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韓国でGalaxy S23 Ultraを購入、キャリア割引がオマケ多数でオトクだった

ASCII.jp / 2023年2月21日 12時0分

韓国のサムスンでGalaxy S23 Ultraを購入

 2月17日からグローバルで発売になった「Galaxy S23 Ultra」を、Galaxyの母国である韓国で買ってみました。なお筆者は身内が韓国人のため、今回は韓国キャリア経由での購入。韓国はSIMフリーモデルをサムスンが販売するほか、日本同様に3キャリアからも販売されます。そして韓国各地にあるサムスンストアではSIMフリー版(自給版という)とキャリア版のどちらも購入が可能です。

サムスンストアに並ぶGalaxy S23シリーズ。SIMフリー版も販売されている

 韓国は日本とは異なりアジア各国のように基本的に端末の価格は自給版もキャリア版も変わらず、キャリア版の場合はキャリアが独自の割引を行ないます。今回は2月17日の発売以前にサムスンストアでキャリア版(SKテレコム)を購入したいと電話予約。キャリア版は事前予約するとメモリー倍増キャンペーンを行なっており、256GBモデルの価格(159万9400ウォン=約16万6000円)で512GBモデル(172万400ウォン=約17万8000円)が購入できます。

多くの人がGalaxy S23シリーズを触りに来ていた

 2月17日の発売日、予約していた韓国南部、金海市(釜山空港のある市)のサムスンストアを訪問しました。当日は朝9時からオープンで、店へ行くとテーブルの上には本日受け取りに来る予約者のGalaxy S23 Ultraの箱が次々と積まれていきます。

Galaxy S23 Ultraの箱。この後もどんどん出てきた

 さて、韓国でキャリア経由でスマートフォンを買う場合は、日本のようにいろいろな説明があるため時間がかかります。モデルは決めたけど色やメモリー容量を決めていない人は価格が気になるでしょうし、割引条件や無料ギフトを確認したりと話は長引くこともあります。自分はタッチの差で2番目の客になったのですが、前の方は「Galaxy Z Flip4」を購入しに来ており、端末選びから支払いが終わるまで約1時間かかっていました。自分は店内のマッサージ機で休んだりして順番が来るのを待ちます。

マッサージしながら自分の版を待つ

 そしてようやく呼ばれて購入へ。あらかじめ予約していたGalaxy S23 Ultraの512GB(ラベンダー)の箱が目の前に出されます。すでに購入端末は決まっているので、話は契約プランなど詳細条件の確認へ。

購入したGalaxy S23 Ultraのラベンダー

 今回はMVNOからSKテレコムへのMNPでもあり、料金プランの説明を受けます。ちなみに端末は定価で購入しましたが、この場合、韓国ではキャリアの指定基本料金が2年間25%オフになります。端末の割引を受けることもできるのですが、今回は定価購入のほうがオマケがよかったのでそちらにしました。なお、2年間の支払総額は「端末定価+キャリア基本料金25%オフ2年分」と、「端末割引」が同額。つまり韓国は特定の買い方やユーザーだけが得をするような不公平がおきないようにしています。

SKテレコムへMNP

 SKテレコムのプロモーションでは、最初に書いたストレージの倍増アップグレードのほか、ワイヤレス充電台無料 、またはGalaxy Buds2の99000ウォン割引クーポン(約半額で購入できる)、さらにタブレット(Galaxy Tab A7)1台無料。合計で45万ウォン程度(約4万7000円)の実質割引になるそうです。またこれとは別に、お店独自の日用品のオマケも貰えました。

Galaxy S23 Ultraの今回購入条件での割引

 この後はMNP作業です。韓国はMNPの際にいちいち現在使っているキャリアに「お伺い」を立てる必要はなく、移動したいキャリアにそのまま移動できます。「MNPするに際して差し支えなければ理由をお伝えください」とか面倒なことを言われることもありません。その場で旧端末からSIMカードを抜いてGalaxy S23 Ultraへ入れ、スタッフが慣れた手つきをして作業をすればMNPは完了します。なお、MVNOからだったので違約金はありませんでした。

MNPは日本よりはるかにラク

 続けて端末保証の説明。盗難補償までカバーするフルサービスが月5000ウォン(約500円)、修理が割引なる基本サービスが月3000ウォン(約300円)。今回は基本サービスに加入してみました。画面破損が8万ウォン(約8300円)で受けられるので結構お得です。

高価な端末なのでサムスンケアに入る

 最後にアプリやデータを移行しますが、カカオトークだけはLINEのように手動での作業が必要なので、その場でパスワードなどを入れて機種変更。その他のアプリやデータは無償で自動でやってくれるのですが、1時間ほどかかります。そこでお店に端末をあずけて昼食にでかけました。このあたりは個人情報に対する考え方の差もあるのでしょうが、一般の人が自分で移行作業をやることはあまりないようです。

データ以降の間は店にスマホを預けた

 そして1時間後に戻ってくると、前の端末と同じ壁紙・テーマやフォント、そしてもちろんデータとアプリもすべて入った状態で端末がセットされていました。オマケとして保護フィルムも貼ってあり、ケースも透明ケースと手帳型ケースを貰いました。このケースサービスは韓国ではほぼ当たり前に行なわれています。一方、保護フィルムは本当にオマケ程度なのでディスプレーの周辺がカバーされていません。お店に併設されているカスタマーケアで別途1万5000ウォン(約1600円)を払い、純正で販売されているフィルムに張り替えてもらいました。

オマケのフィルムは周囲に空きがある

 なお、キャリア契約せずにSIMフリー版の端末単体を買うことも可能です。その際はオマケがありませんが、それでも日本ではGalaxyのハイエンドモデルがキャリア品しか販売されていないことを考えると購入のハードルは低いといえます。最近筆者は韓国に行く機会も増えているので、次は韓国版のSIMフリーGalaxyを買ってみようと考えています。

次回はSIMフリー版の購入をしてみたい

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