BTOPCでもガッツリRGBライティングを堪能! 30万以下でWQHDや高FPSでゲームできる高コスパな1台
ASCII.jp / 2023年4月28日 11時0分
ユーザーの期待に応えるオリジナルBTOパソコンを用意するインバースネットの「FRONTIER」ブランド。今回紹介するゲーミングパソコン「GHL」シリーズもそんな1台で、PCケース上部に備わっているスイッチで、パソコンを彩るライティングをカスタマイズできるのが最大のトピックだ。
RGBライティングは、2基のフロントファンと、ケース内部のリアファン、そして強化ガラスパネルボトムに装備されているライトバーの3カ所に搭載。47種類の発光パターンから、プレイするゲームや気分にあわせて、スイッチで簡単に選べるようになっている。
ゲーミングパソコンとしてのスペックとラインアップも抜かりなし。第13世代インテルCoreプロセッサーのCore i5と、GeForce RTX 3060 Tiを搭載したカジュアルゲーミング向けスペックで19万4800円からの「FRGHLB760/SG1」から、Core i9とGeForce RTX 4070 Tiを搭載したハイスペックモデルの「FRGHLB760/SG3」まで、3モデルを用意している。
今回は3つのモデルのなかから、フル解像度と比べて高精細な表示のWQHDゲーミングも楽しむことができるGeForce RTX 4070 Tiを搭載した「FRGHLB760/SG2」を試せたので、その実力のほどをみていこう。
「FRGHLB760/SG2」は、GeForce RTX 4070 Tiのほか、CPUにインテルの第13世代で16コア/24スレッドで動作するCore i7-13700Fを搭載。メモリーはDDR4-3200 32GBのほか、1TB NVMe SSDを搭載している。WQHD解像度のゲーミングディスプレーと組み合わせたゲームプレイだけでなく、写真や動画の編集に、注目を集めるAI画像生成などといったクリエイティブな用途も快適に行なえるスペックになっている。
高性能パーツを効率よく冷却するPCケースに注目 メンテナンスも楽ちん!
まずは「FRGHLB760/SG2」を眺めていこう。フロントパネルはメッシュ仕様で、高いエアフローとともに、LEDファンの発光を楽しめるようになっている。また、トップには、マグネット式ダストフィルター、ボトムの電源ユニット吸気口にも取り外し可能なダストフィルターが装備されている。
3連ファン&大型ヒートシンク採用GPUクーラーを搭載するビデオカードが目を引くが、内部スペースには余裕がある。エアフローも新鮮な外気が真っ直ぐ、CPUクーラーとビデオカードに送られるレイアウトになっている。また、CPUクーラーのヒートシンクで温まった風は、リアファンで強制排気される。
「FRGHLB760/SG2」の概要に続いては、その実力をみていこう。
まずは基本性能をチェック ゲームだけでなくクリエイティブな作業もこなせる1台
まずは「CINEBENCH R23」を使って、長期電力リミット(PL1)が65Wに抑えられたCore i7-13700FのCPU処理能力を確認した。 結果はマルチコアが19610pts、シングルコアが2021ptsだった。マルチコアテストは、すぐにCPUの消費電力が65Wに制限されるため、スコアは控えめになっている。
続いて、パソコンの総合性能をベンチマークの「PCMark 10」で確認すると、総合スコアは9132を記録した。先日紹介したFRONTIER「GB」シリーズのCore i9-13900F搭載モデルのスコアが9703なので、十分優秀といえる。
テストごとのスコアを確認していくと、アプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が11600。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が11721。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が15198だった。
日常使いから、レポート作成や家計簿といったビジネスワークに、写真・動画の編集といったクリエイティブなシーンまで、不満なく行なえるスコアといえるだろう。
次に、実際にプリケーションを使って、そのパフォーマンスを独自のスコアで示す「UL Procyon」で確認していこう。まずは、マイクロソフト「Microsoft 365(Office)」のパフォーマンスをみる「Procyon Office Productivity Benchmark」を実行した。
総合スコアは7349と、優秀なスコアになっている。Word、Excel、PowerPointといった主要アプリのスコアも、7000を超えているので、さまざまな作業に不満を感じることはないだろう。
「Adobe Photoshop」「Adobe Lightroom Classic」を使った写真編集のパフォーマンスをみる「Photo Editing Benchmark」も計測し、実力を確認した。
結果は、ここまでと同じく総合スコア9136と高スコアをマークしている。、主にAdobe Photoshopを使って処理する「Image Retouching」のスコアは、8573。Adobe Lightroom Classicのみで処理を行なう「Batch Processing」のスコアが9736と、両アプリともにスムーズに作業を行なえる結果になっている。
AIお絵描きを試してみた
日常使いから表計算や文書作成、写真編集の実力チェックの最後は、話題のAIを使った画像生成を軽く試していこう。Windows標準ブラウザ「Edge」にも、AIを用いて写真やイラストを生成できる「Image Creator(プレビュー版)」が公開されている。
ここでは、GeForceシリーズのビデオカードを使うことで、ローカルで快適に画像生成が行える「Stable Diffusion WebUI」を導入した。呪文で"ねこ耳少女"の画像を生成してみると、10枚の画像を約24秒前後で生成することができた。呪文をいろいろと変えながら、試行錯誤する必要があるAI画像生成だが、この生成速度ならばストレスなく、AIお絵描きを楽しむことができるだろう。
ここからは、メインとなるゲームプレイの実力を確認していく。まずは定番ベンチマークの「3DMark」の結果からみていこう。
スコアはハイエンドGPUとなる「GeForce RTX 4080」の、70%台後半から80%前半台にダウンするが、最新技術を使った重量級ベンチマークの「Speed Way」でも5000台のスコアで、平均フレームレートは53.79fpsを記録している。DirectX 12ベースで、テスト解像度がWQHDの「Time Spy」では、スコアと平均フレームレートを伸ばし、快適なWQHDゲーミングを楽しめる結果になっている。
まだまだ採用ゲームタイトルの多いDirectX 11ベースのテストとなる「Fire Strike」も同様で、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」で優秀なスコアとフレームレートを出している。
ゲームプレイはハイリフレッシュレートでもWQHD解像度でも快適に楽しめる
続いて、こちらも定番のベンチマークとなる「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を確認していく。
結果は4K解像度でも”非常に快適”指標となる15000を超えた16387を記録し、平均フレームレートも110.18fpsになっている。さらにターゲットのWQHD解像度では、平均フレームレートが193.85fpsまで伸び、144Hz駆動対応のWQHDゲーミングディスプレーと組み合わせれば、滑らかな描画でのゲームプレイを楽しめる。
ここからは実ゲームタイトルでチェックしていこう。まずは定番人気タイトルの「Apex Legends」だ。解像度はGeForce RTX 4070 TiのターゲットとなるWQHDと4K解像度で、画質は最高になるように設定した。フレームレートはゲーム内の「射撃訓練場」を一定ルート移動した際を「CapFrameX」で記録し、平均フレームレート(avg)と、1パーセンタイル点(1%min)を抽出している。
4K解像度でも平均フレームレートは157.7fpsを記録しているのも注目すべき点だが、WQHD解像度なら、144Hz張り付きでのプレイを余裕で狙える結果になっている。CPUは前世代のCore i9と同じ24スレッドなので、ゲームプレイの録画といったことも余裕だ。
続いては、独特な世界観が楽しい「Atomic Heart」をプレイしていく。残念ながらレイトレーシングには対応していないが、最高画質の「アトミック」でも十分キレイになっている。暴走した奇天烈狂気な世界は、最高画質で楽しみたいところだ。フレームレートは冒頭シーンの一定ルートを移動し、「CapFrameX」で平均フレームレート(avg)と、1パーセンタイル点(1%min)を記録している。
結果は余裕のフレームレートで、こちらもWQHD解像度なら144Hz駆動の滑らかな描画でのプレイを楽しめる。さらに4K解像度でも、1パーセンタイル点は98.2fpsなので4Kゲームプレイも問題なしだ。
秀逸なリメイクが話題となっている「BIOHAZARD RE:4」を試していこう。画質設定は「限界突破」を選択し、WQHDと4K解像度でチェックした。フレームレートは、序盤の「村中」を一定ルート移動した際を「CapFrameX」で記録している。
レイトレーシングを「高品質」で効かせているが、WQHD解像度ならフレームレートはボーダーラインの60fpsを余裕で超えている。4K解像度は、さすがに1パーセンタイル点が60fpsを下回っているが、画質設定次第では快適なプレイを十分狙うことが可能だ。
最後はレイトレーシングの品質を含め、最高画質ではかなりの重量級ゲームタイトルとなる「Hogwarts Legacy」をプレイしていこう。画質プリセットとレイトレーシングの品質は、ともに「最高」を選び、NVIDIAの最新アップスケーリング技術でGeForce RTX 40シリーズで使えるDLSS 3(フレーム生成 オン)を品質「バランス」で有効にしている。
DLSS 3を利用する必要はあるが、WQHD解像度なら平均フレームレート136.3fps、1パーセンタイル点78.3fpsを記録している。アップスケーリングされているが、「ハリーポッター」の世界観を高画質で楽しむことができる。
RGBライティングを堪能しながら、ゲームや創作活動を楽しもう
その日の気分にあわせて、手軽にライティングの発光パターンを制御できる「GHL」シリーズ。Core i7-13700FとGeForce RTX 4070 Tiを搭載し、29万9800円からとなっている「FRGHLB760/SG2」の実力を試してきたが、日常から、写真の編集やAI画像生成に、高精細なWQHD解像度でのゲームプレイまで、快適に行える実力を示した。
派手に彩るライティングに、快適にゲーミングとクリエイティブを楽しめるパソコンがほしいひとに注目してほしい1台になっている。
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