【格安スマホまとめ】mineoから月250円の新プラン登場 最大32kbpsも通話専用やサブ回線に便利そう

　主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週はmineoが発表会を開催。最大32kbpsながら月250円で音声SIMが使えて、かけ放題との組み合わせや受話専用に適した「マイそくスーパーライト」を開始する。

個性的なサービスを提供しているmineoから、また新しいプランが登場！

データ通信の制限は厳しいが、月250円で使える音声SIM かけ放題や受話専用回線、サブ回線に適している

　mineoから注目の新プラン「マイそく スーパーライト」が登場。2月22日に提供が開始される。

　従来の「マイそく」が、平日昼休み（月～金曜の12～13時）に速度制限（最大32kbps）される代わりに、それ以外の時間帯は最大1.5Mbps／3Mbpsなどで使い放題だったのに対し、今回の「マイそく スーパーライト」では、常時32kbpsとなっている。

　最大32kbpsではSNSなども厳しいため（テキストのみのメールならなんとかというレベル）、データ通信の利用は極めて限定的だが、音声中心の用途であればいろいろな使い方が考えられそうだ（電話番号での通話用の通信は制限されない）。

VoLTE通話などでは通信速度の制限はかからないとのこと

　たとえば、オプションの「時間無制限かけ放題」（月1210円）を追加すると、合計月1460円でかけ放題の回線に。また、サブ回線／受話専用回線としての使い方も便利。基本料0円の「povo2.0」と比べると、mineoはドコモ／au／ソフトバンクの3社のネットワークから選択できるのはメリットだろう。また、どうしてもデータ通信が必要なケースでは、1回330円の課金でそこから24時間はデータ使い放題となる。

　また、mineoでは2月から「10分通話パック」が追加された（mineoの通話定額オプションは「時間無制限かけ放題」と「10分かけ放題」（月550円）と合わせて3つに）。この「10分通話パック」は月110円で、440円分（最大10分間）の通話が可能というもの。月数回、短時間の通話をするケースに便利だろう。

新たな通話定額オプションとして、月110円の「10分通話パック」が登場。使わなかった場合は、最大10分相当分が翌月に繰り越される

　さらにmineoでは、Aプラン（au回線）に加え、Dプラン（ドコモ回線）でもeSIMに対応（2月22日から）。なお、Sプラン（ソフトバンク回線）は、引き続き開始時期は「未定」とのこと。

昨年8月に開始されたAプランに続いて、DプランもeSIMをサポート

mineo、広告で使われたデータ通信をカウントフリーにする 無料サービス「広告フリー」を3月開始

　もう1つ、mineoが新発想のサービスを3月に開始。それが「広告フリー」だ。

　スマホ用アプリとして、広告の表示をブロックするウェブブラウザーなどはこれまでも存在したが、「広告フリー」は広告自体をブロックするのではなく、広告分のデータ通信をカウントフリーとして、通信量が減らないようにするというもの。

まったく新しいサービスとして「広告フリー」が開始。申し込みは必要だが、無料で利用できる

　現在のデータ通信が広告かどうかはIPアドレスから判別するため、YouTubeやSNS上の広告など、技術的に区別が困難でカウントフリーにならないものもあるが、その代わりに無料で利用できるサービスなので、ユーザーにとっては得することは間違いないと言える。

　なお、接続先のIPアドレスを機械的に判別するため、ユーザーの同意／申し込みは必須。また、「広告フリー」で節約した分の通信量は後からアプリやマイページで確認できる。

どれだけ通信量を節約できたかをアプリやマイページで見ることが可能

人気の音声通話付きSIMの料金表（税込）

^{※1：au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある ※2：加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円） ※3：加入から1年無料のキャンペーンで通信量が増量される（2年目以降、月550円）}