1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

14型1kg以下のノートPCで新生活に備えろ! 仕事やレポート作成に最適な1台

ASCII.jp / 2023年3月27日 11時0分

「FRNSC512/B」

 FRONTIERの「NS」 シリーズは、14型の見やすいディスプレーを搭載しながら、1kgを切る薄型軽量ボディーを実現したモバイルノートパソコンだ。Pコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)という2種類のCPUコアを備えた第12世代インテルCoreプロセッサーを採用することで、パフォーマンスの高さとバッテリー駆動時間の長さを両立しているのも大きな特徴。

CPUは第12世代インテル Core i5-1235U プロセッサーが搭載されている。10コア/12スレッドの高性能なプロセッサーだ
グラフィックスはCPU内蔵のインテル Iris Xe グラフィックス。内蔵タイプとしてはパフォーマンスが高

 ビデオ会議やオンライン授業、プレゼンなどに役立つ機能も充実しており、新しい環境で勉強や仕事を気持ちよくスタートしたいと考える学生や新社会人にピッタリな製品に仕上がっている。今回はラインアップのうちミドルモデルとなる「FRNSC512/B」を試すことができたので、その実力と使い勝手を紹介していこう。

気軽に持ち運びできる薄型軽量ボディーを採用

 新生活が始まるこの時期は、通勤や通学だけでなく、会社や学校内でもパソコンを持ち運ぶ機会が多くなる。会議や打ち合わせ、オリエン、研修などが行なわれ、移動した先でパソコンを使って作業することも少なくない。そこで重要になるのがノートパソコンの“持ち運びやすさ”だ。

本体前面。厚みがおよそ16.5mmとスリム
背面。重さも約922gと軽いため、気軽に持ち運べる

 FRNSC512/Bの場合は、本体サイズがおよそ幅322×奥行216.8×高さ16.5mm、重さが約922gとなっており、モバイルノートパソコンの中でもかなり薄型軽量。しかも天板や底面がフラットで凹凸が少ないため、バッグにもスムーズに収納することができる。フットプリントがA4ファイルサイズとほぼ同じなので、授業で配布される紙の資料や、企画書などのビジネス文書と重ねて一緒に持ち運びやすいのもありがたい部分だ。

本体底面。ゴム足以外は凹凸も見当たらずフラットなため、バッグにも収納しやすい

 薄型軽量だと衝撃や振動による故障リスクが高くなるが、本機は過酷なことでしられるアメリカ国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストをクリアしており、堅牢性の高さが実証済み。手で持った感じでも剛性が高く、ちょっとやそっとのことでは壊れそうもない印象で、安心して持ち運ぶことができた。

 軽くて頑丈なだけでなく、デザインが洗練されているのも特徴の1つ。ダークシルバーが基調となった本体はシンプルながら上品で、プライベートからビジネスまで幅広いシーンで違和感なく使用できる。天板はメーカー名やブランド名のロゴすらなく、完全にまっさらで、カフェといった場所でも使いやすいのはうれしいポイントだ。

 薄型ノートパソコンの場合、搭載するインタフェースが少なく、周辺機器を使うには別途アダプターなどが必要になることも多い。そのため本体と一緒に持ち運ぶものが増えて、トータルの質量が重くなりがち。

 本機の場合は薄型ノートパソコンとしてはインタフェースが充実しており、本体左側面に電源、HDMI出力、USB 3.2 Gen2(Type-A/10Gbps)、USB 3.2 Gen2(Thunderbolt 4/Type-C/10Gbps)が、本体右側面にmicroSDカードスロット、ヘッドセット接続端子、USB 3.2 Gen1(Type-A/5Gbps)、セキュリティロックスロットが搭載されている。

本体左側面には電源ポート、HDMI出力、USB 3.2 Gen2(Type-A/10Gbps)、USB 3.2 Gen2(Thunderbolt 4/Type-C/10Gbps)が搭載されている
本体右側面にmicroSDカードスロット、ヘッドセット接続端子、USB 3.2 Gen1(Type-A/5Gbps)、セキュリティロックスロットが搭載されている

 このうち本体左側面のThunderbolt 4ポートはDisplayPort AltモードとUSB PDに対応しているため、大型の外部ディスプレーに映像を出力したり、市販の汎用的なUSB充電器やモバイルバッテリーで本体を充電することも可能。付属のACアダプターを自宅に置き忘れてしまった場合でも、USB充電器を量販店で買ったり友達に借りたりすることで乗り切れるのは心強い。

オンラインの会議や授業に使いやすい機能を搭載

14型フルHDのノングレアパネルを搭載する。狭額縁なのでベゼルの存在感が薄いのが特徴

 ここ数年でビデオ会議やオンライン授業がすっかり一般的になったが、そういったリモートでのコミュニケーションや作業に欠かせないのがディスプレーの見やすさと、Wi-FiやWebカメラなどの機能だ。

 FRNSC512/Bの場合は、モバイルノートパソコンとしては大きめの14型フルHD(1920×1080ドット)ディスプレーを採用しており、ビデオ会議やオンライン授業での相手の表情や様子、画面共有された資料などが見やすいのが特徴。パネルが非光沢で映り込みが少ないため、画面に集中しやすいのも好印象だ。

 パネルは視野角が広く発色もきれい。斜めから見ても色の変化が少ないため、友達に画面を見せながら分からないところを聞いたり、打ち合わせや商談で相手に画面を見せながら説明する場合も情報を共有しやすい。ディスプレーは最大180度まで開くことができるので、対面相手に画面を見せたいときもいちいち本体の向きを変える必要がなく、そのまま画面を倒せばいいのでとても便利だ。

ディスプレーは180度まで開くことができる。液晶パネルの視野角が広いため、対面相手に画面を見せながら打ち合わせするときなどにとても便利

 ディスプレー上部にはWebカメラとマイクが内蔵されており、ビデオ会議やオンライン授業で使用することができる。ノートパソコンの内蔵カメラは解像度が低めのものが多いが、本機のカメラは有効画素数200万画素で、フルHDでの撮影が可能。会議や授業でホワイトボードの文字や手に持った資料などを映したい場合でも、これなら細かい部分まで相手に伝えやすそうだ。

有効画素数200万画素のWebカメラを内蔵している

 無線LANは最新のWi-Fi 6に対応しており、同規格に対応したルーターとの組み合わせで超高速かつ低遅延のデータ転送が可能。通信環境にもよるが、データ転送速度が最大2.4Gbpsと高速なため、ビデオ会議やオンライン授業だけでなく、ストリーミング動画やオンラインゲームなども快適に楽しめる。

 キーボードはキーピッチが約19.1mmと余裕があるため、タッチタイピングがしやすくミスタイプが起きにくい。キーストロークは約1.2mm±0.2mmと浅めだが、その分手指の負担は少なく、長時間使用していても疲れにくかった。タッチパッドはクリックボタン一体型で操作エリアが広いため、スクロールやジェスチャーなどがやりやすく感じた。

キーボードはキーピッチが約19.1mm、キーストロークが約1.2mm±0.2mmでタイピングはしやすい。クリックボタン一体型のタッチパッドを搭載している

Officeを使った作業や写真編集も快適に行える性能

 FRNSC512/Bが搭載する第12世代インテル Core i5-1235Uは、性能を重視したPコアを2つ、電力効率を重視したEコアを8つ、合計10コア12スレッドを備えた高性能なプロセッサーだ。前世代のCore i5-1135G7に比べるとコア数、スレッド数とも大幅に増えており、パフォーマンスも大きく向上している。

 そこで、実際にどのくらいのパフォーマンスがあるのか、いくつかベンチマークテストを実施して性能を測ってみることにした。

 まず「CINEBENCH R23」を実施したところ、マルチコアが6701pts、シングルコアが1607ptsとなった。前世代のCore i5-1135G7と比べると、マルチコアは5割程度、シングルコアも3割程度スコアがアップしており、飛躍的に性能が向上していることが分かる。

CINEBENCH R23の結果

 続いて、パソコンの総合的な性能をチェックするためベンチマークソフト「PCMark 10」を実施してみたところ、次のようになった。

PCMark 10の結果

 快適さの目安は、基本性能を示すEssentialsが4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500以上、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450以上となっているが、そのいずれも大きく上回っている。Officeを使ったレポート作成やビジネス文書作成などだけでなく、ちょっとした画像編集や軽めの動画編集など、クリエイティブ系の用途にも対応できる性能を持っていることが分かる。

 次に、「3DMark」でグラフィックス性能をチェックしてみた。

Time Spyの結果
Fire Strikeの結果
Night Raidの結果

 CPU内蔵グラフィックスとしては高性能な方で、軽めのゲームなら十分楽しめるパフォーマンスはあると思われる。

 そこで、ゲーム系のベンチマークテスト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」も試してみた。FFXIVのような中程度の重さのゲームでも、解像度や品質を調整すればそこそこプレイを楽しめる結果になった。軽めのオンラインゲームなら十分快適に楽しめそうだ。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果

  このほか、ストレージ性能も「CrystalDiskMark」でチェックしてみたところ、次のようになった。

CrystalDiskMarkの結果

 PCIe3.0x4レーン接続のNVMe対応SSDということもあって、シーケンシャルリードが3400MB/s前後と高速。実際、OSの起動やデータの読み込みがサクサクしており快適に作業することができた。

バッテリーも長持ちで場所を選ばず使用できる

 バッテリー駆動時間はカタログ値で約10.3時間(JETA 2.0準拠)となっている。そこでPCMark 10のバッテリーライフテストのうち、業務での使用を想定した「Modern Office」を実行して実際にどのくらい持つか計測してみた。

 なお、今回はプリインストールされているパフォーマンス管理ユーティリティ「Control Center」で省電力に設定し、画面の明るさを40%に調節した状態でテストしている。

プリインストールアプリ「Control Center」の画面。ワンクリックで利用シーンに合わせたモードやファン速度に設定できる

 その結果、7時間55分の駆動が可能だった。実際の使用状況に近いテストでこれだけ持てば、通常はACアダプターを一緒に持ち歩かなくても問題ないだろう。電源確保が難しい場所でも電池残量を心配することなく作業に打ち込めそうだ。

 洗練されたデザインの薄型軽量ボディーに、第12世代インテルCoreプロセッサーやWebカメラ、Wi-Fi 6E、長時間バッテリーなどを搭載したFRNSC512/B。直販サイトでは14万5800円という価格で販売されているが、その性能や質感の高さ、使い勝手のよさなどを考慮すればコスパもかなり良好といえるだろう。

 気軽に持ち運べて場所を選ばず使用できるため、学生や新社会人が授業や仕事に使うにはまさにピッタリの製品と言えるだろう。高性能で手頃なモバイルノートパソコンを探している人人には、ぜひ注目してほしい製品だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください