アップル、AI生成ナレーションを使用したオーディオブックを「Apple Books」に追加
ASCII.jp / 2023年1月6日 12時10分
アップルは同社が提供する電子書籍サービス「Apple Books」に、AIによって生成されたナレーションによるオーディオブックを追加したことを2022年12月15日に公表した。
Apple Booksで電子書籍を販売している著者は、自作にAIナレーション付きのオーディオブックの作成を申請できる。ただし現在は英語で書かれたロマンスとフィクション(文学・歴史・女性向けフィクション)のみに限定されている。
この機能についてアップルは著者向けのウェブサイトで、「小規模出版社やインディーズ作家など、製作コストや作業の煩雑さでオーディオブック作成を諦めている著者を支援する安価でアクセスしやすいオプション」であると述べている。
英語だが日本からも聞くことができる
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Apple Booksで「AI narration」と検索すると、対応する作品が一覧表示される。現在のところ英語のみ、ジャンルもロマンスとフィクションのみという限定的な対応となっている。
![](https://ascii.jp/img/2023/01/06/3473987/x/0a62a88013c7d641.jpg)
オーディオブックの詳細画面を開くと、タイトル/作者名の下に「Apple Booksによるナレーション」と表示されている。
AIボイスは作品のジャンルにあわせ、「Madison」(女声)か「Jackson」(男性)から著者が選択する。今後はノンフィクション/自己啓発ジャンル向けの「Helena」(女声)と「Mitchell」(男性)も追加するとしている。
アップルは生成されたナレーションについて「高度な音声合成技術と言語学者、品質管理スペシャリスト、オーディオエンジニアのチームによる重要な作業を組み合わせたもの」と自信を見せている。
「人間の声ではない」が聞き取りやすい
確かに「人間の声ではない」ことはわかるが、合成音声特有の聞きづらさはあまりなく、むしろひとつひとつの単語がはっきりと発音されており聞き取りやすく感じた。英会話リスニングのテキストにも使えるかもしれない。
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