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家庭用3Dプリンター「AnkerMake M5」実機レビュー = 高精度で高速で初心者にもおススメです!

ASCII.jp / 2023年4月4日 10時0分

 3Dプリンターということで、動作音が気になることだろう。3Dプリント時、64.4dBA前後の音が鳴り続ける。開放型なので、ケース型の3Dプリンターよりもどうしても大きくなってしまう。

 個人的には同じ部屋で仕事をしたり、くつろぐにはノイズキャンセリングイヤフォンは必須と感じた。べつの部屋に設置する、押し入れで使う、囲うケースを準備するなど、使い方には工夫したほうがよさそうだ。

3Dプリント時、64.4dBA前後の動作音が発生する。モーターとファンが混ざった音である

 ちなみにプリント中の温度をサーモグラフィーカメラで計測したところ、ヒートベッドの最大温度は59.9℃、ノズル部分の最大温度は92.4℃となった。ノズルは触る部分ではないからよいとして、ヒートベッドもかなり熱くなる。印刷直後は注意して触るようにしよう。

ヒートベッドの最大温度は59.9℃
ノズル部分の最大温度は92.4℃
印刷物はヒートベッドを曲げることで簡単に剥がせる。しかし印刷直後は、軽く触って温度を確かめよう

 さて肝心の印刷品質については、今回の「3DBenchy」、「Cute Mini Octopus」、「Wireframe Skull Pencil Holder」、「Fully assembled 3D printable wrench」については正確に出力できている。

 特に「Wireframe Skull Pencil Holder」は編み目が綺麗に印刷されている。繊細な仕上がりに驚いて、小物入れとして現在愛用しているほどだ。家庭用3Dプリンターとしては十分な性能を備えている。

「3DBenchy」は3Dプリンターのベンチマークとしてよく使われる。形状に不自然な箇所はなかった
「Cute Mini Octopus」は部品が組まれた状態で印刷される。軽く振っただけで、すべてのパーツが滑らかに可動した
「Wireframe Skull Pencil Holder」は最も複雑な形状をしているが、編み目が等間隔に綺麗に印刷された
「Fully assembled 3D printable wrench」は少し糸を引くようにゴミが出たが、簡単に取り除けるので問題ない

動作も安定しているMake M5は 最初の1台にぴったりだ

 筆者自身、近頃3Dプリンターを非常に身近に感じている。私はサバゲーが趣味なのだが、物販イベントなどに行くと3Dプリンターで作成されたパーツ類がたくさん販売されていることに驚いた。それらの商品を見ていると、自分でもオリジナルアイテムを作ってみたくなる。

 皆様の中にも3Dプリンターを活用したいと考えている方は多いだろう。信頼性の高い3Dプリンターを手に入れたいと考えている方に、高速印刷、高品質なAnkerMake M5は魅力的な製品である。

 

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