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12年目の3月11日に「6 in 1マルチツール付きLEDワークライト」を衝動買い

ASCII.jp / 2023年3月16日 12時0分

東日本大震災が起こった3月11日からちょうど12年目に、避難時にも使えそうな6 in 1マルチツール付きLEDワークライトを衝動買い

 毎年、東日本大震災が起こった3月11日には、何か避難時に役立つものを衝動買いするのが、ここ数年の習慣になっている。思えば12年前の3月11日は、当時勤めていた八丁堀の某社で上司のプレゼンテーションの作成を頼まれ、その量が結構多く、勤め先のモバイルPCで対処するには面倒過ぎて、持ち帰って慣れたデスクトップPCやることにした。

 帰宅後ネットで宅配のお寿司を注文して完食。コーヒーを飲み始めたころに、自宅マンションが大きく揺れ出した。しばらく揺れてその後止まったかと思ったら、今度は揺れの向きが変わってまた大きく揺れ出した。2世代前の50インチのテレビを家内と二人で支えながら、私はもう一方の手で怖がるまだ子犬だったワンコのボビーを抱えて、揺れが止まるのをじっと待っていた。

 幸いにも自宅で3.11を経験した筆者だがその時以降、出歩いている時に大地震と遭遇した時のために軽くて役に立ちそうな大音量の出る「笛」を、常時持ち歩いてるカバンのキーフックに取り付けている。今回はそのフックにぶら下げる、もう一つの小さな防災グッズが加わった。

モバイル環境時には必携のSTORMの大音量笛と6 in 1マルチツール付きLEDワークライト

もしもに備えたLEDワークライト付きの 小さな防災グッズ

 商品名は極めて長くて「6 in 1マルチツール付きLEDワークライト」。本体サイズはコンパクトで実測83×45×25mmほど。重さも実測46gと超軽量だ。同梱物はちょっと変わっていて本体と充電用USB Type-Cケーブル(30cm)、そしてコンパクトな三脚、取説の4点だ。

コンパクトな三脚も同梱品に入っている

 6 in 1マルチツール付きLEDワークライトの片面には、LEDライトが仕組まれている。LEDライトは外側から内側に向かって3種類のLEDライトが同心の「ロの字型」に配置されている。最外周部は「昼白色」そして内側に向かって「電球色」、もっとも中心部は「赤色」LEDライトだ。

本体表面には3種類のLEDライト。背面にはドライバービット。両側面には赤いシリコン系素材で保護された電源オン/オフボタンとUSBポート

 LEDワークライトと同じ位置の反対面には、4本の「ドライバービット」が収納されている。そして6 in 1マルチツール付きLEDワークライトの下面には、三脚用のネジがある。6 in 1マルチツール付きLEDワークライトを三脚に固定して、作業現場を照らしたり時には手持ち不要で避難時のシグナル発信も可能な構造だ。

底面には三脚穴が配置されている

 実際に本体に付属する三脚に、6 in 1マルチツール付きLEDワークライトを取り付けてみた。本体は超軽量なので三脚に対する負荷は限りなくゼロに近いが、強風などの時には多少不安だ。常に携帯したりクルマのダッシュボードなどに入れておくと、安心度は増すだろう。

 6 in 1マルチツール付きLEDワークライトの両側面には、赤いシリコン製の部分がある。正面から見て右側は、電源オン/オフボタンとLED照明のモード切替ボタンだ。左側にあるのは、本体充電のためのUSB Type-Cポートだ。非使用時はシリコン製のカバーでしっかりと覆われ、IP64等級の防水・防塵のようだ。

側面の赤いシリコン系のカバーをめくるとUSB Type-Cポートが現れる。一般的なUSB/ACアダプターやPCのUSBポートでケーブル充電できる。充電時間は約1時間

 爪先でカバーをめくるとUSB Type-Cポートが露出する。付属のUSBケーブルで一般的なUSB ACアダプターから充電できる。今回筆者は、Storm2モバイルバッテリーから充電してみたが、6 in 1マルチツール付きLEDワークライト内蔵の500mAh(3.7V)リチウムイオンバッテリーに、1時間弱で満充電した。充電状況はドライバービットの上の4個のLEDライト(バッテリー残量インジケーターランプ)でわかる。

付属のドライバーはビットの取り出しから実際の使用まで、それほど使い勝手が良いわけではない。あくまで緊急時のヘルプツールだ

緊急時ばかりではなく 楽しいキャンプや夜間の屋外作業にも有効

 ドライバービットの取り出しは爪をドライバービットの下部に差し込み、上側にずらしながら引き出すしか手段はなさそうだ。ドライバービットは6 in 1マルチツール付きLEDワークライトの赤い電源オン/オフボタンのすぐ下側にある。挿入は簡単だが、レンチのようなスタイルで使わざるを得ないので普段使いには面倒だ。

 6 in 1マルチツール付きLEDワークライトは、全体サイズの割に明るさは最大500ml(ルーメン)、照射範囲は10m2、照射距離は10mとなかなか強力だ。照度やモードは全部で6段階用意されている。操作は先ほどの赤いシリコン製の電源オン/オフボタンだ。電源オンすると昼白色(強)以降押す度に昼白色(弱)→電球色(強)→電球色(弱)→赤色灯→赤色灯ストロボ→電源オフと変化する。

 実際に6 in 1マルチツール付きLEDワークライトのLEDライトをもっとも明るい【昼白色】(強)で連続使用してみたところ、約45分でバッテリーを完全に使い切った。約60分の充電で実測約45分間使用できた。もちろん昼白色(弱)で使用するなら、45分以上の連続点灯も期待できるだろう。

LEDライトは最大500ml(ルーメン)、照射範囲は10m2、照射距離は10mとなかなか強力だ。照度やモードは全部で6段階用意されている

 平時ならまったく問題なく使用できるが、電力供給が停止するような避難時には、より大容量のモバイルバッテリーなどが必要になるだろう。充電しながら使用できないかどうか、何度かいろいろなタイミングでやってみたが、結局のところできるかできないかはよくわからなかった。避難時には、より大きなモバイルバッテリーを利用したパススルーモードがあっても良さそうだ。

大型モバイルバッテリーで充電しながらLEDライトの使用は、接続や本体電源オンの順序や状況によって使えたり使えなかったり。危険なこともありサポートはまったくされていない

 最後になってしまったが6 in 1マルチツール付きLEDワークライトの「6 in 1」だがその構成要素は「カラビナ」「窓割ハンマー」「栓抜き」「六角レンチ7種」「ドライバー(+・−各2種)」「500lm充電式LEDライト」の全6種のツールだ。

 実際の避難時にこの「500lm充電式LEDライト」以外のツールが、どのくらい役に立つかは筆者にはわからない。きっと「ないよりマシ」だと思っている方が気持ちは楽だろう。そしてできるなら、使わずにすむことを期待したい。

実測46gでカラビナ付きなので、いろんなものにくっつけて常時持って歩ける気軽さは便利だ

 コンパクトで軽量(実測46g)なので、カラビナはジーンズのベルトループにもサコッシュの細いストラップにも、問題なくぶら下げることができた。軽量なのでキーホルダーや常時身に着けている小銭入れなどと、一緒に持ち歩くこともできそうだ。この時期、筆者は避難時の用途ばかりが思い浮かぶが、楽しいキャンプや夜間の屋外作業にも極めて有効だろう。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:TRIFACE「6 in 1マルチツール付きLEDワークライト」(TR-WL012-TRI) ・購入:ジャストマイショップ ・価格:1780円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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