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マイクロソフト「新しいBing」、1日のチャット回数制限を大幅緩和

ASCII.jp / 2023年3月10日 15時50分

 マイクロソフトは3月8日(現地時間)、同社がプレビュー公開している「新しいBing」のチャットボットに課されていた利用制限を1セッションにつき10ターン、1日あたり計120ターンと大幅に緩和した。

 制限緩和の発表は、同社のコンシューマー最高マーケティング責任者も兼ねるユスフ・メハディ副社長のツイートより行われた。

Bingチャット、公開からの経緯

 マイクロソフトがOpenAIの大規模言語モデルを搭載したチャットボットを含む「新しいBing」を公開したのは2月7日のこと、発表直後から反響を呼び、48時間で100万人以上が利用のための「ウェイティングリスト」に登録したと報じられた。

 2月15日には「The new Bing & Edge – Learning from our first week(新しいBingとEdge、最初の一週間で学んだこと)」と題された文章を公開、15往復を超える長いチャットセッションで、かならずしも有益でない回答をしたり、意図しない口調に変わったりする可能性があることが明らかになった。

 それを受け、2月17日よりチャットの利用を1日当たり50回まで、1回のチャットは5ターン(ユーザーの質問とそれに対するBingの返答を「1ターン」とする)までに制限されるも、4日後の2月21日には、1日当たり60回、1回のチャットは6ターンまでと少し緩和された。

 3月3日には、チャットのトーンを3段階から選べる仕組みや、現在の会話のターン数を表示するターンカウンターなどが追加され、意図しないチャットボットの振る舞いも減っていると報告された。

 そして3月8日、1日あたりの利用回数には言及がないが、1セッションにあたりのターン数を10ターン、1日あたり計120ターンとするなど大幅な制限緩和となった。

 メハディ副社長は別のツイートで、公開からおよそ1ヵ月で計4500万のチャットが交わされており、そのうち3分の1のユーザーは毎日Bingチャットを利用していると明らかにした。また、テストユーザーのうち3分の1が初めてBingを使ったユーザーだということも明かした。

 同氏はさらに「The New Bing and Edge – Progress from Our First Month(新しいBingとEdge、最初の1ヵ月の進捗」と題した、この1ヵ月の進捗をまとめた文章をBingブログで発表している。

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