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TikTok利用禁止、英議会も

ASCII.jp / 2023年3月24日 13時30分

Solen Feyissa |  Unsplash

 英国議会は3月23日、動画共有SNS「TikTok」について、英国議会のWi-Fiネットワーク内での利用を禁止した。複数の海外メディアが報じた。

議員も議会のゲストも利用禁止

 TikTokは中国企業バイトダンスの子会社TikTokが運営する動画共有SNS。英国だけでなく、日本や米国など世界各国で10億人以上のユーザーを抱える人気サービスだ。

 今回の英国議会の決定は中国の国内法である「国家情報法」により、TikTokを利用する上でセキュリティー上の懸念があることを理由としたもの。

 国家情報法では中国政府からの協力要請があった場合、中国企業はそれに応じる義務がある。例えば中国政府がバイトダンスにTikTokを使う英国議員のユーザー情報を提供するよう求めた時、同社はそれを断れない可能性があるわけだ。

 英国議会では今後、議会の公式Wi-FiネットワークではTikTokを利用できなくなる。これは議員かそうでないかに関わらず、議会の公式Wi-Fiに接続する全スマートフォンが対象だ。

 ただし、TikTokの利用そのものを禁止した訳ではないので、4Gや5Gなどのモバイルネットワークでネットに接続すれば、今まで通りTikTokを利用できる。

 なお英国ではこれに先立ち、政府が閣僚に対して公務用スマートフォンでのTikTok利用を禁止したほか、同国公共放送BBCでも職員に対して社用端末からのTikTok削除が通達されているという。

英国以外も規制の動き

 TikTokに関しては、英国以外の国々でも規制の動きが出ている。

 EUでは2月にEU職員が使うスマートフォンでのTikTok利用を禁止。日本でも開始時期は不明ながら、2月の時点で既に政府職員の一部公用端末でTikTok利用が禁止されている状態だ。

 また米国でも政府がバイトダンスに対してTikTokの売却を求めており、3月23日には議会で本件に関する公聴会も開かれるなど、TikTok規制の動きが拡がっている。

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