Windows 11で「コピペの効率が格段に向上」クリップボード履歴と同期を有効にする
ASCII.jp / 2023年4月8日 12時0分
「クリップボード履歴」をオンにすると これまでコピーした内容が一覧表示できる
コピー&ペースト操作は通常、「Ctrl+C」キーでコピーし、「Ctrl+V」キーで貼り付けていることだろう。もちろん、右クリックメニューから選択してもいい。
しかし、例えばブラウザーから複数の要素をコピーし、別のアプリに貼り付けようとすると、お互いのウィンドウを行ったり来たりしなければならない。大きなデスクトップに2つのウィンドウを並べて表示できるならいいが、ノートPCなどでウィンドウを切り替えながら操作するのはとても面倒だ。
そんなときは、「クリップボード履歴」を利用しよう。「設定」の「システム」から「クリップボード」を開き、「クリップボード履歴」をオンにする。これだけで準備は完了。
まずは、コピーしたい要素を連続でコピーしてみよう。テキストやリンク、画像などをコピーしておく。
貼り付ける際「Ctrl+V」と押すと、最後にコピーした要素が貼り付けられる。ここで「Win+V」キーを押してみよう。クリップボード履歴のウィンドウが開き、これまでコピーした内容が一覧表示されるのだ。
試しに、いくつか前の操作でコピーした文字列を選択してみよう。マウスでクリックしてもいいし、カーソルキーでフォーカスを動かし、Enterキーで決定してもいい。すると、カーソルがあった部分に文字列がペーストされる。
ペーストする順番は自由だし、もちろん利用しなくてもいい。画像を選択すれば、画像もそのままペーストできる。
これで、ウィンドウを行ったり来たりする必要がなくなり、作業をまとめられるようになる。ちなみに、「Win+V」キーで表示するパネルでは、絵文字やGIFアニメなどを入力することもできる。
クリップボードの「複数のデバイス間で同期」をオンにすると ほかのPCで履歴の共有が可能に
もう1つ、クリップボードの拡張機能を紹介しよう。同じマクロソフトアカウントでログインしているPCで、クリップボードの履歴を共有できる機能だ。例えば、ノートPCで見つけたURLや情報をコピーしておき、後でデスクトップPCで利用したりできる。
デフォルトではオフになっているので、「設定」の「システム」から「クリップボード」を開き、「複数のデバイス間で同期」をオンにし、「コピーしたテキストを自動的に同期する」と選択しておこう。
これで、「Ctrl+V」キーを押せば、他のPCでコピーしたクリップボード履歴を利用できる。ただし、同期できるのはテキスト情報だけで、残念ながら画像はペーストできない。画像をコピーした部分には「利用できるプレビューはありません」と表示される。
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