LiveMixer&キャプチャーカード採用BTOPCはゲーム実況も快適、買ってすぐ配信開始!
ASCII.jp / 2023年2月27日 11時0分
パソコンショップSEVENが手掛けるゲーム実況、動画配信などのクリアエイター向けに特化したBTOパソコン「EFFA G27CUE」(関連記事)(関連記事)。AVerMedia製キャプチャーカード「Live Gamer 4K GC573」や、ASRockの「Z790 LiveMixer」を採用しているのが最大の特徴となる。
ハイスペックなモデルに仕上がっているEFFA G27CUEではあるが、果たしてゲームパフォーマンスはどの程度なのだろうか。そこで、いくつかのゲームをプレイしその性能に迫るとともに、実際にゲーム実況を試した際のパフォーマンスを検証してみたい。
EFFA G27CUE https://pc-seven.co.jp/spc/17687.html 価格:32万6800円(税別)、35万9480円(税込)
基本的なゲームパフォーマンスは申し分なし
それでは、「3DMark」(Version 2.25.8056)の結果から見ていこう。まずは、「Fire Strike」からだが、EFFA G27CUEはFire Strike Ultraでも1万を超えるスコアーを発揮。Fire Stike“無印”にいたっては、スコア―は4万に迫る勢いを見せており、EFFA G27CUEの3D描画性能はかなり高そうだ。
一方、DirectX 12のテストとなる「Time Spy」では、さすがにFire Strikeよりはスコア―が低下するものの、Time Spy“無印”で2万弱、Time Spy Extremeで1万弱と、優秀な結果を残している。
では、実際のゲームではどうなのか、「Apex Legends」の結果に移ろう。ここでは、オプションから描画負荷が最大になるように設定し、ゲームをプレイ。その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得している。
さて、その結果だが、EFFA G27CUEは、3840×2160ドットでも常時100fps弱のフレームレートを発揮し、1920×1080ドットにいたっては、最小フレームレートは180fpsを超えるほどの高い性能を見せている。1フレームで多く描画して、他者より有利に立ち回りたいといったコアなゲーマーにとっても、EFFA G27CUEは満足のいくポテンシャルを備えているといっていい。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FFXIV: 暁月のフィナーレ ベンチ)の結果も見てみよう。ここでは、「最高品質」に設定してベンチマークを実行しているが、EFFA G27CUEは1920×1080ドットで3万以上という高いスコアを発揮。
3840×2160ドットになると、スクウェア・エニックスが指標で最高評価とするスコアー1万5000に若干届いていないものの、2560×1440ドットであればそれを大きく上回っており、快適にプレイできるのは間違いない。
配信時のパフォーマンスも非常に優秀
それでは、「OBS Studio」(Version 27.2.4)を用いて、twitchで配信した際のApex LegendsとFFXIV: 暁月のフィナーレ ベンチのパフォーマンスもチェックしておこう。なお、配信は1920×1080ドットの60fps設定で、テスト方法は前述のとおりだ。
すると、Apex Legendsでは多少フレームレートが下がるものの、3840×2160ドットでも最小フレームレートが90fpsに迫っている点は立派。1920×1080ドットになると、配信を行っていても常時150fps以上のフレームレートが得られており、EFFA G27CUEの配信性能は申し分ない。
もう1つ、配信時のFFXIV: 暁月のフィナーレ ベンチの結果だが、EFFA G27CUEは1920×1080ドットで3万弱、2560×1440ドットで2万以上と高いスコア―を叩き出しており、配信しながらもゲームの快適性は問題なさそうだ。
さらに、「FFmpeg」を用いて、動画ファイルのトランスコードに掛かる時間も確認しておきたい。動画ファイルにはFFXIV: 暁月のフィナーレをプレイした、1920×1080ドットで7分弱のMotionJPEGを用意。これを、「H.264/AVC」と「H.265/HEVC」へと、トランスコードを行なった。
すると、EFFA G27CUEは、H.264/AVCへは6分ほどで終了した。負荷の大きいH.265/HEVCでも、17分強しか時間を要しておらず、かなり実用的な結果が得られたといっていい。
最後に「PCMark 10」(Version 2.1.2574)で、EFFA G27CUEのシステム全体のパフォーマンスを推し量ってみたい。ここでは、無償版でも利用できるPCMark 10“無印”のテストを実行しているが、EFFA G27CUEの総合スコア―は9000以上と高め。
スコア―の詳細を見ると、コンテンツ製作のパフォーマンスを見る「Digital Content Creation」が1万6000弱と最も高く、EFFA G27CUEがそういった用途に特化しただけのことはある納得のいく結果が得られている。
さすがクリエイター向けに特化したモデルといえる性能 ゲームもそれ以外の性能も満足のいく内容
以上の結果から明らかなように、EFFA G27CUEのポテンシャルは非常に高く、配信時においてもあまり性能低下見られない点は素直に称賛すべきだろう。また、動画トランスコードの性能も高く、ゲーム以外にコンテンツ製作を行なう予定があるのなら、EFFA G27CUEはかなり魅力的なマシンに仕上がっている。
価格が標準構成で税込みで35万9480円と、けっして安価ではないものの、その額に見合っただけの十分な性能を備えていることは誰の目にも明らか。将来的にゲーム実況も考えている人や、すでに配信を行なっているがパソコンの性能に不安を感じている人にとって、このEFFA G27CUEは有力な選択肢になることは間違いない。
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