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2023年の格安SIMは、楽天の新プランやMVNOの大容量系サービス強化があるかに注目

ASCII.jp / 2023年1月8日 15時0分

 主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。今回は2023年の格安SIMの状況について、簡単な予想(願望?)をしていこう。

楽天モバイルは今春も新プランを出す可能性はある?

 2023年も楽天モバイルは大きな注目を集めそうだ。昨年、「1GBまで0円」を廃した新プランを開始。それでも引き続き月3278円で使い放題なので、ヘビーユーザーにとってのメリットは大きいが、3GBまで月1078円、20GBまで月2178円という料金はややインパクトに欠ける。実際にはここに国内通話定額も含まれるので十分オトクではあるのだが、定額対象にするには専用アプリが必要という部分が今となっては複雑であるほか、そもそも「かけ放題」自体に魅力を感じないユーザーも最近では多いだろう。

データ通信を使いまくる人や通話定額込みという点に魅力を感じる人には今でもオトクな楽天モバイルだが、より広いユーザーをカバーするためにも新たな料金プランは必要か?

 となると、今年の春も新プランが登場しても不思議ではない。「1プラン」ではなくなるが、通話定額を切り離したり、他の形態のプランにも期待したい。

サービス内容がほぼ完成した感があるMVNOの格安SIM 大容量系や使い放題系で新発想のプランに期待したい

 MVNOの格安SIMは、月1000円程度でライトユーザーには十分な通信量、昼休みの時間帯での通信速度も実用レベルに、かけ放題オプションも一般化(オートプレフィックスで専用アプリも不要に)、eSIMに対応するサービスも徐々に増えている……というわけで、ユーザーにとってこれといった不満はないのと同時に、進化の余地が小さくなってきているのは確か。

料金の安さも回線品質もかけ放題も、ある意味完成型と言える状態にまで改良が進んだMVNOの格安SIM。それでユーザーの伸びが一段落しているとすれば、次はどんな展開を試みるか

 大容量プランや使い放題系プランで個性的なプランを展開するサービスが出てくるのか、現状のサービス内容のままプロモーションなどに力を入れるのか、MVNOにも注目していきたい。

サブブランドは3社の開始からまもなく2年 そろそろプランの見直しなどがあっても不思議ではない?

 そのほかでは、「ahamo」「povo」「LINEMO」の大手3社のオンライン専用プランだろう。ユーザーのアップセルを狙う「ahamo大盛り」が昨年に登場したが、各サービスの開始から2年。そろそろプランの見直しなどがあっても不思議ではない。

LINEMOは月3GBと月20GBの2プラン構成。1月に通信量が2倍使えるキャンペーンを実施中だが、スマホで動画を見まくる若年層をターゲットにした大容量プランは出るか?

日本通信SIMが、新規契約時の本人確認に マイナンバーカードが使えるようになった

 最後に先週のニュースを1つ。日本通信の「日本通信SIM」は、オンラインでの新規契約の個人確認時にマイナンバーカードを用いた公的個人認証サービスが利用可能になったと発表した。

日本通信SIMがマイナンバーカードを用いた個人確認に対応。eSIMでの申し込み時は最短で当日利用可能になるとのこと

 従来は、申し込み時に運転免許証の写真をアップロードする作業などが求められたが、その手間が不要になったほか、マイナンバーカードに含まれる情報を申し込みフォームに自動入力するので、ミスもなくなるとしている。実際の申し込み時は日本通信が提供している専用のiPhoneアプリから操作する。Android版については準備中とのこと。

人気の音声通話付きSIMの料金表(税込)

※1:au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある ※2:加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される(以降、月550円) ※3:加入から1年無料のキャンペーンで通信量が増量される(2年目以降、月550円)

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