GIGABYTE「AERO 14 OLED」実機レビュー = 爆速と高性能OLED搭載の強力モバイルノートだ

　最後に恒例のベンチマークを実施する。まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU（Multi Core）は15280pts、「CINEBENCH R20」のCPU（Multi Core）は5891ptsとなった。

　「Core i5-12500H」（12コア［4P+8P］、16スレッド、最大4.50 GHz、45W）と「GeForce RTX3060」を搭載する「GIGABYTE G5」がR23は13264ptsだったので、AERO 14 OLEDはその約115％相当のスコアを記録したことになる。

　下位モデルの「AERO 14 OLED 9MF-E2JPBB4SP」は、GIGABYTE G5と同じくCore i5-12500Hを搭載している。AERO 14 OLEDの上位、下位モデルの差も同程度だと思われる。

「HWiNFO64 Pro」で取得したシステムの概要

ベンチマークは「GIGABYTE CONTORL CENTER」で「Ai BOOST」を有効にして実施している

「CINEBENCH R23」のCPU（Multi Core）は15280pts、CPU（Single Core）は1893pts、「R20」は5891ptsと735pts

　3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは6165、Fire Strikeは12180、Wild Lifeは29852、Port Royalは3258となった。

　GIGABYTE G5がTime Spyは8729、Fire Strikeは19644だったので、AERO 14 OLEDはTime Spyで約71％、Fire Strikeで約62％のスコアに留まったことになる。

　とは言え「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」のスコアは6399（快適）を記録している。3DMarkの推定ゲームパフォーマンスも「Apex Legends」（1440p Ultra）で100～110fpsだ。多くの3Dゲームを実用的な速度でプレイできるはずである。

「3DMark」のTime Spyは6165、Fire Strikeは12180、Wild Lifeは29852、Port Royalは3258

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」（標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン）のスコアは6399（快適）

　ストレージ速度については、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード（SEQ1M Q8T1）で7022MB/s、シーケンシャルライト（SEQ1M Q8T1）で4996MB/sを記録した。AERO 14 OLEDにはPCIe Gen4 x4接続SSDが搭載されているが、OS、アプリ、ゲームの起動時間などでその恩恵を受けられるはずだ。

試用機にはPCIe Gen4 x4接続SSD「GIGABYTE AG470S1TB-SI B10」が搭載されていた

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード（SEQ1M Q8T1）は7022MB/s、シーケンシャルライト（SEQ1M Q8T1）は4996MB/s

　バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度40％、ボリューム40％、バッテリー残量4％までという条件でYouTube動画を連続再生したところ、3時間2分19秒動作した。

　本製品は高輝度な有機ELディスプレーを搭載しているので、より長時間使いたい場合には画面をもう少し暗くするとよいだろう。

　環境光にもよるが、個人的にはディスプレー輝度は30％ぐらいまでであれば下げても問題ないと感じた。

高画質ディスプレーを活かせるクリエイティブワークや ゲームにもってこいのモバイルノートPCだ

　「AERO 14 OLED」の14型有機ELディスプレーの画質は文句なし。映像コンテンツはHDRで鑑賞できるし、90Hzのリフレッシュレートはゲームをプレイする際に恩恵を受けられる。

　両側面、背面に多くのインターフェースが装備されている点も使い勝手がいい。自宅やオフィスで高画質ディスプレーを活かせるクリエイティブワークやゲームに活用するのなら、満足度の高いモバイルノートマシンなのである。