1kg以下の軽量に驚き！16:10で見やすくなった富士通の14型モバイルノート「LIFEBOOK UH90/H1」

「LIFEBOOK UH90/H1」

　富士通クライアントコンピューティングが販売する「LIFEBOOK UH90/H1」は、14型液晶を搭載しながら1kg以下（ピクトブラックは約848g、フロストグレーとシルバーホワイトは約858g）の軽量を実現したモバイルノートパソコン。直販サイト「富士通WEB MART」にて購入できるカタログモデルだ。

　LIFEBOOK UH90/H1は、CPUがインテル「Core i7-1360P（12コア/16スレッド）」、メモリーが16GB（LPDDR5-6400）、ストレージが約512GB SSD（PCIe Gen4）と、メインマシンとして長く使える性能を持つ。カラーバリエーションとしてピクトブラック、フロストグレー、シルバーホワイトとなり、自分好みの色が選べるのも特徴だ。今回はそのフロストグレーモデルをお借りできたので、外観と使い勝手を紹介していこう。

自分らしさを表現できる軽量モデル 面積が広くなったディスプレーなどが魅力的だ

　フロストグレーのルックスは、非常に美しい。マットな加工がされているため汚れが付きにくいうえに、白と黒というベーシックな色とは違いながらもオフィスなどの場所でも浮くことなく自分らしさを演出できるはずだ。そして重量1kg以下の本体はとても軽く、持ち歩くことになんの苦も感じなかった。

明るいカラーではあるが落ち着いたイメージを与えるフロストグレー

　液晶パネルはノングレアタイプのため、映り込みが少なくどんな場所でも使いやすい。職場や家は当然として、コーヒーショップなどへ持ち込んでも照明の位置をほとんど気にしなくて済むのは非常にありがたい。

　さらに画面の解像度も大きな特徴だ。LIFEBOOK UH90/H1を含むUHシリーズの2023年春モデルはアスペクト比16：10の14型ワイド液晶を採用し、解像度は1920×1200ドットのWUXGA。フルHD（1920×1080ドット）よりも若干縦長になった印象だが、実際に使ってみると没入度の高さに驚いた。わずかな分でも表示できる情報量が増えるのは快適に思える。

ノングレアの液晶パネルはWUXGAの広さ

　LIFEBOOK UH90/H1のキーボードは86キーでカナ表記なしのタイプだ。ピッチは約19mmと十分に広く、ストロークは約1.5mmの深さを持っている。タイプした感覚は個人差があるだろうが、打鍵した際に適度な重さ、かつクリック感も強めなのでタイピングは快適だった。カーソルキー部分が一段下がる同社独自デザインの「Fライン」も健在で、タッチタイピングにおいてもミスることなくカーソル移動ができ、文書作成がしやすかった。

キーピッチは約19mm。ストロークは約1.5mm。14型ノートながらゆったりとしたキー配置だ

　モバイルノートにおいて重要なセキュリティー面にも触れておきたい。キーボード上部の電源ボタンは指紋センサーを兼ねている。指紋認証でパソコンを起動できるだけでなく、外出中にマスクを着けたままでもログインができるのだ。手軽にセキュアな環境を構築できるのもまた、LIFEBOOK UH90/H1の強みと言えるだろう。

電源スイッチは指紋センサーを兼ねている

軽量薄型モバイルなのに有線LAN端子も装備！

　インターフェースが充実しているのも、LIFEBOOK UH90/H1の特徴だ。左側面にはセキュリティロックホール、Thunderbolt 4 USB 4（Gen3）Type-C×2、USB 3.2（Gen1） Type-A×1、3.5mmマイク/ヘッドホン兼用ジャックを備える。Type-Cは電源コネクターも兼ねているほか、Type-Aは電源オフ時でもUSB機器を充電できる機能を持っている。

左側面。電源端子としても活用するUSB Type-C端子を2基備え、拡張性が高い

　右側面には有線LAN端子、HDMI、USB 3.2（Gen1）Type-A端子、ダイレクト・メモリースロットが並んでいる。個人的に有線LAN端子が備わっているのは嬉しく感じる。外出先でWi-Fiが急に使えなくなった場合や、安定した通信環境で作業をする場合などで役に立つはずだ。

右側面。有線LAN端子も内蔵しているので便利だ

　LIFEBOOK UH90/H1は、画面領域が広くなったWUXGA解像に加え、1kgを切る軽量設計により快適なモバイルライフを提供してくれる1台だ。そのうえ使い勝手も良好なので、ビジネスマンから学生まで幅広くモバイルノートを求める人にオススメできる。

　次回は各種ベンチマークにより、LIFEBOOK UH90/H1のスペックを紹介する予定だ。