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sako選手の人生に欠かせない10のデバイス、アケコンへの流石のコダワリは必見!【前編】

ASCII.jp / 2023年3月29日 16時0分

FAV gamingのsako選手に、プロ選手人生に欠かせない10のデバイスを聞いた

 ストリーマーやプロゲーマーに、活動に欠かせない10のアイテムを聞く本連載。第3回目は、格闘ゲームの伝説的選手で、今もバリバリ現役プレイヤーとして活躍されているsako選手にインタビューを実施した。なお、第1回と第2回は、コチラからチェックしてほしい。

 格闘ゲームのプロ選手として常に第一線で活躍し続けるsako選手。インタビューの中で、プロとしてのデバイスへのコダワリをすごく感じたほか、格闘ゲーム以外でも、ただ純粋にゲームが好きという一面も垣間見ることができた。

今回のゲスト:sako選手

FAV gaming所属のプロ格闘ゲーマー。トップクラスのテクニックを誇る技巧派で、高難易度コンボを繰り出す芸術的なプレイが特徴。最近では格闘ゲームでは第一線で活躍しているのはもちろん、FPS(VALORANT)やMOBA(リーグ・オブ・レジェンド)といった多ジャンルも配信中。日本を代表するプロゲーマーとして、今後も目が離せない選手の1人だ。

Twitterアカウント:FAV | sako Twitchチャンネル:sakonoko_game

プロならではのコダワリが爆発! HORI「ファイティングスティックα for PlayStation 5, PlayStation 4, PC」

HORI「ファイティングスティックα for PlayStation 5, PlayStation 4, PC」。sako選手が実際に使っているオリジナルデザインモデルも持ってきてもらった

sako選手:1つめのデバイスは、HORIの「ファイティングスティックα for PlayStation 5, PlayStation 4, PC」です。発売前のサンプルの頃から使っています。

──格闘ゲームのプロ選手として、やはり最初はアケコンですね。こちら、どういった点が気に入っている、オススメポイントなのでしょうか。

sako選手:開発の際に、僕も意見を出させてもらったんですけど、一番こだわったのはレバーのニュートラルに戻るときの素早さと精確性です。

ニュートラルに戻る素早さと精確性にはこだわったという

──というと?

sako選手:格闘ゲームだと、レバーを操作して離したときにニュートラルに戻す速さって大切なんです。また、ピタッとニュートラルでピタッと止まるというのも重要です。例えば、下に入力してて離したときに、軽すぎてニュートラルで止まらずにレバーが上に行っていしまうと、格闘ゲームだとジャンプするんですね。そのため、早さのために軽くしすぎると、ニュートラルでしっかりと止まらなくなって、とてもデメリットになってしまうんです。なので、HORIさんにはなるべくニュートラルに早く戻って、かつ精確に止まるレバーについては、お願いしました。

──sakoさんの意見が踏襲されているんですね。

sako選手:そうですね。完成して送ってもらって、フィードバックを戻すというのを繰り返しました。HORIさんからは、「バネを何ミリくらい圧縮しました」といったような細かい説明をいただくのですが、技術的な細かい部分はあまりわからず(笑)。でも、使ってみたらわかるので、そこは細かく指定させていただき、しっかりと納得がいく製品を開発していただきました。

──ボタンについてもコダワリはありますか?

sako選手:ボタンについては、入力速度を上げるためにストロークを薄くしてもらいました。また、もともとはボタンの周りの形状が四角だったんですけど、こすり入力をする際に引っ掛かってしまうことがあったので、丸みがついた形状にできないかお願いしました。

ボタンの入力速度についても、細かく調整してもらったとのこと

──さすがのコダワリだらけですね。そのほか、お気に入りポイントはありますか?

sako選手:本体の上蓋をパカッと空けることができることですね。大会会場に持って行って、試合が終わって片付けるときに、ケーブルをまとめるのがとても面倒でストレスだったんです。でも上蓋を開けてサッと収納できるので、すごい楽なんですよ。あとは、ボタン部分のメンテナンスや交換もサッと開けてできるので、よりカスタムしたい人にとってもうれしいことだと思いますよ。

ネジなどを外すことなく上蓋を開けることができる
試合後に急いで移動しないといけないときに、すぐに収納して移動できるのがいいとのこと

──結構各ボタンが大きいので、初心者でも使いやすそうですよね。

sako選手:そうですね。やり込みたい人はもちろん、初心者の方にとってもあつかいやすいアケコンだと思います。あと、HORIのウェブサイトで天面デザインのテンプレートシートがダウンロードできるので、シートを入れ替えて、自分だけのオリジナルデザインにすることもできます。

玄人志向からのサプライズ sako選手特別仕様のMOD PC

玄人志向のMOD PC

sako選手:続いては、玄人志向さんにいただいたMOD PCです。

──レバーとボタンがくっついているじゃないですか!

「ファイティングエッジ刃」のアケコンがそのままデザインに

sako選手:いただくまで僕は知らなかったんですけど、「ファイティングエッジ刃」というアケコンがデザインのモデルになっていて、HORIさんにも裏でこのデザインにしていいかどうかの使用許可をもらっていたみたいで。

──許諾もらったとしても、作るの大変ですよねこれ。

sako選手:門馬ファビオさんに作っていただきました。届いたときは動画も回っていて、サプライズという形でいただいたのですが、嬉しかったですし、テンション上がりましたね。

──反対のガラスケース部分にも、sako選手のイラストがあって、ゲーミングらしくしっかりと光っていて、唯一無二感がすごいですよね。

左側面のガラスパネルにはsako選手のおなじみのイラストも

sako選手:もちろん玄人志向のパーツで固めてあって、ゲームだけでなく配信も存分にできています。ありがたいですね。あと、やっぱり動画を見てくれた方にはとてもうらやましがられました(笑)。

──やっぱりオリジナル仕様でsakoさんらしいレバーやボタンもついているとなると、ほしい人はたくさんいそうですね。流石に買えないと思いますけど。

sako選手:そうですね。オリジナルで作っていただいたので。

パソコンでのゲームプレイに便利 HORI「HORIPAD Pro for Xbox Series X|S」

「HORIPAD Pro for Xbox Series X|S」

sako選手:3つ目のアイテムは、「HORIPAD Pro for Xbox Series X|S」です。

──パソコンでのゲームプレイ用ですか?

sako選手:そうですね。PCゲームをする場合、Xboxのコントローラーに依存しているタイトルが多くて、ほかのコントローラーだとボタンを押し間違えるということが結構あったんですけど、このゲームパッドはXboxのボタン配置が踏襲されているので、間違えることもなくなりました。Xboxの純正コントローラーを使っていた人も、ボタンやスティックの場所や配置が同じなので、違和感なく以降できると思いますよ。

──確かに、もともとPlayStationで遊んでいたゲームとかは、間違えやすいですよね。

sako選手:あと、専用のアプリを使って、プロファイルとか、ボタン割り当てとか、細かくカスタマイズできるので、僕みたいにデバイスには細部までコダワリたいという人にもオススメできます。あと、価格もリーズナブルなので、パソコンを購入してゲームを始める際に一緒に購入するパッドとしても最適です。

Steamが登場してからは、PCゲームで遊ぶことも増えたのだという

格ゲーではディスプレーもかなり重要 Acer「Predator X25(X25bmiiprzx)」

「Predator X25(X25bmiiprzx)」

sako選手:4つ目のデバイスは、Acerの24.5型ディスプレー「Predator X25」です。

──ディスプレーも格闘ゲームをするには重要ですよね。

sako選手:サイズ、リフレッシュレート、応答速度が変わると、やはり違和感を覚えてしまいますね。Predator X25はリフレッシュレートが360Hzで、応答速度が0.3msと結構ハイエンドな部類なので、これに慣れてしまうと別のディスプレーでプレイできないです。

──サイズも重要ですか?

sako選手:もちろんサイズもですし、ディスプレーとの距離も重要ですね。普段の練習どおりの環境でプレイできることが一番です。あとは、やはり毎日長時間練習するので、ブルーライトカットやフリッカーレスの技術があるというのも、大切だと思います。

──ちなみに1日どれくらい練習されるんですか?

sako選手:食事と睡眠、あとは家族と過ごす時間を覗くと、ほとんど練習していますね。たまに別のゲームをプレイしているときもありますが、それ以外の時間はほぼ練習していると思います。今はリーグが終わってひと段落の時期ですが、それでも3~4時間はやってます。

──sako選手のクラスでもやはりそれくらい練習されているんですね。練習しない日とかあるんですか?

sako選手:年に2日くらいだけだと思います。でも会社に勤められている方って8時間くらい働かれるじゃないですか。それと同じくらいやってるってだけですよ。確かに、16時間くらい練習することもありますけど(笑)。

──すごすぎる……。あと、海外遠征だとディスプレーはどうされているんですか?

sako選手:持って行きますよ。ディスプレーとアケコン、あとは大会に合わせてPlayStation 4やゲーミングノートパソコンといったように、どのバージョンかに合わせてゲームできる筐体も持って行きます。

──それだけアケコンやディスプレーは重要ということですね。

sako選手:デバイスにコダワリが強いので、荷物が大きくなってもしょうがないと思っています。

趣味の音ゲーもこれなら快適 JBL「Quantum Duo」

「Quantum Duo」

sako選手:5つめのデバイスは、JBLのゲーミングスピーカーの「Quantum Duo」です。

──普段の練習は、スピーカーでされているんですか?

sako選手:スピーカーとヘッドセット、どっちのときもありますね。大会前の追い込みといった、ガッツリ集中したいときはヘッドセットで、少し大会まで間が合って、カジュアルに練習するといったときはスピーカーでやってますね。

──格闘ゲームは音も大事ですか?

sako選手:FPSほどではないと思うのですが、やっぱりヒット音やガード音といった細かい音の違いなどは細かくあるので、それがスピーカーでもしっかり聞き取れるのは、ありがたいですね。

──ほかに用途はありますか?

sako選手:趣味で音ゲーをプレイするので、そのときにQuantum Duoを使っています。前使っていたスピーカーと比べると段違いに音がいいので、やはりプレイしていてテンションが上がりますし、やりやすさもあります。もちろん、YouTubeや配信サイトで映画鑑賞をするときにも使えますし、Bluetoothにも対応しているので、スマホで音楽を聴くときにも使いますよ。

 

 今回は5製品まで。第一線で活躍されているsako選手だけあって、格闘ゲームに使用するデバイスへのコダワリはやはり半端なかった。次回は、残りの5つのデバイスについて聞いたので、ぜひ期待して待っていてほしい。

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