台湾に行くなら、安くて5Gも快適なプリペイドSIMを使おう!
ASCII.jp / 2023年4月21日 12時0分
台湾行くならローミングじゃなくて プリペイドSIMを使うのがオススメ!
海外への渡航もだいぶ制限がなくなってきています。今年のゴールデンウィークには海外旅行を考えている人もいるでしょう。日本人に人気の渡航先の1つである台湾は、各キャリアが5Gサービスを始めており、SIMフリーの5Gスマートフォンを持っていればプリペイドSIMを買って5Gを利用することもできるのです。
今回は羽田から台北の松山空港へ飛びました。松山空港には台湾大手キャリア、中華電信のカウンターが2ヵ所にあります。ちなみに台北のもう1つの表玄関、桃園空港にはほかのキャリアのカウンターもあるので、購入するキャリアを選べます。とはいえ松山空港は市内に近いので移動も楽ですし、中華電信は台湾ナンバーワンとも言われるキャリアなので電波の入りも良好です。
台湾では4GのプリペイドSIMと5GのプリペイドSIMが販売されています。4GのプリペイドSIMはデータ完全定額で、「3日用」「5日用」のように日数ごとに分かれています。一方、5GのプリペイドSIMもデータ定額なのですが、テザリングは3日用が3GB、5日用が5GB、7日用が7GBと制限があります。「テザリング制限があるなら4Gプリペイドのほうがオトク」と考えるかもしれませんが、5Gの速度は4Gの数倍と爆速。また日本ではまだまだ5Gのエリアが少ないため「4Gでも十分」と思うかもしれませんが、ぜひ台湾で5Gを体験してほしいものです。
なお中華電信5GプリペイドSIMの料金は以下の通りです(2023年4月時点)。
3日用:500台湾ドル(約2200円)、50台湾ドルの通話費込み 5日用:600台湾ドル(約2600円)、100台湾ドルの通話費込み 3日用:800台湾ドル(約3500円)、150台湾ドルの通話費込み
今回は3日用を購入しました。なお、4Gで3日用なら300台湾ドル(約1300円)。どちらにしてもかなり安いですね。また、5Gスマートフォンは日本で販売されているASUSの「Zenfone 9」を使いました。日本のキャリアの5GスマートフォンはSIMロックがないものでも海外キャリアの5Gをつかまないものが多いので、海外で5Gを使いたい場合はSIMフリーでメーカーから販売されている5Gスマートフォンを買った方がよさそうです。
プリペイドSIMの購入にはパスポートの提示が必要です。購入は日本のクレジットカードもOK。購入後はSIMを渡されるので自分で挿入が必要ですが、最近のスマートフォンであればAPNも自動設定されるので特に設定画面をいじる必要もありません。SIMを入れてしばらくすると電波をつかみ、5Gのアンテナピクトが立ったのですぐにスピードテスト。空港内でも500Mbpsを出しており快適でした。4Gでは100Mbps程度と速度にはだいぶ差があります。
ここまで高速だとホテルでもWi-Fiを使う気がなくなりますが、さすがに室内では5Gの入りが悪いことも多く、4Gに切り替わることもあります。また、前述したようにテザリング制限があるので、ノートPCなどをスマートフォンにつなぐと上限に達してしまうことも。そのあたりはデータ使用量を見ながら使いましょう。
地下鉄の中でも5G表示でしたが、速度は100Mbps前後だったので恐らく4G転用のバンドn1(2100MHz)かn3(1800MHz)接続でしょうか。いずれにせよ繁華街などでたまにZenfone 9の画面を見てみると、4G表示になっていることはほとんどなく、台北での中華電信の5Gのエリアは広そうです。
さて、今回はASUSの取材で台北を訪問しました。台北郊外にあるASUSの本社も訪問したのですが、5Gスマートフォンも開発しているASUSですからもちろん5Gの電波は入るでしょう。さっそくZenfone 9を取り出してスピードテストをしてみました。
本社の入り口前で何度かスピードテストをしてみると、下り306Mbps、上り117Mbpsが今回の最高速度でした。もちろん4Gよりも高速で、特に上りが100Mbpsを超えているとSNSへの動画のアップロードもはかどります。台北の5Gはかなり広範囲で実用的なレベルで使えると言えるでしょう。
台湾ではちょうどROG Phone 7が発表された直後だったので、実機も触ってきました。5Gでこれだけの速度が出るならゲームも場所を選ばずに快適にプレイできるのではないでしょうか。
台湾はドコモ回線で5Gローミングができますが、現地プリペイドSIMの値段も安いので、SIMフリースマートフォンを持っている人はぜひ試してみましょう。
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