音楽を流しながら喋ってもバレない!? エレコムから、聞いて驚く超強力ノイズリダクションを搭載のヘッドセットの実力をチェック
ASCII.jp / 2023年2月28日 11時0分
エレコムは2月17日よりMakuakeにて、ノイズリダクションヘッドセット第3弾である「HS-HP103UNCBK(両耳モデル)」と「HS-HP102UNCBK(片耳モデル)」の先行販売を開始した。今回、一足はやく実際に製品を試すことができたので、その使用感や効果などをお伝えする。
マイクならなんでもいいと思ってませんか?
リモートワークが当たり前となった現在、家や外出先から会議への出席も当たり前になった。しかし、TimeRexが実施したアンケート「オンライン会議中、相手の行動で不快に感じたこと」(n=106)によると、回答者のおよそ40%が参加者からのノイズ(キーボードのタイプ音)が気になると回答した。
そこで、「あなたの周りが図書館レベルの静寂に。」をキャッチコピーに、高性能なデュアルマイクノイズリダクション機能を搭載した今回のヘッドセットを開発した。
このデュアルマイクノイズリダクションシステムでは、最大35dBのノイズカットが可能。環境音だけを拾う2つ目のマイクによって、地下鉄車内のような騒音(およそ80dB)の下で話していても、相手にはまるで静寂な図書館内(およそ45dB)で話しているように聞こえるという。
その効果を実際に確かめてみよう
数字で表すだけではわかりにくいので、実際に製品を使って比較用に音声を録音したが、音はとどけられないので、その波形を見ながら追っていこう。自分の向いにあるスピーカー(ブックシェルフのちゃんとしたもの)から、普段 聴く時よりも大きい音量で流しながら録音する。音楽のジャンルはロック系でサビの部分を流す。
まず上記の画像はマイクを自分の口元に持ってきた状態で音楽を流しているだけの状態。これだけでも、ノイズリダクションの効果がわかる。
オフの波形もほとんど音が入っていないように見えるが、実際に再生するとしっかりと歌詞まで聞き取れるレベルの音量が録音されている。対して、オンの状態ではメロディすら聴こえない。
続いて、音楽を流した状態で、文章を読み上げたときの比較。
若干、読むスピードがズレているのはご容赦願いたいが、こちらも上がノイズリダクションをオフ、下がオンにした状態。オフのほうが間延びしたような波形で、長方形に近いかたちになっているのがわかるだろうか。これも再生してみるとオフでは音楽を聞き取ることができたが、オンでは聞こえなかった。
製品を実際に触る前に、エレコムの担当者からオンラインで説明を受けたのだが、その人もパソコンから音楽を流しながら説明をしていた。もちろん自分から気づくこともなく、言われて、マイクをパソコン内蔵のものに切り替えてはじめてわかった。
とにかく、ノイズリダクションの効果については太鼓判を押せる。これなら、平日の自宅で家族がいる時や、外で工事をしていても安心して会議に臨むことができるだろう。
下記の動画では、駅のホームでノイズリダクションを試した動画になっているので、ぜひ見てほしい。
ヘッドセットとしての使い勝手もバッチリ
ケーブルにはリモコンが付いており、音量調整のほか、ワンタッチでマイクとノイズリダクションのオン/オフを切り替えられる。ノイズリダクションのオン/オフに関わらずマイクの音質に大差はなかったので、基本オンのままでいいだろう。
この製品は軽量化にもこだわっており、両耳モデルがおよそ63g、片耳モデルはおよそ46g。同社従来品の「HS-HP101UNCBK(両耳モデル)」がおよそ195gだったのに比べると66%以上、130g以上の軽量化に成功した。側圧は強くないが、頭からずりおちないレベルに調整されている。
ひとつ注意したい点とすれば、従来品と同じオンイヤータイプではあるが、イヤーパッドが薄いスポンジ状になっているので、蒸れにくいが遮音性は低い。周りの音が大きすぎると、相手にノイズがいかなくても、自分が相手の声を聞きとれない可能性がある。
ノイズリダクションの効果には目を見張るものがあり、着け心地も悪く無い。個人に限らず法人のコールセンターなどでも使いやすい製品になっているので、気になる人はぜひチェックしてほしい。
今後の販売スケジュールとしては、2月17日~3月17日までMakuakeにて販売。3月下旬からMakuakeでの購入者に商品を発送後、4月下旬から量販店での販売を開始する予定となっている。
一般販売時の価格は「HS-HP103UNCBK(両耳モデル)」が1万4980円、「HS-HP102UNCBK(片耳モデル)」が1万2980円となる。Makuakeでは早割として、最大25%オフで購入することができる。
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