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ディスプレーやバッテリーの性能から人気のミドルクラススマホ3モデルを比較する

ASCII.jp / 2023年4月10日 12時0分

 現在スマホの激戦区といえばミドルレンジ。毎年多くの製品が登場し、しのぎを削っています。そこで人気のミドルレンジスマホから「AQUOS sense7」「OPPO Reno7 A」「Redmi Note 11 Pro 5G」の3モデルをチョイスし、比較する当企画。前回の基本スペック比較に続き(人気のミドルクラススマホ3モデルを徹底比較! まずはスペックと周辺機能から)、今回はディスプレーやバッテリーの性能を比較検証します。

AQUOS sense7(左)、OPPO Reno7 A(中)、Redmi Note 11 Pro 5G(右)の3モデルを徹底チェック

ディスプレーのスペックは横並び

・AQUOS sense7:6.1型(2432×1080ドット)IGZO OLED/60Hz ・OPPO Reno7 A:6.4型(2400×1080ドット)AMOLED/90Hz ・Redmi Note 11 Pro 5G:6.67型(2400×1080ドット)AMOLED/120Hz

 有機ELディスプレーのサイズはAQUOS sense7が最小の6.1型、最大はRedmi Note 11 Pro 5Gの6.67型。解像度はほぼ同じなため、ピクセル密度はAQUOS sense7が最も高くなっています。

サイズは違うものの、解像度はほぼ同じ
いずれもピクセル密度は高く、文字の表示なども滑らか

 パネルは3モデルとも有機ELですが、リフレッシュレートはAQUOS sense7が60Hz、OPPO Reno7 Aが最大90Hz、Redmi Note 11 Pro 5Gが最大120Hzとなっています。60Hzでも一般的な使用には問題ありませんが、FPSなどのゲームでより滑らかな映像表示をというケースではRedmi Note 11 Pro 5Gが画面サイズの大きさもあり、3モデルの中ではベターです。

60Hzでも十分スムーズにスクロールするAQUOS sense7
OPPO Reno7 Aは60Hzと90Hzの可変式
Redmi Note 11 Pro 5Gは最大120Hzで3モデルの中では一番滑らかな描画

 またそれぞれ真っ白の画像を最大輝度で表示し、照度計で計測したところAQUOS sense7が約520Lux、OPPO Reno7 Aが約612Lux、Redmi Note 11 Pro 5Gが約629Luxという結果に。実際並べてみても最大輝度ではAQUOS sense7が最も暗く見えます。

AQUOS sense7は約520Lux
OPPO Reno7 Aは約612Lux
Redmi Note 11 Pro 5Gは約629Lux

 ちなみにAQUOS sense7には、濡れた手でも誤操作しにくいようタッチチューニングが施されいます。そのためキッチンやお風呂場などで使うケースが多いユーザーにはオススメです。

しずくがついても誤作動を起こしにくいAQUOS sense7

スピーカーはステレオかモノラルか エンタメに大きく影響するAV性能

・AQUOS sense7:モノラル/イヤホン端子〇 ・OPPO Reno7 A:モノラル/イヤホン端子〇 ・Redmi Note 11 Pro 5G:ステレオ/イヤホン端子〇

 コンテンツ再生に使われる本体スピーカーは、Redmi Note 11 Pro 5Gがステレオで、ほか2台はモノラルとなっています。AQUOS sense7とOPPO Reno7 Aはコンテンツ再生用スピーカーが本体下部にあるため、横位置にした場合、スピーカー側に偏った音場に。映画やドラマなどの動画やゲームなどをイヤホンなしで楽しむならRedmi Note 11 Pro 5Gに軍配があがります。

AQUOS sense7のコンテンツ再生用のスピーカーは本体下部のみのモノラル仕様
OPPO Reno7 Aもコンテンツ再生用のスピーカーは本体下部にひとつだけ
Redmi Note 11 Pro 5Gは本体上部にもコンテンツ再生用のスピーカーがあり、ステレオ仕様

 それぞれの端末で本体音量を100%にし、「超音波メーカー」アプリから「440Hz」の正弦波をアプリ上の音量50%で再生。約15cm離れた位置で騒音計を使って計測したところ、AQUOS sense7が約62.6db、OPPO Reno7 Aが約68.6db、Redmi Note 11 Pro 5Gが約73dbという数値でした。

AQUOS sense7は約62.6db
OPPO Reno7 Aは約68.6db
Redmi Note 11 Pro 5Gは約約73db

 3.5mmのイヤホンジャックは3モデルとも装備。イヤホンジャックの位置はAQUOS sense7とOPPO Reno7 Aが本体下部、Redmi Note 11 Pro 5Gは本体上部にあります。

AQUOS sense7は本体下部にイヤホンジャックを配置
OPPO Reno7 Aもイヤホンジャックは本体下部
Redmi Note 11 Pro 5Gは本体上部にイヤホンジャックがある

バッテリー容量はどれも多く 安心して使える

・AQUOS sense7:4570mAh ・OPPO Reno7 A:4500mAh(定格値:4400mAh) ・Redmi Note 11 Pro 5G:5000mAh

 バッテリーの容量は、本体サイズが一番大きいRedmi Note 11 Pro 5Gが5000mAh。ほか2モデルは4500mAh前後となっています。

 バッテリーの持続性能をテストするため、PCMarkの「Work 3.0 battery life」でチェック。Work 3.0 battery lifeはバッテリー容量が19%になると計測が止まり、0%までの推定動作時間を算出します。そのため100%から19%までの時間を「Battery Mix」で測定しました。またいずれもディスプレーは最大輝度でテストしています。

PCMarkの「Work 3.0 battery life」で残量19%までの時間を計測

・AQUOS sense7:約8時間10分 ・OPPO Reno7 A:約7時間17分 ・Redmi Note 11 Pro 5G:約7時間34分

 テスト結果では、AQUOS sense7が最長。OPPO Reno7 Aが最短という結果になっています。3モデルは同じプロセッサーを搭載しているため、AQUOS sense7はディスプレーサイズと最大輝度時の明るさ、Redmi Note 11 Pro 5Gはバッテリー容量がほかの2モデルと比べて大きいのが結果に影響していると思われます。

ワイヤレス充電は非対応 高出力対応はRedmi Note 11 Pro

・AQUOS sense7:18W(推定)/ワイヤレス× ・OPPO Reno7 A:18W/ワイヤレス× ・Redmi Note 11 Pro 5G:67W/ワイヤレス×

 ワイヤレス充電には3モデルとも対応していません。USBポートを使った充電は、AQUOS sense7とOPPO Reno7 Aは一般的な18W(AQUOS sense7はスペックで公表しておらず、筆者が計測器を使って計った数値からの推定値)。Redmi Note 11 Pro 5Gは同梱されている専用の充電器を使用すると、67Wと高出力で充電可能。そのため、15分で約50%、42分で100%の充電が可能となっています。

AQUOS sense7に60WのPD対応充電器で給電中の数値
同じ充電器でOPPO Reno7 Aを充電中の数値
同じ充電器でRedmi Note 11 Pro 5Gを充電中の数値

 Redmi Note 11 Pro 5Gに同梱されている充電器は単体での販売(直販価格:4490円)もスタート。自宅と仕事場や持ち運び用にもう1台用意すれば、いつでも高速で充電できるのはスマホの充電がすぐになくなるヘビーユーザーにはうれしいポイントです。

Redmi Note 11 Pro 5Gは付属の充電器&ケーブルを使えば67Wで充電可能

【まとめ】ディスプレーとバッテリーの大きさで Redmi Note 11 Proがやや有利

 以上、AQUOS sense7、OPPO Reno7 A、Redmi Note 11 Pro 5Gの3モデル徹底チェック「ディスプレー/バッテリー編」でした。やはりコンテンツを楽しむならディスプレーサイズが大きく、リフレッシュレートなどの性能も高いことにくわえ、ステレオスピーカーというアドバンテージが多いRedmi Note 11 Pro 5Gがほか2モデルをリードしているという感じです。

 また、バッテリーもRedmi Note 11 Pro 5Gは5000mAhと多く、専用充電器で超高速充電ができるのも魅力です。

コンテンツを楽しむならRedmi Note 11 Pro 5G(右)がオススメ

 次回は最終回。各モデルのカメラ性能について作例とともに検証します。

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