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「世界最薄折りたたみ」や「可変絞りカメラフォン」などファーウェイの新スマホをフォトレポ

ASCII.jp / 2023年4月24日 12時0分

ファーウェイの最新フラッグシップモデルを紹介

 ファーウェイは2023年3月23日に中国・上海でスマートフォンのフラッグシップモデル4機種を発表した。いずれの製品も前モデルの性能を大きく向上させただけではなくデザインも一新しており、他社製品と比べると大きく差別化されたモデルに仕上がっている。各製品を写真を中心に紹介しよう。

HUAWEI Mate X3」は厚さ5.3mmの 世界最薄折りたたみモデル

 折りたたみスマートフォン「HUAWEI Mate X」シリーズの最新モデル「HUAWEI Mate X3」は、ディスプレーを内側に折り曲げることのできる「谷折り式」の製品だ。前モデル「HUAWEI Mate X2」を比べると、厚みが大幅に薄くなっている。開いたときのときの本体サイズは156.9×141.5mm、厚さは5.3mmでHUAWEI Mate X2の8.2mmより3割以上薄くなった。重量も239gでHUAWEI Mate X2の295gから約2割減少。ディスプレーは7.85型(2496×2224ドット)、リフレッシュレートは120Hzだ。

HUAWEI Mate X3を開いたところ

 本体を閉じたサイズは156.9×72.4mm。厚さは11.8mmで、HUAWEI Mate X2の14.7mmと比べると2割減。閉じたときのディスプレーは6.4型(1080×2504ドット)、リフレッシュレートは120Hzで、表面はファーウェイが開発した強化ガラスの「Kunlun Glass」でカバーされている。指紋認証センサーはディスプレー埋め込みではなく、側面の電源ボタンと共用している。

閉じると6.4型ディスプレーのスリムな形状になる

 本体形状は側面の角を大きく丸めたエッジデザインになっている。そのため閉じたときに持ってみると手の甲に当たる角の部分の設置面積が少なく、また重量もiPhone 14 Pro Maxより1g軽いこともあり、折りたたみモデルではなく、一般的なスマートフォンを持っているような感覚だ。ここまで体感的に薄く、重量も軽いと、折りたたみスマートフォンであることを意識せず持ち運ぶことができると感じた。

側面の角はカーブ仕上げ。持ってみるとサイズ以上に薄く感じる

 ヒンジ側から見ても閉じたときの薄さがわかる。隙間があるように見えるが本体はIPX8の防水に対応している。防水に対応する折りたたみスマートフォンは中国メーカーでは初だろう。なお、カメラ部分のでっぱりはそれほど大きくない。

ヒンジ側から見る。防水に対応している

 背面カメラは5000万画素広角、1300万画素の超広角、800万画素の5倍望遠の3つを搭載。前モデルと画素数は同等だが、望遠は3.5倍からグレードアップされた。カメラ部分にはファーウェイのカメラ・イメージングプラットフォーム「XMAGE」の文字も見える。HUAWEI Mate X2は角型のカメラ台座だったが、HUAWEI Mate X3は最近流行りのデザインを採用したようにも見える。

背面デザインは従来モデルから大きく変わった

 OSはHarmonyOS 3.1を搭載。GMS(Google Mobile Services)は非搭載で、HMS(Huawei Mobile Services)モデルとなる。チップセットはSnapragon 8+ Gen 1 4G、5060mAhのシリコンカーボンバッテリーを搭載し、有線66W、無線50Wの急速充電に対応する。グローバルでも発売が予定されており、そちらのバッテリーは一般的なリチウムイオンで4800mAhとなる。

HarmonyOSの最新バージョン「3.1」を搭載

 ヒンジ部分は完全に隙間なく閉じることができ、また自由な位置に開いて止めることができる「Flex-Stopモード」にも対応する。

ディスプレーは自由な位置で止めておける

 開いたときの厚さは本当に薄く、また本体の造りもしっかりとしており、多少力を加えてもゆがむようなこともない。ここまで薄いと、折りたたまずこのままかばんなどに収納しても邪魔にもならないだろう。

5.3mmの厚さは本当に薄く感じる

 Flex-Stopモードはカメラアプリなどまだ対応は一部だが、机の上にL字型に曲げて置いて使える点は使いやすい。価格は1万2999元(約25万4000円)で中国ではすでに販売が始まっている。

机の上で使うときも便利なFlex-Stopモード

可変絞りを搭載するカメラフォン 「HUAWEI P60」シリーズ3モデル

 カメラ性能を高めた「P」シリーズは、2021年7月発表の「P50」シリーズ以来、1年8カ月ぶりに「P60」シリーズとして3モデルが発表となった。P60シリーズでは最上位モデルとしてArtの名前を冠した「HUAWEI P60 Art」が登場、「HUAWEI P60 Pro」「HUAWEI P60」と合わせた3機種が発表されている。

 3機種共通のスペックはチップセットがSnapdragon 8+ Gen 1 4G、ディスプレーは6.67型(2700×1220ドット)、リフレッシュレート120Hz駆動のLTPO OLEDを搭載。メインカメラは4800万画素でf/1.4からf/4.0まで10段階に変更可能。中国の衛星通信「北斗」を使ったメッセージ送受信にも対応する。そのほか、IP68の防水防塵にも対応している。

 HUAWEI P60 Artはメイン4800万画素カメラに加え、超広角4000万画素、3.5倍望遠4800万画素カメラを投資。バッテリーはシリコンカーボン型5100mAhで有線88W、無線50Wの急速充電に対応する。

HUAWEI P60 Art

 本体サイズは約74.5×161×8.3mmで、これも3機種同等だ。重量は206g。ディスプレーは角をわずかに丸めたエッジデザインとなっている。

8.3mmと薄い。なお3機種ともサイズは同じだ

 カメラ周りのデザインはメインカメラを大きくし、その上下に超広角と望遠を並べる新しいデザイン。HUAWEI P60シリーズはこのデザインモチーフが共通で、ファーウェイはこれを2023年モデルの共通イメージとして今後も採用するようだ。HUAWEI P60 Artはカメラ台座がややカーブを描いたデザインになっている。本体カラーは基本がブルーとゴールドで、ロココパールも一部で販売予定。貝殻のようにも見えるデザインは1機種1機種パターンが異なるという。

2023年のファーウェイの新しいカメラデザインを採用

 OSはHarmonyOS 3.1。HUAWEI Mate X3同様HMSを搭載しており、アプリストア「HUAWEI AppGallery」から各種アプリケーションをインストール可能だ。

HUAWEI P60 Artの機種情報画面

 カメラは3つとも4000万画素クラスと高解像度であり、XMAGEプラットフォームによりシーンに最適な写真撮影が可能だ。デフォルトでは超広角、1倍、3.5倍、10倍の切り替えが可能で、ハイブリッドズームとなる10倍もかなり美しい絵が撮れた。なお、動画は8Kには対応せず4K 60fpsまでとなる。

HUAWEI P60 ArtのカメラUI

 HUAWEI P60 ProはHUAWEI P60 Artのスペックをやや抑えたモデル。とはいえカメラは4800万画素メインと4800万画素3.5倍望遠はHUAWEI P60 Artと同じで、超広角が1300万画素となる。バッテリーは4815mAhのリチウムイオンで急速充電はHUAWEI P60 Art同様に有線88W、無線50Wとなる。

HUAWEI P60 Pro。正面から見たデザインはP60 Artと変わらない

 背面を見るとカメラの台座は長方形となっており、HUAWEI P60 Artとはデザインイメージはだいぶ異なって見える。こちらもロココパールは機種ごとにデザインパターンが異なっている。重量は200gでP60 Artよりわずかに軽い。

HUAWEI P60 Proの背面。カメラ周りのデザインはHUAWEI P60 Artと異なる

 HUAWEI P60はシリーズの中でもベーシックなモデルで、メインカメラは4800万画素、超広角は1300万画素、望遠は1200万画素5倍となる。バッテリーは4815mAhで有線66W、無線50Wの急速充電に対応する。

ベーシックモデルとなるHUAWEI P60

 背面はサブカメラのレンズ形状を四角形としている点がHUAWEI P60 Proと異なっている。重量は197gだ。

HUAWEI P60の背面。サブカメラの形が異なる

 3機種の価格はHUAWEI P60 Artが8988元(約17万6000円)から、HUAWEI P60 Proが6988元(約13万7000円)から、HUAWEI P60が4488元(約8万8000円)から。こちらも中国で販売中で、グローバル展開は現時点では未定だ。

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