Galaxy S23の発売日は韓国がお祭り! スタバコラボや限定カラーを求めてショップに突撃!
ASCII.jp / 2023年2月23日 12時0分
Galaxy S23の発売日 韓国のスマホショップは盛り上がっていた!
サムスン電子の最新フラッグシップスマホ「Galaxy S23」シリーズが、2月17日にグローバルで発売になりました。各国で様々な販売イベントが行なわれており、日本での発売時期も気になるところです。
派手なイベントはないものの、街中がGalaxy S23一色に染まった都市があります。それは韓国のソウル。発売日の2月17日と翌18日、実際に韓国の状況を見てきましたが、ソウルにはサムスンの店舗が多数ある上に、3つのキャリアもGalaxy S23を一押しで販売。さらに家電量販店や街中のスマホ代理店まで、どこを訪れてもGalaxy S23だらけという情況でした。
Galaxy S23シリーズ3モデル「Galaxy S23」「Galaxy S23+」「Galaxy S23 Ultra」は3機種ともにクリーム、ラベンダー、グリーン、ファントムブラックという4色展開で、サムスンの店舗でも色ごとに分けた展示がされていました。ちなみに、それぞれの一押しカラーはGalaxy S23がクリーム、Galaxy S23+がラベンダー、Galaxy S23 Ultraがグリーンです。
サムスン本社のあるカンナムのサムスンストアは以前は「Samsung d'light」の名前を掲げたショールーム兼ショップで、ソウルに来たらまずはここに立ち寄るべし! といえる聖地です。ここにはGalaxy S23が数十台ずらりと展示されており、しかもすべて盗難防止ワイヤーがついていないため、自由に手に取って実機を試すことができました。カメラ性能がいいGalaxy S23シリーズだけに、撮影テストをするときに邪魔になるワイヤーがないのは実機の試しがいがあります。
Galaxy S23 Ultraのカメラ性能をアピールする展示がどこのお店でも目立っていました。Galaxy S22 Ultraからのアップグレード性能や、他社のスマートフォンより優れたナイトグラフィー機能などをスタッフが親切に説明してくれます。
カンナムの別エリアにあるサムスンの旗艦店では、手前に自撮りの撮影ブース、真ん中はゲームコーナー、奥にちらりと見えるのはネオンサインが多数用意された夜景撮影ブースと、体験エリアも充実していました。実際にここに入ってGalaxy S23 Ultraで夜景を撮るとその仕上がりの良さに驚きます。
こうした体験ブースはショップごとに異なるものが設置されており、お店をめぐりながらどんなブースがあるのかな、と探しまわるのも楽しかったです。
こちらは別のサムスンストアにあった自撮りブース。被りモノがいろいろあって、ピンクのブース内でGalaxy S23 Ultraを使ってセルフィーしたら、その写真を受け取れます。3人や4人連れの女性がやってきて楽しみながら撮影していました。ただ一人で入るにはちょっと勇気がいりそうですね。
また端末の展示コーナーにも、Galaxy S23の性能を試せるデモがいろいろと設置されていました。これは夜間撮影の体験デモ。奥にある暗い空間のフィギュアが明るく写っていることがわかります。
ゲーム性能も専用コントローラーで体験できる
Galaxy S23 Ultraはゲーム性能の高さもウリになっていることから、ゲーム体験ゾーンもサムスンストア各店舗には設置されていました。ちょっと欲しいと思ったのがこのハンドル型のコントローラー。市販品ではなく特注品だと思うのですが、ハンドルの形をしておりモーションセンサーで車の動きをコントロールできます。赤いボタンのタッチでゲームスタートができるなど、展示されていたレースゲーム専用コントローラーなのでしょう。
ほかにも韓国ではRPGの「原神」とコラボをしているようで、原神キャラの展示や実際に原神をプレーできる端末も展示してありました。
そしてGalaxy S23のもう一つの特徴が環境に配慮した製品であること。大学生の街である弘大のサムスンストアでは、再生プラスチックパーツを使った無料ストラップ作成体験ができます。パーツの素材はGalaxy S23シリーズで使われている再生プラスチックと同じ素材で、ストラップを作りながらGalaxy S23の環境対策を学べるというもの。子供にも人気でした。
弘大は若者であふれかえっている街です。それもあってかGalaxy S23の体験ポップアップストアも弘大にオープンしていました。1階では様々なオブジェなどが置かれておりGalaxy S23のカメラを思う存分試すことができます。ここで気に入ったらすぐそばのサムスンストアへ、という案内もされていました。
さらに韓国最大シェアを誇るキャリア、SKテレコムの体験ストア「T Factory」も弘大にあります。ここも2月中はGalaxy S23の展示に特化。Galaxy S23の体験コーナーや自撮りブースなど、Galaxy S23をこちらでもじっくりと体験できます。
お目当ての「スタバコラボ」は見られず
この店に来た理由が1つあります。それはスターバックスとコラボしたGalaxy S23、Galaxy S23 UltraをSKテレコムが販売しているからです。メーカーではなくキャリアがコラボモデルを出すのは韓国では珍しいことではなく、サムスンの新スマートフォンが出るたびにSKテレコムは様々なコラボモデルを出してきました。
ただし残念なことに、展示されていたのはコラボモデルの付属品のみ。Galaxy S23とGalaxy Watchの両方を充電できる充電台、限定のタンブラー、そしてポストカードやカフェクーポンがセットになっており、それらが展示されていました。肝心のGalaxy S23のコラボモデルは展示が間に合わなかったとのこと。
なお、コラボモデルは電源を入れると起動ロゴにスタバのロゴが現れ、壁紙やフォルダなどのテーマもスタバになっているそうです。実機を見たいのでまた韓国に行かねばなりません。
キャリア同士のキャンペーン競争も激化の一途
弘大には韓国の他のキャリア、KTとLG U+もコンセプトストアを出しています。どちらの店舗も店頭はGalaxy S23の販売キャンペーンポスターだらけ。キャリア同士でのGalaxy S23の販売競争も激化しています。
今度は韓国の家電量販店の1つ、ハイマートへ行ってみました。発売日の翌日、2月18日は土曜日だったこともあって来客も多数。Galaxy S23 Ultraが一番人気でしたが、女性客の中にはGalaxy S23を手に取る姿もちらほら。韓国は大型モデルが好まれる傾向なのですが、日本同様に小型モデルを求める人も多いのでしょう。
家電量販店とはいえ店内のPOPやデモゾーンなどはサムスンストアと同じものが並びます。一方でケースなどは量販店が推しているものをより見せようとしているようで、アクセサリー系の展示はサムスンストアとは品ぞろえがちょっと異なっていました。こちらのカード入れ付きケースは純正品ですが、サムスンストアでの展示がなかったものです。
ハイマートもソウルには数店舗ありますが、立ち寄ったのは韓国でも最大規模のデパートのある蚕室のロッテモール。ここにはケースメーカー「CASETIFY」のお店もあります。さっそくGalaxy S23発売に合わせて対応ケースが多数展示されていました。CASETIFYはiPhoneケースを多数出していますが、韓国ではGalaxy向けもショップで展開しており、同じデザインのケースを買うことができます。
韓国のケースメーカーと言えば「DESIGN SKIN」も有名です。こちらもショッピングモールではよく見かける存在。デザインのいいケースを多数出しています。このDESIGN SKINもGalaxy S23発売に合わせて新製品を多数出していました。
スマホケースがどこでも買えるのが韓国
スマートフォンのケースと言えば、韓国は日本と違っていたるところで売られています。特に地下鉄の駅や地下街には必ずと言っていいほどケース屋があります。江南や明洞などの繁華街や観光地の地下街のケース屋に行ってみましたが、サードパーティー製やノーブランドの中国製などGalaxy S23のケースはここでも豊富。本体を買ってもケースに困ることはなさそうです。
ソウルの地下街には複数キャリアを扱う個人ベースの小さな代理店も多数見かけます。ここもGalaxy S23推しですが、安くなったGalaxy S22の値段も掲げて道行く客の目を振り向かせようとしている店舗が多数ありました。とある店で雑談をしてみたところ、安くなったGalaxy S22 Ultraを買いに来たものの、結局Galaxy S23 Ultraにしたお客さんが数名いたとのこと。価格よりも性能、特にカメラに惹かれる人が多いのでしょう。
韓国での販売価格はGalaxy S23 Ultraの256GBが159万9400ウォン、約16万6000円です。キャリアで一定の割引が受けられるとはいえ、日本のような激安販売はありません。そこで最近韓国では自分の使っていたスマートフォンを下取りに出すことが一般的になっています。とはいえ、新しいスマートフォンを買って、それから中古屋さんに下取りに持っていくのも面倒ですよね。
サムスンストアやSKテレコムの一部店舗には自動で端末の中古買い取りを行ってくれる「MINTIT ATM」が設置されています。スマートフォンからSIMカードとカバーを取り外し、ATMの中に入れてケーブルを接続。すると数分で端末の内部チェックと外観をカメラがチェック。AIが総合評価を行ない、その場で買い取りが完了するというもの。実際に使っている人の姿をあちこちで見かけたので買い取り値も悪くないのでしょう。現在Galaxy S23発売キャンペーンで、中古スマートフォンの最大買い取り価格を68万ウォン(約7万円)にするキャンペーンをやっていました。
最後に中古スマートフォン屋のあつまる龍山へ行ってみました。Galaxy S23の中古、というか転売品も多数並べられており、外国人が購入する姿も見られました。価格をざっくり聞いたところ、定価より数千円は安いようでした。
ところで韓国ではオンライン販売向けにGalaxy S23、Galaxy S23+はグラファイトとライム、Galaxy S23 Ultraはグラファイト、ライム、レッド、ライトブルーの限定カラーも提供されます。サムスンの大型店舗に展示があると思ったのですが、実機はなく案内のみ。限定カラーを買うかどうか決めたい人のためにも展示をするべきだと思うのですが……。なお、東南アジアの一部の国ではサムスンストアで限定色の展示を行なっているようです。
あとは日本での発売を待つのみ
Galaxy S23の日本発売アナウンスは現時点でありませんが、いずれかのモデルが出ることは間違いないでしょう。3モデル4色展開は難しいにせよ、カラバリはぜひ4色出してほしいところ。ただし日本のキャリアはクリーム(白)とファントムブラックだけ、なんて無難な色にしがちです。ここはもう、ぜひともサムスンジャパンからSIMフリーモデルで限定色を1モデルでも出してほしいですね。
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