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HONORがトリプル5000万画素カメラの「HONOR Magic5 Pro」などを発表

ASCII.jp / 2023年3月9日 12時0分

世界一カメラが美しいスマホ 「HONOR Magic5」シリーズ3モデルが登場!

 HONORは「MWC Barcelona 2023」で新製品発表会を行ない、5000万画素カメラを3つ搭載するスマートフォン「HONOR Magic5 Pro」など2機種と、中国のみで発売中の折りたたみスマートフォン「HONOR Magic Vs」のグローバル投入を発表した。

MWC 2023で開催されたHONOR Magic5 Pro発表会

 HONORのCEO、George Zhao氏は「Magic5シリーズは、すべての人のスマートな生活を実現するためのデバイスであり、スマートフォンのユーザーエクスペリエンスや業界のベンチマークを引き上げる」と新製品投入の意気込みを語った。HONOR Magic5 Proは新しくデザインされた「Star Wheel」と呼ぶトリプルカメラ配置に加え、発表会のほか、バルセロナを代表するガウディの曲線デザインを取り入れた美しい仕上げ、そして鮮やかな5つのカラーバリエーションの採用など、外観にも大きな特徴がある。

Magic5 Proを手にするZhao CEO
カメラ台座のデザインは「ガウディ曲線」を採用した

 メインカメラはすべて5000万画素を搭載。23mm F/1.6、90mm F3.0、13mm F2.0で、昨年の前モデル「HONOR Magic4 Pro」より明るいレンズとなった。暗いシーンでの性能は他社のフラッグシップモデルをはるかに上回っているという。DxOmarkのベンチスコアは152で、早くも全スマートフォンの中の最高位を獲得している。フロントカメラは1200万画素と深度測定のデュアルで、美しいポートレート撮影が可能だ。動きのある子供やダンサーのベストな瞬間を撮影できる、AIモーションセンシングキャプチャー機能なども搭載した。

DxOmarkで1位のスコアを誇るトリプルカメラ

 ディスプレーはダイナミックレンジを従来比500%高め、メリハリの効いた表示が可能になった。また、ディスプレー専用チップセットの搭載で動画再生性能も高めている。Snapdragonの機能による低消費電力や、ジェスチャーコントロールで画面に触れずにスクロールができるなど、ユーザーインターフェースにも進化が見られる。さらにはMagicRingによりスマートフォン、タブレット、PC間でデータの連携もスムーズにできる。

ジェスチャーコントロールはチップセット機能として提供

 バッテリーは業界初という「シリコン-カーボンバッテリー」を採用し、従来のグラファイトベースのバッテリーより12.8%のエネルギー容量がアップ。特に電圧が3.5Vを切った低容量の状態では従来比240%の容量を保てるという。つまりバッテリー切れに近い状態になってもより長い時間使えるのだ。Magic5 Proのバッテリー容量は5100mAhだが、実質5450mAh相当の容量を持つという。

シリコン-カーボンバッテリー搭載で同容量の従来バッテリーより高容量を実現

 HONOR Magic5 Proは128GB+512GBモデルが1199ユーロ(約17万3000円)からとなる。一方カメラを5400万画素+5000万画素+3400万画素、フロント1200万画素とし、ディスプレーもやや小型とした「HONOR Magic5」は8GB+256GBモデルが899ユーロ(約13万円)からとなる。

HONOR Magic5 Proの主なスペック
HONOR Magic5の主なスペック

 「HONOR Magic5 Lite」は発表会では説明がなかったものの、HONORブースには実機の展示がされていた。また折りたたみ「HONOR Magic Vs」は2022年9月にすでに発表済み。グローバル向けモデルは12GB+512GBで1599ユーロ(約23万1000円)という価格がアナウンスされた。

HONOR Magic Vsもグローバル向け販売が始まる

デザインが美しくてハイスペック HONOR Magic5 Pro

 HONOR Magic5 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載、ディスプレーは6.81型(2848×1312ドット)、120Hz駆動のLTPO OLEDを採用。デュアルフロントカメラを搭載しておりダイナミックアイランドのような形状となっている。

HONOR Magic5 Pro

 グリーンモデルの背面。落ち着きある色合いでマットな仕上げで指紋の跡は目立たない。カメラ3つを三角形の頂点状に配置し、別途深度測定カメラは目立たない場所となっている。

円形の台座デザインは前モデルを引き継ぎつつ、カメラ配置を変えた

 5000万画素のカメラを3つという高性能なカメラ性能。台座部分のゆるやかなカーブが「ガウディ曲線」だ。この曲線のおかげでカメラのでっぱりはあまり気にならないだろう。なお本体サイズは約76.7×162.9×8.8mm、重さは219g。

カメラ部分の曲線デザインに注目したい

 カメラのUIはファーウェイ系のもの。標準の倍率は0.5、1、3.5、10となっており、デジタルで最大100倍に対応。ハイレゾ(5000万画素)にしても0.5、1、3.5倍とそれぞれのレンズをそのまま使うことができる。

カメラのUI

若干スペックは抑え気味だがそれでも優秀 HONOR Magic5

 若干スペックを落としたHONOR Magic5も、性能はかなり高い。チップセットはSnapdragon 8 Gen 2、ディスプレーは6.73型(2688×1224ドット)、120Hz対応OLEDを採用している。フロントカメラは1200万画素。

HONOR Magic5

 HONOR Magic5とHONOR Magic5 Proの背面デザインを比較。カメラ部分のデザインはほぼ同等だ。

HONOR Magic5(左)とHONOR Magic5 Pro(右)

 本体サイズは約75.5×161.4×7.8mm、重さ191gで、HONOR Magic5 Proより1mm薄く20gも軽い。高性能カメラを搭載した軽量モデルを求める人はこちらを選ぶのもよさそうだ。

7.8mmのスリムサイズを実現

 カメラは5400万画素 F/1.9 広角+5000万画素 F2.0 超広角+3200万画素 F/2.4 2.5倍望遠。深度測定は搭載しない。HONOR Magic5 Proよりスペックは落ちるとはいえ、他社製品と比べると十分な性能を持つ。

HONOR Magic5のカメラもかなり高性能だ

セルフィー撮影が強化された HONOR Magic5 Lite

 MWC 2023の前に発表されたHONOR Magic5 Liteの展示も行われた。Snapdragon 695 5G搭載、1600万画素のフロントカメラを搭載するモデルで、セルフィー撮影を強化した製品。価格は370ユーロ(約5万3000円)から。ディスプレーは6.67型(2400×1080ドット)、120Hz駆動のAMOLED。

HONOR Magic5 Lite

 カメラは6400万画素+500万画素+200万画素。バッテリーは5100mAhで40Wの急速充電に対応。本体サイズは約73.9×161.6×7.9mm、重さは175g。

6400万画素カメラを搭載

「Vs」シリーズのグローバル版 HONOR Magic Vs

 2022年秋に中国で発売されたHONOR Magic Vsのグローバル向けモデル。スペックなどは変わらない。チップセットはSnapdragon 8+ Gen 1、開いたときのディスプレーサイズは7.9型(2272×1984ドット)、90Hz駆動のフォルダブルOLED。本体サイズは約160.3×141.5×6.1mm、重量は261g。

HONOR Magic Vsグローバルモデル

 本体を閉じると約160.3×72.6×12.9mmのスリムスタイルとなる。カバーディスプレーは6.45型(2560×1080ドット)、120HzのOLED。アスペクト比は約21:9。メインカメラは5400万画素+5000万画素 超広角+800万画素の3倍望遠を搭載する。

本体を閉じた状態

 ヒンジ部分は隙間なく閉じることが可能だ。閉じたときの12.9mmはかなり薄く感じられる

閉じた状態を底面から見る。隙間はない
側面から見る
ヒンジの背面側

 ディスプレーはある程度の角度で固定できる、いわゆるFlex Modeに対応。なお、中国モデルはスタイラスが使用できるとのことだが、グローバルモデルに関してはその説明はなかった。Galaxy Z Fold4の対抗モデルとしてこれから注目を集めそうだ。

Flex Modeも使用できる

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