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ゲーム実況に最強なBTOPC! ASRock「LiveMixer」やAVerMediaキャプチャーカード採用

ASCII.jp / 2023年2月22日 11時0分

「EFFA G27CUE」

 BTOパソコンというと、ゲーミングパソコンが大盛況だが、パソコンショップSEVENからクリエイター向けとなる「EFFA G27CUE」が発売された。これは、同社が写真・動画編集やゲーム実況、動画配信といった用途に向けた「EFFA(エファ)」シリーズに属する製品で、ゲームをプレイする以外にも活躍の幅を広げた意欲作となっている(関連記事)。では、EFFA G27CUEはどのようなマシンなのか詳しく見ていきたい。

EFFA G27CUE https://pc-seven.co.jp/spc/17687.html 価格:32万6800円(税別)、35万9480円(税込)

キャプチャーカードを標準搭載 配信向けマザーボードを採用

ビデオカードの直下に搭載されているのがキャプチャーカードのLive Gamer 4K GC573

 まず、EFFA G27CUEの大きな特徴の1つは、AVerMedia製キャプチャーカード「Live Gamer 4K GC573」を標準で搭載している点にある。このカードは、4K/60fps HDRに対応したHDMI端子を備えており、Playstation 5やNintendo Switchといったコンシューマーゲーム機の画面をパソコンに撮り込むことが可能だ。

 また、パススルーにも対応しているため、普段はゲーム画面をディスプレーに表示して遊び、映像を撮り込みたいときだけ、録画や配信を行なうといった使い方もできる。なお、付属アプリケーションの「RECentral 4」には、「twitch」や「YouTube」それに「facebook」などの配信プラットフォームごとにプリセットも用意されているので、詳しい知識がなくても簡単に配信できる点もありがたい。

付属アプリケーションのRECentral 4。配信サイトごとにプリセットが用意され使いやすい

 さらに、EFFA G27CUEでは。マザーボードにASRockが配信向けと位置付ける「Z790 LiveMixer」を採用している点もユニーク。Z790 LiveMixerは、Intel Z790チップセットを搭載したLGA1700マザーボードで、第13世代および第12世代Coreプロセッサーに対応する。

 電源回路は14+1+1フェーズで、最大出力60Aに対応したSPS(Smart Power Stage)や、ニチコン製の製品寿命1万2000時間を誇る高品質な高導電性固体コンデンサを搭載するなど豪華な作り。また、合計23ポートのUSBが用意されている点も特徴的で、EFFA G27CUEでは前面にUSB 3.2 Gen.2 Type-Aを2基とUSB 3.2 Gen.2x2 Type-Cを1基装備。

トップパネルのフロント側にヘッドセット用入出力端子と3基のUSBが用意されている

 さらに背面には、USB 3.2 Gen.2 Type-AとType-Cを2基ずつ、USB 3.2 Gen.1を4基、USB 2.0を6基用意しており、配信時などでUSBが足りなくなるということはまずないはずだ。そのほか、2.5GBASE-Tに対応した有線LANと、Wi-Fi 6に対応した無線LANも備えており、ネットワーク周りも十分な仕様といっていい。

黄色のUSBは「Lighting Gaming Ports」と呼ばれるもので、マウスやキーボードを接続した際にジッターやレイテンシーを低減することが可能。その直上の2つのUSBは、「Ultra USB Power」と呼ばれるもので、5V電源を安定して供給することが可能になっている

クリエイティブ作業はもちろん、ゲームや実況配信も快適にできる構成 CORSAIRのRGBライトがまぶしすぎないPCケースを採用

 EFFA G27CUEでは、CPUに「Core i7-13700KF」を、GPUに標準構成で「GeForce RTX 3060」を搭載。今回、使用した評価機ではGPUが「GeForce RTX 3080」に変更され、ゲーミング用途でも高性能が期待できる。

CPU-Z(Version 2.04.0)の実行結果
GPU-Z(Version 2.52.0)の実行結果

 さらに、CPUクーラーには、CORSAIRの簡易水冷タイプの「Hydro Series H150i PRO RGB 360mm」を採用。360mmサイズのラジエーターが備わったモデルで、冷却性能に関しても抜かりはない。

CPUクーラーは簡易水冷タイプのHydro Series H150i PRO RGB 360mmを採用

 ストレージには、Western DigitalのM.2 SSD「WD SN570」の1TBモデルを搭載。録画用途などで容量が必要な場合には、BTOでSSDやHDDを追加することも可能だ。一方、メインメモリにはDDR5-4800を32GB搭載しており、ゲーミング用途はもちろんのこと、コンテンツ制作といった分野でも容量は十分だ。

CrystalDiskInfo(Version 8.17.14)の実行結果

 ケースには、CORSAIRの「iCUE 5000X RGB Tempered Glass」を採用。フロントパネルと両サイドパネル、それにトップパネルに強化ガラスを使用したモデルだが、ガラスにスモークが入っているため、内部のLEDがあまりまぶしくない点は評価できよう。

強化ガラスにスモークが入っていることもあり、全体的にブラックでまとめられ、落ち着いた雰囲気
フロントとトップ、両サイドにガラスパネルが採用されている

 サイドパネルを外して内部を確認すると、CPUクーラーの背があまり高くないこともあり、内部空間はかなり広めだ。掃除やパーツの交換といった作業をかなり行ないやすい印象だった。

内部空間は比較的広め。CPUクーラーのラジエーターはトップパネルに装着されている

 背面には120mm角ファンを1基、前面には同ファンを3基搭載しており、前面から背面へと抜けるエアフロ―はかなり強力だ。そのほか、電源ユニットは、80PLUS GOLD認証を受けた定格出力750Wのものを採用しており、この構成であれば電源容量にもかなり余裕がある。

内部空間は比較的広め。CPUクーラーのラジエーターはトップパネルに装着されている

価格は標準構成で35万9480円 配信を視野に入れているなら魅力的なモデル

 以上のように、EFFA G27CUEはゲーミング用途はもちろんのこと、録画や配信といった使い方でも申し分ないスペックを備えている。価格は、標準構成で35万9480円とけっして安価ではないものの、ゲームプレイに加え実況や動画編集をしたいと考えている人にとっては、かなり魅力的なモデルではないだろうか。

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