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満員のApple丸の内で大勢で共同作業したらどうなる? 平岡雄太氏のフリーボード講座に潜入!

ASCII.jp / 2023年3月23日 12時0分

満員御礼のApple丸の内で平岡雄太氏のセッションが開催

 Apple 丸の内にて3月16日に開催されたToday at Appleのセッションでは、YouTubeなどでiPad活用術の動画を配信している平岡雄太氏が登壇。「プロダクトスキル平岡雄大がすすめる友だちと楽しむコラボレーション」と題して、「フリーボード」を使って作業効率を高める方法について解説しました。

ドリップ代表取締役 平岡雄太氏。YouTubeなどに投稿するApple製品についての解説動画などが人気。「今回のセッションは学生向けを想定したもの。iPad何台も繋げての作業は、なかなか普段経験できないものだと思います」(平岡氏)

 なお、同セッションは、会場が満員になるほどの人気枠。参加者一同で一つのボードに同時接続するという、平岡氏いわく「アップルでも日本初」の試みがワークショップ形式で実施された点でも、印象的なセッションでした。

「Today at Apple」とは、Apple直営店で開催されているセッションの総称。Apple製品の使い方などについて、ワークショップのような体験を通じながら学べる

2022年12月にリリース「フリーボード」とは

 フリーボードとは2022年12月にリリースされたアップル製のアプリ。対応デバイスをiOS 16.2、iPadOS 16.2、macOS Ventura 13.1にアップデートすると、同アプリが自動でインストールされます。

フリーボードはiPadのほか、iPhoneやMacなどでも使える

 フリーボードは、いわゆる「ホワイトボード」アプリです。自由に広さや拡大率を調整できる「ボード」と呼ばれるキャンバス上に、テキストや手書きメモ、図形、画像、動画、リンクなどを自由度高く配置できます。リアルタイムで共同作業ができることも特徴。

平岡氏はセッション直前のインタビューにて「私は仕事で外部のスタッフとパッケージのデザインなどについて相談をするときに、イメージを共有するのにフリーボードを使っています。以前にもフリーボードアプリとして『Miro(ミロ)』を使ったことがありましたが、共有設定の容易さがフリーボードの魅力だと感じています」とコメント
物理的なホワイトボードを使ったブレストを「共同作業1.0」と表現

まずは基本操作の説明 さらに見つけづらいテクニックも!

 セッション導入部では、共同作業の意味について解説。平岡氏は、共同作業について「人と喋るだけではなく、新しいものを作るのに大切」と話しました。

それに対して「フリーボード」などを使ったブレストは「共有作業2.0」と表現

 その後は、フリーボードの基本機能について、順に解説が続きます。具体的には、付箋の挿入の仕方、Apple Pencilでの書き込み、メディアの挿入、画像のレイヤー変更などについて、手順が紹介されました。

フリーボードの基本操作説明の様子

 中には、複数オブジェクトを選択するために、「1つのオブジェクトをドラックした状態で、もう1つのオブジェクトをタップする」といった普通に使っているだけでは見つけづらいテクニックについても紹介がありました。

 また、OS標準機能の画像の切り抜き処理や、画像内からのテキストのコピーアンドペースト操作などを絡めた運用方法を解説してくれたのも実践的でした。

ワークショップの時間は10分間。参加者はどんどんアイデアを入力していきました

セッション参加者一同で、いざ共有作業!

 そして、基本操作の説明が完了した後には、共同作業を活用したアクティビティの時間へ。参加者一同でひとつのボードを編集していきます。

ワークショップのテーマは「学生のための“最高”のカフェテリアを作ろう」というもの
具体的には(1)サービス、(2)インテリア・デザイン、(3)メニュー(ソフトドリンク)、(4)メニュー(フード)にカテゴリを分け、カテゴリごとに付箋の色を分けながらブレインストーミングを進めます
ワークショップの時間は10分間。参加者はどんどんアイデアを入力していきました
たった10分間でボードはカオスな状態に
そしてボードを必死で整理&チェックする平岡氏
良いアイデアには、はなまるがつけられていく

 最終的には、「全部玉座で王様気分」「HomePodで好きなBGMをかけられる」「混み具合がわかるシステム」「裏メニューで試験範囲を冠したドリンクが出てくるカンニングバー」など、ユニークなアイデアがたくさん出てきました。ちなみに、最優秀賞は「指鳴らしたらミラーボールを出してくれる」でした。

 セッション終了後には、良案の発案者に対する簡単なインタビューや、平岡氏へのQAが行われたのち、セッションは終了しました。

Today at Appleの公式サイト

 Today at Appleはアップル直営店のほか、オンラインで開催される回もあります。複数人のグループでの予約もできるようになっているので、気になる製品や機能がある人は、家族や知人とともにチェックしてみるとおもしろい体験ができるかもしれません。

 

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