CES 2023で発見! ちょっと変わったスマホ・モバイル系のアクセサリーたち
ASCII.jp / 2023年1月13日 10時0分
CES 2023では大手企業が派手な展示をする一方で、スタートアップやベンチャー、あるいは中国のOEMメーカーなども積極的な展示を行なっていた。その中からモバイルやスマートフォンに関連した展示物をいくつか紹介しよう。
充電不要、腕時計バンドを活動量計にする「BHeart」
Baracodaの「BHeart」は一見するとただのブレスレットに見えるが、腕時計のバンドとしても使える形状になっている。このバンドの中央には心拍系など活動量を計測するセンサーが内蔵されており、普通の腕時計で日々の健康状態や運動量を計測できるようになる。ソニーのwenaが腕時計をモバイルペイメント対応にするバンドのように、BHeartも腕時計をスマート化してくれる。
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しかも、ベルト部分には太陽電池と温度を使った発電センサーが搭載されている。太陽電池は室内の光でも本体の充電を可能にしてくれ、また温度発電センサーは手首に巻いているときに体温を使って充電してくれる。すでに太陽電池や体温で充電できるスマートウォッチは販売されており、これらの技術は十分実用的なのだろう。しかも、BHeartは時計部分を持たずセンサーからのデータ取得とBluetooth/Wi-Fiによるスマートフォンとの接続だけに電力を使うため、より少ない電力で動くわけだ。なお、iOSとAndroidで利用できる。
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スマホゲーマーに最適な ペルチェ素子空冷ファン付きゲームパッド
スマートフォンに取り付けるゲームパッドは様々なものが発売されている。Gamesirの「Gamesir X3 Type-C」はパッドの裏側にスマホクーラーを内蔵した製品で、日本でもECサイトで販売されている。ASCII.jpでもレビュー済みだ(スマホを本格ゲーム機にするコントローラー「GameSir X3 Type-C」はゲーマーの味方!)
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本体はクリップ式。高さ110mmから179mmのAndroidスマートフォンを挟み込むことができる。スマートフォンとの接続はBluetoothではなくUSB Type-Cのためボタンの遅延もほとんどないとのこと。
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背面のクーラーは空気だけで冷却するのではなく、スマートフォンとの設置面にペルチェ素子を張り付けた本格的な構造。なおクーラーを使うには別途USB Type-Cケーブルによる給電が必要だ。
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なお、ABXYのボタンはマグネットで脱着式のため交換できる。Xboxレイアウト、Switchレイアウトを入れ替えることができるわけだ。スマートフォンでゲームプレイ中に本体の発熱を感じる人は使ってみるといいかもしれない。
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スマホ用の定番温度センサーがワイヤレス化 FLIR ONE Edge Pro
サーモグラフィーカメラ専業のTELEDYNE FLIRからは、スマートフォンの外付けカメラとして使える「FLIR ONE Edge Pro」を出展した。同社は過去に、スマートフォンの下部端子に直接取り付けることのできるサーモグラフィーカメラを発売したが、Lightning用、Type-C用と2種類を作り分ける必要があった。FLIR ONE Edge Proはスマートフォンとの接続をワイヤレスにしたことでiOS、Androidどちらのスマートフォンでも利用できるようになった。
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本体サイズは149×37.5×35mmのスティック状で重量は153g。静止画のみならず動画の撮影もできる。バッテリー容量は不明だが充電時間は60~90分、動作時間は1時間30分。USB Type-Cケーブルで充電する。
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本体にあるクリップをスマートフォンにはめることで、スマートフォンと一体化させることもできる。測定温度範囲はマイナス20~120度、および0~400度とのこと。
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3年で分解して地球に戻るスマホケース
Pevetのスマートフォンケースは生分解性プラスチックを素材に使っている。廃材をベースに作られたTOA-TPU素材は、ケースを使い終わった後に埋め立て処理を行なうと、3~5年で有機物と有機ガスに完全分解するという。またブルーの製品は、売り上げの一部がさまざまな海洋保護プロジェクトを支援する「The Ocean Agency」に寄付されるという。
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またこの手の製品は環境対策を意識したパッケージのものが多いが、それでは若い世代などが敬遠してしまうこともあるため、カラフルで親しみのあるパッケージも提供。地球環境に関してより広い層に認知を広げたいとのことだ。
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AirTag互換製品も多数登場
荷物の紛失などの時にトラッキングできるAirTagは便利な製品だが、装着するカバンなどによっては専用ケースを買うなど追加費用も必要になる。そこで、単体でカバンなどに取り付けられるクリップなどを備えたAirTag互換のトラッキングデバイスが様々な会社から出展されていた。
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Skytech Creationsの「SKYTAG」は日本のクラウドファンディングでも購入者を募り、現在日本でも販売されている小型デバイス。キーホルダーに付けたりハンドバッグに装着したりと、そのまま使える。本体重量は11gと軽量だ。バッテリーを内蔵し専用ケーブルで充電するが、バッテリー駆動時間は3ヵ月なので問題ないだろう。
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1日5回のお祈り時間を 子供にも教えてくれるキッズウォッチ
スマートフォンやスマートウォッチのODMメーカーであるUmeoxは、子供用のスマートウォッチを参考紹介していた。「QURAN Kids Watch」はイスラム教徒の子供たちに1日5回のクルアーン(コーラン)の時間通知や読み上げをしてくれる。宗教の習慣は信仰者にとっては重要なものであり、子供たちにもその習慣をしっかり身に着けることを支援してくれる。単体での音声・ビデオコールに対応し、nanoSIMカードを入れてLTEでの通信が可能だ。
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電子ペーパータブレットはペン入力が標準になる
ファーウェイの「HUAWEI MatePad Paper」やアマゾンの「Kindle Scribe」など、電子ペーパー端末もスタイラスを使ったペン入力に対応したモデルが増えている。OEM/ODMメーカーのGeniatechの「KloudNot」は10.3型(1872×1404ドット)のE Inkペーパーをディスプレーに採用。4096快調の圧力検地を備えたスタイラスを利用できる。手書き文字のテキスト化や読み上げ、録音しながらの手書きにも対応。手書きノートのクラウド連携機能も提供する。
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海外旅行先に着いたらすぐにeSIMを使おう
CELITECHは旅行会社向けにグローバル対応eSIMのAPIを提供している。同社がMVNOで直接サービスを行なうのではなく、旅行会社が自社のeSIMとして「独自キャリア名」「料金プラン」「開始時期タイマー」などを顧客に提供できるという。eSIMそのものはQRコードを読み取るなどして、スマートフォンへの導入も簡単だ。
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旅行会社は顧客の旅行スケジュールに合わせて、eSIMを自動開通させることがでる。たとえば2月1日からハワイに行くお客さんに、1月中に旅行パッケージの販売とeSIMのQRコードを渡しておく。お客さんはeSIMをすぐにスマートフォンに入れてもいいが、その時点では使えない。そして2月1日にハワイに到着したときにeSIMが開通し、現地SIMとして低料金のデータ通信を利用できるのだ。さらにはキャリア名も旅行会社がカスタマイズ可能、たとえばだが「ASCII.jp」なんて表示にも設定できる。旅行会社の顧客満足度を高めるサービスになるわけだ。
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