モバイルワークで活躍するスタイリッシュでスタイラスペン付属2in1ノートPC、MSI「Summit E13 Flip Evo A12M」
ASCII.jp / 2023年1月20日 11時0分
春の新生活に向けて、そろそろ動き出す時期だが、仕事にプライベートに活用したいマシンの買い替えを検討している人も多いことだろう。最近は会社でも学校でもテレワークでの作業が多く、モバイルできる堅牢でかつパワフルなマシンが理想だ。
そこで今回オススメしたいのが、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Summit E13 Flip Evo A12M」シリーズだ。MSIというとなんとなくゲーミング系マシンのラインアップが多い印象はあるかもしれない。だが、ビジネス&クリエイター向けモデルも充実しており、Summitシリーズはスタイリッシュでモバイルワーク向けの製品。早速どんな製品なのかレビューしていきたい。
Core i7-1280Pを搭載し画面比率16:10のディスプレーを採用
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まず外観から見ていくと、エッジがカッパー色に輝く、ちょっと高級感のあるデザインが目を引く。CNCミルドによるアルミ削り出しのボディを採用し、ブラック天板にはカッパー色のMSIロゴが渋い。
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サイズは300.2(W)×222.25(D)×14.9(H)mmで重量は1.35kg。薄いながらもアメリカのMIL規格「MIL-STD-810G」に適合する高い耐久性を備えている。
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フリップタイプの2in1マシンで、液晶部分のヒンジが360度に回転し、タブレットのような状態でも利用可能だ。ディスプレーは13.4インチでタッチ操作が可能。フルHDより縦方向に長い画面比率16:10のディスプレーを搭載し、ビジネス向けアプリなどでより広い領域をひと目で確認しながら作業できるのが特徴だ。
タッチパネルに合わせて、アクティブスタイラス「MSI Pen」が付属。4096レベルの筆圧に対応し、2種類の替芯により描き心地のいい方を選べる。ペンは側面にUSB-C端子があり、付属のケーブルで充電が可能。最大65時間の連続利用が可能となっており、バッテリー残量はタスクバー上にも表示される。
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キーボードはほぼフルサイズで、ストロークは短めなものの比較的打ちやすい。タッチパッドは横長に広いが、ホームポジションに対してセンター配置ではないため、右手の母指球がタッチパッド部分に触れてしまうのが少々気になる。ただ、触れてもほぼ反応しないので、タイピングの邪魔にはならないはずだ。
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パームレストには指紋認証センサーを搭載し、顔認証対応のWebカメラと併せてセキュリティ対策もバッチリ。右サイドにカメラのオン/オフスイッチが搭載されているので、Web会議以外はオフにしてハッキング防止にも気を配っている。
インターフェースは、HDMI×1とトレー式のmicroSDスロット、オーディオコンボジャック、USB3.2 Gen1 Type-A×1、Thunderbolt 4対応USB Type-C×2(USB PDに対応)が備わっており、ビジネス用途で別途ハブや変換ケーブルがなくても、映像出力やUSB-AタイプのUSB機器が利用できる。
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中身は、第12世代インテルCore i7-1280Pを搭載したインテルEvoプラットフォームマシン。14コア(6P+8E)/20スレッドで、Pコアが1.8~4.8GHz、Eコアが1.3GHz~3.6GHz。モバイル向けとしてはパワフルなモデルだ。GPUはCPU内蔵インテルIris Xeグラフィックスで、メモリーは16GBか32GBのLPDDR5オンボード。ストレージはPCIe 4.0対応のM.2 NVMe SSDで、1TBと512GBが用意されている。
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無線LANは最大2.4Gbpsの高速通信が可能なWi-Fi 6に対応し、Web会議向けにAIを活用したノイズキャンセリング機能を搭載。マイクとスピーカー出力の両方に対してノイズ除去を行なってくれるので、明瞭な音声で聞き取りやすくなる。テレワークでの利用には欠かせない機能だ。
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ちょっとした3Dゲームもこなせる能力
それでは、マシン性能をチェックしていこう。今回お借りしたモデルは、「Summit-E13FlipEvo-A12MT-038JP」で、メモリーは32GB、ストレージは1TBとなっている。ベンチマークテストは、給電した状態でマシンの性能をコントロールする「MSI Center Pro」アプリにて、AIによる自動調整の「Smart Auto」と「ハイパフォーマンス」(クーラーブーストモード)で行なっている。
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まずは、CPU性能を測る「CINEBENCH R23」から。計測は初期設定の10分間回したときの平均値としているので一発測定よりは値が低くなる。
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結果は、マルチコアが9000pts前後、シングルコアが1644ptsとなった。「Smart Auto」と「ハイパフォーマンス」とでは約180pts差がつき、ハイパフォーマンスモードでの効果があることがわかった。
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続いて、アプリを操作したときの性能を測る「PCMark 10」を行なった。結果は「Smart Auto」で4925、「ハイパフォーマンス」で5447と、500近い差が生まれた。底面から吸気し、背面から排気する冷却だが、「Smart Auto」では冷却用ファンがフル回転までいかず、温度上昇により性能が抑制されているためだ。ただ、性能的には落ちてしまうものの、ファン音はかなり抑えられるため、作業するには「Smart Auto」がオススメ。エンコードなどマシンから離れて作業するようなときは、クーラーブーストにすると効率的だろう。
CPU内蔵GPUだが、3DCG性能を測る「3DMark」も実行してみた。実行したのは、いちばん軽いDirectX 12を利用した「Night Raid」、DirectX 11を利用した軽めの「Fire Strike」、DirectX 12を利用し、少し重めの「Time Spy」の3つだ。
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結果は、Time Spyは2000を切ってしまい厳しいものはあるが、Fire Strikeは5000を超えており、軽めの3DCGゲームならギリいけそうだ。Night Raidは18000を超えており、ビジネス用途として使う性能としては十分すぎるレベルといえる。
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ゲームのベンチマークテストも行なってみた。軽めの「ドラゴンクエストX ベンチマークテスト」では、フルHDサイズの「最高品質」設定で「Smart Auto」が9200程度、「標準品質」設定で10500程度。「ハイパフォーマンス」だと「最高品質」設定で10900程度、「標準品質」設定で12700程度と、少し差がついた。ただ、いずれも判定は「とても快適」なので、どのモードでプレイしても問題ない。
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もう1つは、ドラクエよりは少し重い「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行した。「高品質(ノートPC)」と「標準品質(ノートPC)」の2種類を計測。結果は、高品質で5587と6456、標準品質で7816と8827となり、標準品質でハイパフォーマンスであれば「快適」の評価となった。さすがに、内蔵GPUだと厳しいので、グラフィック設定を見直せばなんとかプレイできるレベルになるだろう。
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ストレージ性能は「CrystalDiskMark 8.0.4」で計測。PCIe 4.0接続のM.2 NVMe SSDとしてはハイパフォーマンスな結果となった。読み書きが速いと作業効率もアップするので、需要なファクターだ。
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最後に、「PCMark 10 Modern Office Battery Life」によるバッテリー性能についてもチェックしてみた。電源モードは「トップクラスの電源効率」とし、画面の輝度は20%にして計測している。公称値は最大12時間だが、負荷の高いこのテストで8時間58分となかなか好結果を出している。これだけもてば、ちょっとした外出ならACアダプターいらずで作業できるだろう。
長く使うことを考えてマシンを選んでほしい
実際に使ってみると、画面サイズは13.4インチながら16:10のアスペクト比ということで、意外と広く感じる。特に表計算系だとフルHDより広い範囲のセルが表示できるので、作業効率的にもアップするはずだ。また、薄くて持ち運びやすく、バッテリー駆動時間も長いのでモバイル性も高い。20スレッドのCPUは負荷の高い動画のエンコードで、活躍しそうだ。
実売価格は、今回紹介した「Summit-E13FlipEvo-A12MT-038JP」で26万9800円前後。それなりのお値段はするが、GPUはCPU内蔵なものの、モバイルマシンとしての性能は高く、2in1タイプで薄型軽量、スタイラスペンもついてくることを考えたら、妥当なのではないだろうか。数年先のことも考えてよい性能のマシンを購入することが重要。久留米工業大学が導入した実績もあり、仕事にプライベートに活躍する本製品は、新生活のお供に検討してみては?
Summit E13 Flip Evo A12Mシリーズ詳細ページ MSI製品販売店を調べる MSIサイト
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