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時間がかかる現像や動画書き出しを高速化! raytrek新PCはクリエイターの強い味方に

ASCII.jp / 2023年2月13日 11時0分

「raytrek 4CXVi-K」

 シルバーが基調の洗練されたデザインを採用した、サードウェーブのクリエイター向けブランド「raytrek」のミドルタワーデスクトップパソコン「raytrek 4CXVi」。“クリエイター向け”をうたうだけあって性能が高く、冷却効率や拡張性を重視した筐体には16コア/24スレッドの最新CPUや高性能ビデオカードが搭載されている。

 今回は各種ベンチマークやクリエイティブ系ソフトを使用して、その性能をチェックしてみた。

第13世代CoreプロセッサーとRTX 3060 Tiを搭載

 「raytrek 4C」シリーズは、シルバーとブラックのツートンカラーが印象的なクリエイター向けデスクトップパソコンだ。作業空間になじんで創作活動の邪魔にならない洗練されたデザインや、冷却効率の高さ、増設・交換やメンテナンスのしやすい筐体などが大きな特徴になっている。

 ラインアップのうち「raytrek 4CXVi」は、イラストや画像・動画編集、3DCGなど幅広いクリエイティブ作業に向いたミドルモデルで、おもな試用機のスペックは次のとおりになっていた。

 スペックを見るとわかるように、「raytrek 4CXVi」にはCPUやメモリー、ストレージを強化した「raytrek 4CXVi-K」モデルが用意されている。今回試したのはこちらの強化バージョンの方を試用した。

 Core i7-13700Kは、Pコアと呼ばれる性能を重視したコアを8基、省電力で高効率なEコアを8基組み合わせた、16コア/24スレッドの高性能なプロセッサー。前世代のCore i7-12700KからはEコアが4つ増え、最大クロックも5.00GHzから5.40GHzへと大きくアップしている。そこで、ベンチマークソフトで性能をチェックしてみることにした。

CPUは第12世代のインテル Core i7-13700Kが搭載されていた

 まず、CPUの性能を見るため「CINEBENCH R23」を実行してみたところ、シングルコアが2102pts、マルチコアが30720ptsとなった。前モデルのCore i7-12700Kからはシングルスレッド性能が1割程度、マルチスレッド性能が4割程度アップと、まさに“飛躍的”に性能が向上している。

「CINEBENCH R23」の結果

 続いてパソコンの総合的なパフォーマンスを見るPCMark 10を試してみたところ総合スコアが「8715」という結果になった。快適さの目安となるスコアはそれぞれ、基本性能を示すEssentialsが11777、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが10673、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが14294というスコアだった。

PCMark 10の結果

 普段使いはもちろんのこと、画像編集やRAW現像、動画編集などの負荷の高い処理も快適に行えることがわかる。

 ストレージは1TBのM.2 SSDだが、製品仕様を確認したところPCIe Gen4規格が採用されていた。そこでCrystalDiskMarkを実行してみたところ、シーケンシャルリードが6700MB/s超となり、前世代のPCIe Gen3のものより倍近く高速だった。実際、OSの起動やデータの読み込みが高速で、サクサク快適に動作した。

CrystalDiskMarkの結果

 GPUはミドルクラスのGeForce RTX 3060 Tiが採用されている。3DMarkでチェックしてみたところ、次のように前世代のハイエンドクラスに匹敵するパフォーマンスを発揮した。

 PCゲームなら重めのタイトルでもWQHD(2560×1440)で問題なく楽しめる性能を持っていることがわかる。そのため、クリエイティブ作業なら写真加工や動画のエンコードなども快適に行なえることが期待できる。

クリエイティブ系ソフトでの作業も非常に快適

エアフローに優れた新ケースを採用しているため、長時間の作業が安定してこなせるのも魅力

 そこで実際にクリエイティブ系ソフトをいくつか使用してパフォーマンスをチェックしてみた。今回使用したのは、写真現像ソフトのAdobe Lightroom Classic CC、画像編集ソフトのAdobe Photoshop CC、動画編集ソフトのAdobe Premiere Pro CCで、それぞれRAW現像時間や動画の書き出し、フィルターの処理時間などを計測した。

 まず、Lightroom Classicで20M画素(5,184×3,888ピクセル)のRAW画像を現像した時間と、4倍相当の解像度(10368×7776ピクセル)に高画質化する「スーパー解像度」を適用した際の時間を計測した。いずれも100枚一括して処理した時間を測っている。

 20M程度のRAWなら1秒につき4枚程度も現像できることがわかる。色補正を行なう際も瞬時にプレビューに反映されるため、ほとんど待たされることなく快適に作業することが可能だった。これくらい高速だと、ほとんどJPEGと変わらない感覚で、RAWファイルを扱うことができる。ちなみにスーパー解像度は、前世代だと9分近くかかっていた処理が1分半ほど短縮されており、まさに驚異的。

 続いて、Photoshopで10M画素(3648×2736ピクセル)の画像を開き、機械学習を利用した重めの処理をいくつか実行して処理時間を計測してみた。

 いずれも性能が低めのパソコンだと結構待たされるものばかりだが、本機ではあっという間に処理が完了してしまった。これだけ速いと、試行錯誤しながら細部を詰めていく作業もやりやすい。

 さらに、Premiere Proで動画のHEVC書き出しにかかった時間を計測してみた。なおHEVC書き出しは5分10秒の動画(4K/60fps)を解像度やフレームレートはそのままHEVC(H.265)に変換した速度を計測している。

 結果を見ると、GPU(GeForce RTX 3060 Ti)を使ったハードウェアエンコードだとCPUだけのソフトウェアエンコードに比べて50%ほど高速になることがわかる。また前世代のCPUだとソフトウェアエンコードに7分以上かかっていたので、ここからもCPU性能が大きく向上しているというわけだ。高性能なCPUやグラフィックスを搭載した本機は動画編集のような負荷の高いクリエイティブ作業でも頼もしい相棒になってくれそうだ。

目的によって選べるラインアップの幅広さも魅力的

幅広いラインアップが用意されている「raytrek 4C」シリーズ

 直販サイトでは、本機のほかにもCPUやグラフィックスなどの構成が異なるモデルが数多く用意されており、予算や目的によって選ぶことが可能。CPUやメモリーなどのスペックを若干抑えて高コスパを実現した姉妹モデル「raytrek 4CXVi」や、より高性能なCore i9-13900KFやGeForce RTX 4080 16GBを搭載した「raytrek 4CZG」のように、現状望める最高のスペックを搭載したハイエンドモデルもある。

 BTOではメモリーやストレージといったメインパーツだけでなく、ファンやCPUグリスなどもきめ細かくカスタマイズできるので、用途に合わせて選択して自分のクリエイティブ作業にピッタリな1台を手に入れてみてほしい。

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