国内ユーザー向け機能か少し上の性能を求めるか 人気SIMフリースマホ全紹介【5~7万円台編】
ASCII.jp / 2023年5月7日 14時0分
単体で購入できるSIMフリーのAndroidスマホから人気モデルをピックアップして、特長やスペックを紹介する本特集。第2回は、【5~7万円台編】だ(これまで【ハイエンド編】を掲載。【3~4万円台編】【エントリー編】の全4回を予定)
ミドル機より若干プラスの価格帯の【5~7万円台編】 FeliCaや防水、700番台のスナドラを搭載
一言で「ミドルクラスのスマホ」と言っても、実は性能的には結構幅広い性能の製品が含まれている。そこで今回はミドルクラスの中でも若干高価な「5~7万円台」の端末を紹介する。
2022~2023年にかけてのミドルクラスでは「Snapdragon 695 5G」を搭載した製品が主流だが、SoCは同じでもAQUOS sense7のようにカメラをより強力にするとともに、日本のユーザー向けの使い勝手を高めたり、またもう少し高性能なSoCを搭載するモデルも存在する。製品の価格差はそうした点で生まれてくるので、しっかりチェックして、自分に合ったものを選んでほしい。
人気SIMフリースマホカタログ 【国内ユーザー向け機能や少し上の性能を搭載の5~7万円台編】
●シャープ「AQUOS sense7」 ●グーグル「Pixel 6a」 ●Nothing「Nothing Phone (1)」 ●ソニー「Xperia 10 IV」 ●HTC「HTC Desire 22 pro」 ●Black Shak「Black Shark 5」
国内メーカーならではの細かな機能と全部入りが魅力 シャープ「AQUOS sense7」
ミドルクラスの定番モデル「AQUOS sense」シリーズの現行モデル。Snapdragon 695や6GBメモリーなど、スペック的には4万円前後の海外メーカー製ミドル機と近い内容だが、国内メーカーならではの細かな機能や使い勝手、さらにこのクラスとしてはかなり強力なカメラ機能により、5万円台前半と少し高めの価格も納得の内容となっている。
そのカメラは、1/1.55型と比較的大型のセンサーを搭載。特に若干暗い場所や夜景で威力を発揮。また、AFの早さも特徴で、サクサクと撮影できる。
本体サイズ/重量が約70×152×8mm/約158gと比較的小型軽量で、日本のユーザーに使いやすく、それでいてバッテリー容量は4570mAhと十分なもの。FeliCaや防水・防塵にももちろん対応。顔認証はマスク着用時でも利用できる。ネットワーク面では、ドコモ4.5GHz帯のn79を5Gをサポートし、eSIMが利用できる点も大きい。
●ミッドレンジながら高性能カメラを搭載 「AQUOS sense7」は使いやすさだけじゃない ●AQUOS sense7はサイズ/マスクでの顔認証/カメラ/バッテリーが強いミドルクラスのスマホ
セールで入手するなら、まだまだ買い グーグルの強力ソフトウェアをお手頃に使える「Pixel 6a」
次モデルのウワサもある、Pixelスマホの廉価版「Aシリーズ」だが、「Pixel 6a」も十分以上な性能を持っている上に、セールで提供されるケースも多く、まだまだ魅力的な1台だろう。
SoCにはPixel 6シリーズと同等の「Google Tensor」を搭載しており、ミドルクラスを大きく上回る性能を持つ。カメラについては、やや旧型となる12.2メガセンサーと超広角の12メガの組み合わせだが、グーグルならではの高いレベルの画像処理で、夜景や超解像ズームを含めて、不足を感じさせないのはさすがだ。IP67の防水防塵、FeliCaもサポートするが、顔認証に対応していない点は若干注意が必要かもしれない。
●GoogleのCPU「Tensor」を搭載しながら5万円台とリーズナブルな「Pixel 6a」 ●【実機レビュー】5G対応で5万円台「Google Pixel 6a」やりたいことはこれで十分
ライトストラップが内蔵された背面の演出がスゴい 「Nothing Phone (1)」
新規参入メーカーによるデザイン性重視のモデルとして世界的に話題になっている「Nothing Phone (1)」。透明の背面パネル+多数のミニLEDによるライトストラップによる、演出が最大の特長となっている。
スペック面もかなり高く、120Hz対応の6.55型有機ELにSnapdragon 778G、8GBメモリーなど、ミドルクラスの中では1ランク上の性能。OSもすでにAndroid 13が配信されているほか、カメラ性能も5000万画素+5000万画素(超広角+マクロ)と強力。円安で値上がりがあったのが残念だが、それでも価格の割には性能が高い。
FeliCaや防水には非対応。ネットワークについてもやや日本向けに最適化されていない部分があるが、見た目が気に入ったら買いで大丈夫だ。
●光る背面が魅力的なNothing Phone (1)はスマートフォンとしてのバランス良し ●Nothing Phone (1)、ついに姿を現わす 背面の透明のデザインが特徴で6万9800円
Xperiaらしさもいろいろ詰まったソニーのミドルクラス 「Xperia 10 IV」
Xperiaシリーズのミドルクラス「Xperia 10 IV」はキャリアモデルのほか、サブブランド、MVNOのセット販売と、さまざまな販路で提供されている製品だ。
上位モデル譲りの21:9の縦長ディスプレーに横幅67mmの小型筐体、画角が異なる3眼カメラ、イヤホン端子などのサウンド周りの充実とXperiaらしさを十分に体感できる充実した内容が魅力だ。また、ネットワーク面でもドコモ4.5GHz帯をサポート、microSDの追加も可能と弱点は見当たらない。
単体で購入すると若干割高感もあるが、サブブランドやMVNOではSIM契約のセットで相当に安価に購入できるケースも。うまく狙って購入したい。
●ソニー「Xperia 10 IV」は処理性能、カメラ、携帯性が絶妙バランスのミドルレンジ機 ●ソニー、5G対応の「Xperia 10 IV」(SIMフリーモデル)を発表 3月10日より発売予定
国内では久々のHTCスマホはメタバースやVRへの対応も特長 「HTC Desire 22 pro」
海外メーカーでは早い時期から国内ユーザー向け機能をサポートしていたことから、今もファンが少なくないHTC。そのHTCから4年ぶりに国内市場に投入されたのが本機となる。
Snapdragon 695搭載は他社のミドルクラスと同等だが、最近ではメタバースやVRに力を入れる同社らしく、同社製VRグラスとの組み合わせての利用も意識。メインメモリーが8GBと多めなほか、USB Type-C経由でのVRグラスへの給電、MiracastやHDCPといった規格へのサポートといった部分が特徴となっている。
スマホとしての基本部分でもドコモ4.5GHz帯のサポートに、リア6400万画素、フロント3200万画素の高画素カメラ、FeliCaや防水・防塵の対応。そして国内向けHTCスマホのイメージとなっていた真っ赤な「サルサ・レッド」のカラバリも魅力的だ。
●HTCの新スマホ「HTC Desire 22 pro」は4年のブランクを感じさせない完成度 ●HTC、4年ぶりの新スマホ「HTC Desire 22 pro」発表! 防水・FeliCa・5Gと日本仕様バッチリ
スナドラ870搭載のお手頃ゲーミングスマホ 「Black Shark 5」
スマホゲームを楽しむのに、必ずしも最新最高性能のSoCは求められないが、600番台のスナドラは心もとない。というわけで、価格と性能のバランスを取って、Snapdragon 870を搭載したゲーミングスマホが「Black Shark 5」だ。
144Hzリフレッシュレート対応の6.67型有機ELにステレオスピーカー、側面にはポップアップ式のトリガーキーと、ゲームを楽しむためのさまざまな機能はしっかり搭載されている。
●Snapdragon 8 Gen 1搭載の強力ゲーミングスマホ「Black Shark 5 Pro」先行予約開始
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