アッと驚く軽さ！ 13.3型モバイルノート「LIFEBOOK WU2/G2」の軽量薄型ボディーが凄い

ASCII.jp / 2023年1月6日 9時0分

　富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK WU2/G2」は、13.3型液晶ディスプレーを搭載した薄型モバイルノートパソコンだ。本体の素材や構造を見直すことで小型軽量化を進め、約800gを切る重量を実現しているのが大きな特徴。

　今回その実機を試すことができたので、製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを3回にわたって紹介していこう。

小型軽量ボディーと堅牢性の高さを両立

　最近のノートパソコンはナローベゼルの採用などで小型軽量化が進んでいて、従来の1クラス下のサイズを実現した製品も少なくない。そうした中でも際立ってコンパクトなのが、このLIFEBOOK WU2/G2だ。モバイルノートパソコンとしては比較的大きめの13.3型液晶パネルを搭載しながら、約307（W）×197（D）×15.5（H）mmという12型ノートパソコンに負けない小型サイズを実現している。

約307（W）×197（D）×15.5（H）mmというコンパクトな本体サイズを実現

　LIFEBOOK WU2/G2のディスプレーを開いて、まず目に留まるのがそのベゼルの細さだ。上辺と左右の3辺のベゼルは5～6mmほどしかないため、“枠”の存在を意識せずに画面に集中することができそうだ。

　LIFEBOOK WU2/G2の重量はパーツの構成によっても異なるが、25Whバッテリー搭載時の場合は約736gと、1kgどころか800gを切っている。より大容量の64Whバッテリー搭載時でも約865gしかない。評価機の場合は実測で783gだったが、これくらい軽いとノートパソコンの存在をあまり意識せずに持ち運ぶことができる。実際、カバンに入れて手に持ってみたときも「ひょっとして入れ忘れたのでは？」と脳がバグったくらいだ。

　小型軽量とはいっても堅牢性は高く、約200kgfの耐加圧や約35kgfの1点加圧、約76cmの落下試験、自転車振動試験などをクリアしている。本体はかなりスリムだが、素材自体の剛性が高いこともあって、ちょっとくらいラフに扱っても故障などの心配は少なそうだ。ディスプレーを開くときも、多少手に力が入ってしまってもたわんだりすることなく安心して開け閉めすることができた。

　本体カラーはピクトブラックとガーネットレッド、シルバーホワイトの3色が用意されている。今回はそのうちピクトブラックを試すことができたが、上品なマットブラックで傷や汚れなどが目立ちにくい印象だった。

ピクトブラックモデルは、光沢を抑えたマットな質感で、ビジネスシーンでも使いやすそう。天板のロゴだけ光沢感があり、デザイン的なアクセントになっていた

見た目の美しさにもこだわりが見られるキーボード

　本体のフットプリントが小さいにもかかわらず、キーピッチ約19mmのフルサイズキーボードを搭載しているのも好印象。このキーボードは側面が透明で、本体カラーと同色のキートップが浮いて見えるようになっている。富士通では「プリズムクリアキー」と呼んでいるが、その名の通り、光を反射してキラリと輝くのがおしゃれだ。

　今回試したLIFEBOOK WU2/G2の場合は、キーボードにバックライトが内蔵されており、キートップの文字と側面が白く光るため暗い場所でも各キーの判別がしやすかった。

　タッチパッドは左右のクリックボタンが搭載されたタイプだ。パームレストは一部を除き奥行きが65mm程度設けられていて、実際に手を置いてみたときも窮屈さは感じなかった。

キーピッチ約19mmのフルサイズキーボードを搭載している。タッチパッドは左右のクリックボタンが搭載されたタイプ

　最後にインターフェースを紹介しよう。最近のモバイルノートパソコンの場合、インターフェースが省略されがちで、周辺機器を使うにはアダプターやドックなどが必要になることも多い。本製品の場合はそのコンパクトさにもかかわらず、充実したインタフェースを搭載しているのも特徴になっている。

　本体左側面にはUSB 3.2 Gen2 Type-C（USB PD、DisplayPort Alt Mode対応）×2、HDMI、USB 3.2 Gen1 Type-A（電源オフUSB充電機能付き）、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子が、本体右側面には有線LAN、USB 3.2 Gen1 Type-A、ダイレクト・メモリースロット（SDメモリーカード対応）が搭載されている。別途アダプターやドックを用意しなくても多彩な周辺機器を直接つなげられるのは嬉しいポイントだ。