キヤノン「EOS R8」実機レビュー = 超小型軽量のフルサイズカメラの実力チェック
ASCII.jp / 2023年3月21日 13時0分
撮像素子の画素数は「RP」の2620万画素から「R6 MarkⅡ」と同じ2420万画素に変更。撮影した写真をみても、細部の解像感豊かな階調再現、自然な発色など、画質は「R6 MarkⅡ」と同等とだ。
高感度はISO6400まではノイズや解像感低下は感じられず、ISO12800でもまだ常用できる範囲。ISO25600あたりまでは画質劣化は緩やかだが、ISO51200を超えるとノイズ処理の影響が気になり始める。とはいえ拡大して見ないのであれば常用最高のISO102400も実用範囲だ。
ただボディー内手ブレ補正は非搭載なので、レンズの手ブレ補正に頼ることになる。「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」の補正効果は4.5段だが、実際に撮影して試してみると広角側遠景では1/4秒、望遠側近景では1/8秒より速いシャッタースピードが望ましい。ブレ防止を重視するなら適度に感度をあげ、撮影時はしっかり構えることを心掛けるようにしよう。
撮っていて気になったのがバッテリーの撮影可能枚数だ。ファインダーの省電力優先設定での公称は約220枚。実際に撮影してみてもRAW+JPEGで151カット302枚を撮影した時点で完全に電池切れ。最近の機種のなかでも断トツにスタミナ不足で予備のバッテリーは必須だ。
またUSB端子での電源供給も、所有している汎用品の充電器やモバイルバッテリーではUSB-C出力でないと充電ができなかった。おそらくPD対応なら大丈夫だと思うが、心配なら純正品や推奨されて製品を選ぼう。
手ブレ補正やバッテリーなど気になる点はあるが、それらは工夫次第で十分カバーできること。それよりも軽快に撮り歩ける小型軽量ボディーに、満足できる優れた画質。さらにワンランク上のAFや連写性能が楽しめるのは魅力的。少々お高めの価格にも納得だ。
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