軽さだけでなく操作性もグッドな13.3型モバイルノート「LIFEBOOK WU2/G2」
ASCII.jp / 2023年1月13日 9時0分
13.3型液晶ディスプレーを搭載しながら800gを切る軽量ボディーを実現した富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK WU2/G2」。毎日持ち歩きたくなる機動性の高さに注目が集まりがちだが、オフィスや自宅で腰を据えて業務を行なう際の操作性はどうだろうか?
前回は外観を中心に取り上げたが、今回は実際に様々なシーンで試してみてわかった使い勝手について紹介していこう。
見やすいだけでなく使いやすさも考慮されたディスプレー
LIFEBOOK WU2/G2のディスプレーは、画面サイズが13.3型ワイド、解像度がフルHD(1920×1080ドット)、アスペクト比が16:9というスペックだ。色再現性の高い「IGZOパネル」を採用しているため、微妙な色の違いも見分けやすく、プレゼン資料の作成や写真の色補正などがはかどった。
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ディスプレーは最大180度まで開くことができる。そのため、オフィスや書斎の机の上に置いて作業するだけでなく、奥行きが狭いカフェのカウンターテーブルや膝の上などに置いた場合も簡単に画面を見やすい角度に調節することが可能。また視野角が広いため、180度開いた状態でも表示が見やすく、対面の打ち合わせで相手に画面を見せた際の情報共有もしやすい。
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ディスプレー上部にはウェブカメラが内蔵されているが、使わないときはプライバシーカメラシャッターをスライドさせることでレンズ部を物理的に覆い隠せる。そのため、オンライン会議アプリの操作を間違えてうっかりカメラをオンにして無防備な姿を晒してしまうような失敗を防ぐことが可能だ。在宅勤務でオンライン会議に参加する際には、とくにありがたみを感じることだろう。
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映像や音声の出力を行なうための端子が本体左側面にまとめられているのも使いやすく感じた。外付けディスプレーやマウスなどの周辺機器をつないで使う際に、本体の右側を空けておくことができるため、ケーブルで邪魔されずに外付けマウスを動かすことができる。もっとも左利きの人の場合は感想が変わってくるかもしれないが……。
ちなみに、本体左側面にはUSB Type-Cポートが2基搭載されているが、いずれもUSB Power DeliveryとDisplayPort Alt Modeに対応しており、市販のUSB充電器やモバイルバッテリーで本体を充電したり、外付けディスプレーに映像を出力することができる。USB充電器やモバイルバッテリーは45W以上の出力があれば、本体を充電しながら使用することも可能だ(モデルによっては65W以上の出力が必要)。
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製品には比較的小型軽量のACアダプターが付属しているが、出先で充電したいときなどにモバイルバッテリーを利用できるのは心強いポイントだ。
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タイピングが快適すぎるキーボード
LIFEBOOK WU2/G2は、ディスプレーを開くとヒンジが少し持ち上がってキーボードに少し傾斜がつく仕掛けになっている。タイピングしやすいうえに手首に負担がかかりにくいため、長時間の業務も快適だ。
またヒンジが持ち上がることによって本体底面が机面に密着しにくくなるため、排熱効率が上がるのもメリット。膝の上に置いて使用しているときも熱が伝わりづらいため、高負荷時でも比較的不快感は少なかった。
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キーボード自体もかなりしっかりしたつくりになっている。キーピッチは約19mmで、キーストロークは約1.5mm確保されている。ノートパソコンによっては一部のキーのみ幅が狭くなっていることもあるが、本機の場合はそういった変則的なサイズのキーがなく、タッチタイピングがとてもしやすかった。バックライトが内蔵されていて暗所でもタイピングしやすいのと、矢印キー(カーソルキー)の配置に段差がつけられていて、ほかのキーと区別しやすいのも評価できるポイントだ。
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タッチパッドは独立したクリックボタンが搭載されたタイプを採用。クリックボタン一体型に比べるとタッチ操作できるスペースが小さくなりがちだが、ドラッグ&ドロップなどのように、クリックした後にホールドする操作はこちらの方がやりやすく感じた。もう少しタッチパッドの天地があると文句なしだが、一般的な用途で窮屈さを感じる場面は思ったより少なく、十分快適に操作することができた。
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出先で使う際に重宝したのが、電源キーに内蔵された指紋認証センサーだ。あらかじめ指紋を登録しておけば、指で触れるだけでログインすることができる。今回試した限りでは、指紋の認識速度も精度も高い水準で、パスワードレスでスムーズに使い始めることができた。
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持ち運びやすさだけでなく、操作性にも配慮が見られるLIFEBOOK WU2/G2。今回は、その使い勝手を中心に紹介したが、次回は気になるパフォーマンスを検証していく。
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