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日の丸メタバース「リュウグウコク(仮)」爆誕:「ジャパン・メタバース経済圏」創出に向け10社が合意

ASCII.jp / 2023年2月28日 9時0分

 富士通など10社は2月27日、「ジャパン・メタバース経済圏」創出に向けた基本合意を締結したと発表した。田畑端氏(デジタル庁Web3.0アドバイザー)による「ゲームの力で日本をアップデートする」というコンセプトに基づき、ゲーミングテクノロジーを活用した産業DXの取り組みに各社が賛同したもの。本人認証、各種決済、データ基盤、保険などを安全に利用できるオープン、かつセキュアなメタバース基盤「リュウグウコク(仮)」の実現を目指す。

竜宮城から世界へ進出

 今回の合意を締結したのは、以下の10社(順不同)。

  • 富士通
  • TBT Lab
  • ジェーシービー(JCB)
  • みずほフィナンシャルグループ
  • 三井住友フィナンシャルグループ
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ
  • りそなホールディングス
  • 損害保険ジャパン
  • 凸版印刷
  • 三菱商事

 各社はTBT LabグループのJP GAMESが開発したメタバース構築フレームワーク「PEGASUS WORLD KIT」を使用し、BtoBオープン・メタバース基盤リュウグウコク(仮)を構築。海外の企業や行政機関などにも提供することで、ジャパン・メタバース経済圏の創出を目指す。

異世界RPG風世界観のリュウグウコク(仮)

 リュウグウコク(仮)は異世界RPG風の世界観が設定されている。

 内部で提供されるコンテンツやサービスは、それぞれが移動する街や乗り物、城などしてリュウグウコク(仮)内をさまよっており、ユーザーはゲーム感覚で楽しむことが可能だという。

 また、ユーザーの行動を学習してパーソナライズされた情報を提供するアバター「AUTO LEARNING AVATAR」、決済機能付き身分証明書「MULTI MAGIC PASSPORT」なども実装。これらの基盤となる本人認証、決済、データ基盤、保険などの仕組みは、国内の大手企業と金融機関が参加したことで、オープンかつセキュアな形で提供できるという。

 なお、リュウグウコク(仮)という名称に反して、公開されているイメージ画像は中世の西洋風デザインだ。

 リュウグウコク(仮)の一般ユーザー向け公開予定日など、今後の詳細なスケジュールは未発表。

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