては、FeliCaをサポートするものの防水・防塵については、IP53と防滴レベルに留まっている。価格はSIMフリーモデルが10万9800円、ソフトバンク向けモデルの一括価格は14万3280円。

MIUIもスムーズでスピーカーもパワフル スマホ総研リーダー オカモト 評価:★★★★☆

 個人的にミドルクラスのシャオミ機を複数使ってきたが、その経験からもこれは実にいいスマホ。ミドルクラスでは若干のもたつきもあるMIUIの描写も本機であればスムーズそのものだし、Snapdragon 8+ Gen 1は放熱もしっかりされているのか、高負荷のゲームでもほんのり温かい程度。カメラは望遠レンズはないものの、頻用する2倍ズームでは写真にやや加工感はあるが不満無し。Harman Kardonのロゴがあるスピーカーはパワフルで広がりのあるサウンド。あと、公式にはうたわれてないが、マスク着用時の顔認証も確実ではないものの一応使える感じ。

 ただ、この価格帯だともう少し上にPixel 7 Proがあって、カメラは望遠やマクロがずっと上。防水もIP68。価格的にもう一声欲しかったところではある(日本ではPixelは特別にお買い得なのではあるが)。

ハイエンドだけどちょっと足りない 主席研究員 スピーディー末岡 評価:★★★☆☆

 120W充電は画面にパーセンテージが表示されるので、みるみる充電されていくのは楽しいし実用的。2億画素カメラもたしかにキレイだ。

 だが、ほかのハイエンドと比べると足りない部分があるのも事実。まずメモリーは8GBだが、最近のハイエンドは12GBが標準となっているし、内部ストレージもSIMフリー版の128GBは2億画素カメラで撮影することを考えると少なすぎる。しかもmicroSDカード非対応なので心許ない。肝心の2億画素カメラもたしかにキレイだが、撮影のときに2億画素モードにしないといけないし、1枚あたりの容量が大きい(50MB以上)ので気軽にパシャパシャ撮れないのがネック。

 そのほか、ハイエンドなのに5Gのn79非対応だったり、防水・防塵性能はIP53だったり、そして価格も10万超えになっているので、そこもオススメしにくいポイントだ(ハイエンドにしては安いほうだが)。

 ハイエンドは価格が高くなってもいいので全部入りでお願いしたい。

 

私たちがレビューしました!

アスキースマホ総研リーダー オカモト。スペックに載らない細かい話が好き

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