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シグマ新単焦点レンズ「17mm F4」「50mm F2」「23mm F1.4」実機レビュー = 絶対欲しくなるIシリーズの新兄弟だ!

ASCII.jp / 2023年4月26日 10時0分

「APS-C開放F1.4シリーズ」のスペック一覧。16mmと30mmの中間に位置するのが、今回発売された「23mm F1.4 DC DN」だ(数値や価格はLマウントのもの)。

 APS-C用のレンズではあるが、「fp L」のようなフルサイズ機でもクロップ機能で使用することができる。その際の解像度は6000万画素の「fpL」の場合は約2600万画素に、2400万画素の「fp」では1000万画素になる。

フルサイズ機でもクロップ機能でAPS-C専用レンズの使用が可能だ。

 「Iシリーズ」と比べるとシンプルな外装で、サイズもそれなりだが、開放F1.4の大口径にしてはコンパクトだ。

「23mm F1.4 DC DN」のサイズは最大径65.8×全長76.9mm、重量340g。
「23mm F1.4 DC DN」に付属フードを付けてシグマ「fp L」に装着した状態。

 遠景の定点撮影では「Iシリーズ」の2本と同じ傾向で、開放F1.4では周辺光量低下があり、2段絞ったF2.8程度で解消する。

 中心部の解像感は開放F1.4から高く、最小絞りがF16ということもあり回折の影響はそれほど気にならない。もちろん周辺部での像の乱れもない。

「23mm F1.4 DC DN」の開放F1.4からF2.8までの周辺光量の比較。
F2
F2.8
「23mm F1.4 DC DN」の絞り値による中心部の解像感の比較。
「23mm F1.4 DC DN」の絞り値による周辺部の解像感の比較。

 なおAPS-Cのレンズでも、あえてフルサイズの画角で撮影することは可能で、試しに「23mm F1.4 DC DN」もクロップをオフにして撮影してみると、当然周辺部は像がケラれ描写の乱れもあるが、オールドレンズ的な雰囲気もあるので、スナップなどで活用するのも面白そうだ。

 開放F1.4のおかげでフルサイズ並のボケが味わえ、大比較的リーズナブルな価格なのにシャープな画質でコストパフォーマンスもよい。他の「開放F1.4シリーズ」と合わせ、APS-Cユーザーはもちろんフルサイズユーザーでも楽しめそうなレンズだ。

APS-Cの「23mm F1.4 DC DN」をあえてフルサイズで撮影してみた例。
絞り開放で撮影。合焦部のシャープ感と背景ボケのコントラストで不思議な雰囲気の写真になった。絞りF1.4・シャッタースピード1/1600秒・ISO100。
F5.6まで絞って撮影。拡大して細部を見ると、解像感の高さがわかる。絞りF5.6・シャッタースピード1/320秒・ISO100。
街中を絞り開放でスナップその1。絞りF1.4・シャッタースピード1/8000秒・ISO100。
街中を絞り開放でスナップその2。絞りF1.4・シャッタースピード1/1000秒・ISO100。
街中を絞り開放でスナップその3。絞りF1.4・シャッタースピード1/320秒・ISO100。
絞り開放の逆光で撮影。絞りF1.4・シャッタースピード1/2500秒・ISO100。
クロップをオフにしてフルサイズで街中をスナップしてみたが、周辺の描写もそれほど気にならない。絞りF1.4・シャッタースピード1/4000秒・ISO100。
開放絞りが明るいと、夜景でも速いシャッタースピードで撮影できる。絞りF1.4・シャッタースピード1/60秒・ISO400。
絞り開放で近寄って撮影するとピントはかなり浅め。絞りF1.4・シャッタースピード1/80秒・ISO1600。
夜の路地裏でクロップをオフにして撮影。何とも言えない写真に……。絞りF1.4・シャッタースピード1/60秒・ISO1600。

 このように続々と魅力ある個性的なレンズを提供し続けてくれるのがカメラファンからシグマが支持される理由だろう。次はどんなレンズが登場するのか今から楽しみだ。

 

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