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今人気のFeliCa入りミドルクラススマホ3機種徹底比較 まずはスペック&周辺機能

ASCII.jp / 2023年4月3日 12時0分

 毎年多くのスマートフォンがリリースされており、どれを購入すればいいか選ぶのは、なかなか難しくなっています。特に同じセグメントだったり、同価格帯だと、さらに悩ましいでしょう。そこで同価格帯や同じセグメントのモデルをピックアップして「基本スペック」、「ディスプレー/バッテリー性能」、「カメラ性能」の3回に分けて徹底チェックする本企画。

 今回はミッドレンジをテーマにシャープ「AQUOS sense7」、OPPO「Reno7 A」、シャオミ「Redmi Note 11 Pro 5G」の3モデルの「基本スペック」を比較します。

AQUOS sense7(左)、OPPO Reno7 A(中)、Redmi Note 11 Pro 5G(右)の3モデルを徹底チェック

チップセットやメモリー構成は 3モデルともまったく同じ

・AQUOS sense7:Snapdragon 695 5G/6GB/128GB ・OPPO Reno7 A:Snapdragon 695 5G/6GB/128GB ・Redmi Note 11 Pro 5G:Snapdragon 695 5G/6GB/128GB ※製品名/チップセット/メモリー/ストレージ

 プロセッサーとメモリー、ストレージに関しては3モデルともまったく同じ構成。ちなみに3モデルともmicroSDカードに対応しており、最大1TBまでのカードが利用できるのも同じです。

各モデルでベンチマークを計測

 次に、ベンチマークを測りました。各種ベンチマークアプリでの計測結果は以下のとおりです

AnTuTu Benchmark(v9.5.6)
Geekbench 6
PCMark Work 3.0
3DMark Wild Life

 Redmi Note 11 Pro 5Gが若干低いスコアになっていますが、全体的に見たらほぼ互角。CPUやグラフィック、ストレージに関しては3モデルとも性能的にもあまり差はなさそうです。

 またベンチマーク中の本体温度を計測しました。「3DMark Wild Life Stress Test」を1セット行ない、終了後すぐに2セット目をスタート。5分経過したあたりから、前面と背面の温度を計測しています。

AQUOS sense7の前面では37.7度
AQUOS sense7の背面は35.7度
OPPO Reno7 Aの前面では36.8度
OPPO Reno7 Aの背面は34.5度
Redmi Note 11 Pro 5Gの前面では37.6度
Redmi Note 11 Pro 5Gの背面は37.1度

スマホ本体のサイズと重量で比較

・AQUOS sense7:約70×7.0×152mm/約158g ・OPPO Reno7 A:約73.4×7.6×159.7mm/約175g ・Redmi Note 11 Pro 5G:約76.1×8.12×164.19mm/約202g ※製品名/サイズ/重量

 全体の大きさでは、Redmi Note 11 Pro 5Gが最も大きく、AQUOS sense7が最もコンパクト。重量に関してもAQUOS sense7が3モデルのうちで最軽量です。Redmi Note 11 Pro 5Gはディスプレーサイズの関係もあり、唯一200gオーバーとなっています。

AQUOS sense7は、自分にはやや小さめだが、手の小さい人にはちょうどよさそう
OPPO Reno7 Aは、ディスプレーは6.4型で使いやすいサイズ
ディスプレーが6.67型ということもあり、やや大きめのRedmi Note 11 Pro 5G
AQUOS sense7は実測で157g
OPPO Reno7 Aは実測で176g
Redmi Note 11 Pro 5Gは実測で206g

意外と大事なカラバリの豊富さ

・AQUOS sense7:5色(ライトカッパー、ブルー、ブラック、ラベンダー、フォレストグリーン) ・OPPO Reno7 A:2色(スターリーブラック、ドリームブルー) ・Redmi Note 11 Pro 5G:3色(ポーラーホワイト、グラファイトグレー、ブルー、アトランティックブルー) ※製品名/ラインナップ/カラー

 本体のカラーバリエーションはAQUOS sense7が1月に新色の「フォレストグリーン」が追加され、最大で5色。ただし、ラベンダーに関してはドコモ限定カラーとなっています。ブルー系やブラック系のカラーは3モデルともラインアップしていますが、OPPO Reno7 Aはホワイト系のカラーバリエーションがありません。

AQUOS sense7はドコモ版にラベンダーがある
さらに1月にフォレストグリーンを追加
OPPO Reno7 Aは2色のカラーバリエ-ション
Redmi Note 11 Pro 5Gは3色展開

5Gの対応バンド比較

・AQUOS sense7:n3/n28/n41/n77/n78/n79 ・OPPO Reno7 A:n3/n28/n41/n77/n78 ・Redmi Note 11 Pro 5G:n3/n28/n41/n77/n78 ※製品名/対応バンド

 5Gネットワークは、3モデルともSub 6にのみ対応で、ミリ波は非対応。AQUOS sense7のみ、ドコモで使われている4.5GHz帯のn79に対応しています。MNO、MVNO含めてドコモ回線で使いたいユーザーはAQUOS sense7を選んだ方が、5Gが使えるエリアは広くなります。

SIMやネットワークを比較

・AQUOS sense7:nanoSIM×1/eSIM/802.11a/b/g/n/ac ・OPPO Reno7 A:nanoSIM×2/eSIM/802.11a/b/g/n/ac ・Redmi Note 11 Pro 5G:nanoSIM×1/eSIM/802.11a/b/g/n/ac ※製品名/SIMスロット/eSIM対応/無線LAN

 3モデルともeSIMに対応。物理SIMはOPPO Reno7 Aが唯一2枚セットできるようになっています。ただし1枚はmicroSDカードとの排他使用です。また、SIMトレーはOPPO Reno7 AとRedmi Note 11 Pro 5Gがピンで押し出すタイプで、AQUOS sense7はピンなしで引き出せるタイプとなっています。

AQUOS sense7のSIMトレーは爪で引っ張り出せる
OPPO Reno7 AはnanoSIMが2枚セットできるが、片方はmicroSDと排他使用
Redmi Note 11 Pro 5Gは、片面にnanoSIM、背面にmicroSDをセットするタイプのトレー

 Wi-Fiはいずれも802.11ac(Wi-Fi 5)までの対応です。

指紋や顔などの生体認証は3モデル対応

・AQUOS sense7:顔認証(マスク対応)/指紋認証(側面) ・OPPO Reno7 A:顔認証/指紋認証(ディスプレー内) ・Redmi Note 11 Pro 5G:顔認証/指紋認証(側面) ※製品名/生体認証

 生体認証は3モデルとも顔認証と指紋認証に対応しています。AQUOS sense7はマスクをつけたままでの顔認証にも対応しているので、花粉症の季節などには便利。指紋認証はOPPO Reno7 Aのみセンサーがディスプレー上にあるタイプで、ほか2モデルは本体右側に配置。ただし、Redmi Note 11 Pro 5Gは電源ボタンと一体型の指紋認証センサーに対して、AQUOS sense7は電源ボタンとは別の部分に指紋認証センサーがあります。

電源ボタンの下に指紋認証センサーを別途配置しているAQUOS sense7
OPPO Reno7 Aのみ画面内指紋認証。やや下の方にあり、親指だと若干操作しにくい
Redmi Note 11 Pro 5Gは電源ボタンと指紋認証センサーが一体になっており、押し込まなくても触るだけで認証してくれる
AQUOS sense7とRedmi Note 11 Pro 5Gは右側面にボタン類が集まっている
OPPO Reno7 Aは音量ボタンを本体左側面に配置

防水防塵やおサイフケータイなどの便利機能

・AQUOS sense7:IPX5/8、MIL規格準拠/おサイフケータイ対応 ・OPPO Reno7 A:IPX8、IP6X/おサイフケータイ対応 ・Redmi Note 11 Pro 5G:IPX3、IP5X/おサイフケータイ対応 ※製品名/防水防塵/おサイフケータイ対応

 防水・防じんに関しては、OPPO Reno7 AはIPX8、IP6Xに対応しています。また、AQUOS Sense7はIPX5/8ですがMIL規格にも準拠しており、耐衝撃なども高いのがポイント。アルコール除菌シートでの拭き取りにも対応しているので、ハードに使いたい人にはポイントが高いでしょう。

Redmi Note 11 Pro 5G(右)はいわゆる生活防水レベルなので、水気の多いところでは使わないほうが無難だ

 いずれもオープンマーケット版のSIMフリーモデルながら、おサイフケータイにも対応しているので、モバイルSuicaなどを使いたい人は、どのモデルを選んでも問題ありません。

【まとめ】スペックは甲乙つけがたく サイズと対応バンドに差が出る

 以上、AQUOS sense7、OPPO Reno7 A、Redmi Note 11 Pro 5Gの3モデル徹底チェック「基本スペック編」でした。かなり似通ったスペックで甲乙つけがたい3モデル。大きな違いは、サイズと5Gの「n79」に対応しているかどうかがポイントですね。

基本スペックでは甲乙がつけがたい結果になった3モデル

 次回はディスプレー回りのエンタメ機能系とバッテリーについて比較検証します。

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