シャオミ、1インチセンサーのライカカメラ搭載「Xiaomi 13 Pro」を海外発表
ASCII.jp / 2023年2月27日 17時40分
シャオミは26日(現地時間)、スペイン・バルセロナで新製品発表会を開催。Androidスマートフォン「Xiaomi 13」シリーズ3モデルやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンを発表した。
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1インチセンサーカメラ搭載のXiaomi 13 Proを 中国本国に続いて発表
Xiaomi 13 Proはメインカメラに1インチの大型センサーを搭載。チップセットにSnadpragon 8 Gen 2を搭載するフラッグシップモデル。カメラはライカと技術提携をしており、本体背面のカメラ部分に「LEICA」のロゴも入る。
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ディスプレーは6.73型AMOLEDで、解像度は1440×3200。リフレッシュレートは1~120Hzまでの可変式で、コンテンツに応じてダイナミックに切り替える。またバッテリーは4820mAhを搭載し、120Wの急速充電に対応。加えて無線充電も50Wと超高速だ。本体はIP68の防水防塵に対応する。本体カラーはセラミックホワイトとセラミックブラックの2色となる。
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Xiaomi 13 Proはプロ仕様といえるカメラを搭載するためにライカと提携したことが発表会では大きくフィーチャーされた。ライカのVice President Business Unit MobileのMarius Eschweiler氏がゲストとして登壇し、100年に渡るライカのカメラ技術の歴史を紹介。どんな人でも簡単にプロレベルの写真が撮影できるとし、その瞬間の貴重な一コマを確実に記録に残せるカメラを搭載していると説明した。
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Xiaomi 13 ProとXiaomi 13には写真の仕上がりに2つのモードを搭載。ライカのカメラの仕上がりを再現した「LEICA Authentic」と、鮮やかな表現ができる「LEICA Vibrant」だ。LEICA Authenticはナチュラルかつ伝統的なライカカラーの写真が撮影でき、記録を記憶に変えるような美しい仕上げが特徴。一方のLEICA Vibrantはスマートフォンカメラの進化に、ライカのアレンジを加えたモードであり、AIが効果的に写真の色味を補正してくれる。
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また、ライカのプロフェッショナルカメラシステムを搭載。夜景撮影や逆光にも強い3つのカメラを搭載している。メインカメラは23mm F1.9、5300万画素でセンサーサイズは業界でも最大の1インチ。これはデジタルカメラでも採用されているレベルだ。従来モデル比で光の取り込み量は72%向上、10ビットRAW撮影にも対応する。手ぶれを効果的に抑えるHyper OISも搭載し動画撮影にも強く、4Kに加え8K録画も可能だ。
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望遠カメラはテレマクロを搭載。3.2倍という倍率は75mmで、ポートレート撮影に最適な長さとなる。センサーは5000万画素でF2.0。構成レンズを動かすことで10cmまで寄れるマクロ撮影ができる「Focal Shift Technology」により、メインカメラが不得意とする近距離撮影もカバーできる。そしてこれら2つのカメラに加え、14mm、F2.2、5000万画素の超広角カメラも搭載している。
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前述したXiaomi 13 Proの機能の中でも最も目を惹くのが120Wの急速充電「HyperCharge」だ。日本ではXiaomi 12T Proで「神ジューデン」のプロモーションで展開されている速度で、19分で満充電が完了する。またワイヤレスの50W充電でも満充電に要する時間は30分台だ。
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ライカカメラをより手軽に使えるXiaomi 13
標準モデルのXiaomi 13はXiaomi 13 Proのカメラスペックをやや抑え、本体デザインも異なるモデルとなる。ボディーカラーはXiaomi 13 Proと同系のホワイト、ブラックに加えフローラグリーンの3色を用意。Xiaomi 13 Pro同様にライカのカメラシステムを搭載する。
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本体デザインは側面のエッジを立てたスクエアな形状で、ディスプレーもXiaomi 13 Proの角を丸めた形状とは異なり、フラットタイプを搭載する。ディスプレーサイズは6.36型AMOLEDで、解像度は1080×2400。バッテリーは4500mAhで有線67W、無線50Wの急速充電対応だ。IP68の防水防塵もサポートする。
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カメラは、メインカメラが1/1.49型の5000万画素、望遠カメラは1000万画素で75mm相当(3.2倍)、超広角カメラは1200万画素で、Xiaomi 13 Proと比べるとスペックは控えめ。メインカメラはこちらもHyperOISを搭載する。加えて、望遠カメラもOISに対応、75mmのポートレート撮影時も手ブレしにくい点をアピールする。
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Xiaomi 13/13 Proでは動きのある被写体をトラッキングしてフォーカスを合わせる「ProFocus」も搭載。特にペットを撮影するときに有効とのことで、撮影者に向かって走ってくる犬の顔も常時認識し、どの距離でもボケない写真を撮ることができる。
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チップセットはこちらもSnapdragon 8 Gen 2を搭載。なおWi-Fiに関してはXiaomi 13 ProがWi-Fi 7、Xiaomi 13はWi-Fi 6への対応としている。
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スマートフォンの使い方の拡張として、グーグル、BMWと提携して自動車のスマートキーとしてXiaomi 13を使える「digital car key」への対応が2023年第2四半期中に予定されている。ドアの開閉やエンジンの始動がXiaomi 13からできるようになる予定だ。
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フロントデュアルカメラとデュアルフラッシュと セルフィーがとにかく強いXiaomi 13 Lite
続いてXiaomi 13 Liteは、Xiaomi 13/Xiaomi 13 Proとは別のアプローチでカメラ性能を高めている。ライカとの提携はない代わりに、上位モデル2機種にはない高性能なフロントカメラを搭載する。
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チップセットはSnapdragon 7 Gen 1、ディスプレーは6.55型AMOLEDで1080×2400、バッテリーは4500mAhで、67Wの急速充電に対応。本体重量は171gとかなり軽量だ。リアカメラは5000万画素の広角、800万画素の超広角、200万画素のマクロの3つとなる。
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リアカメラはごく普通の性能だが、フロントカメラは3200万画素に加え、800万画素の深度測定の2眼構成。2つのカメラの並びはiPhone 14 ProのDynamic Islandのような配置だ。美しいセルフィーが撮影できるだけではなく、ボケを活かした効果的なポートレート撮影も可能で、1人でセルフィーしているときに、横に人が入ってきたとき画角を自動的に広げてくれるダイナミックフレーミング機能も搭載する。
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さらにフロントライトも2つ搭載しており、照明の暗い室内や夜間でのセルフィーも明るく撮影可能だ。ライカカメラでこそないが、フロントカメラのセルフィー性能はトップクラスと言えるだろう。
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Xiaomi 13 Proはさすがに高価で19万円弱から スマートウォッチ、イヤホンも発表
Xiaomi 13 Proの価格は1299ユーロ(約18万7000円)~、Xiaomi 13は999ユーロ(約14万4000円)~、Xiaomi 13 Liteは499ユーロ(約7万2000円)~。ヨーロッパやアジアなどで販売予定で、キャリアによる割引販売が実施される国もある。なお、日本での発売に関してのアナウンスは無かった。
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またスマートフォン以外の新製品として、スマートウォッチ「Xiaomi Watch S1 Pro」と完全ワイヤレスイヤホン(TWS)の「Xiaomi Buds 4 Pro」も発表された。どちらもエレガントで高級感あるカラーモデルも用意。
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Xiaomi Watch S1 Proはクラシックな腕時計のデザインを踏襲した製品で、1.47型の丸型ディスプレーを搭載。100種類以上の運動のトラッキングに対応するなど活動量計としての性能も高い。バッテリーは10分の充電で2日間利用可能な急速充電に対応、フル充電では最大14日間使用できる。価格はベーシックなブラックモデルが299ユーロ(約4万3000円)、高級感あるブラウン&レーザーストラップモデルが329ユーロ(約4万7000円)。
Xiaomi Buds 4 Proはアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。空間オーディオと同等のBuilt-in Dimensional audioも搭載する。ケースは片手でも開けやすい新機構を搭載、バッテリーはケース併用で最大38時間使用可能。価格は249ユーロ(約3万6000円)。
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