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ニコンがフラッグシップモデルを小型化したフルサイズカメラ「Nikon Z 8」を発表

ASCII.jp / 2023年5月11日 1時0分

 ニコンは5月10日に最新フルサイズミラーレスカメラ「Nikon Z 8」を発表した。フラッグシップモデルの「Z 9」とほぼ同等の性能を小型ボディーに搭載したのが特徴で、予想価格は60万円前後、5月26日発売の予定。日本での予約販売受付は、5月12日10時より開始する。

910グラムで フルサイズ4571万画素 JPEGを秒120コマ撮影可能

 ボディサイズは144×118.5×83ミリ、重量は910グラムで、Z 9に比べて30%小型軽量化している。

 センサーはフルサイズの4571万画素積層型撮像素子で、画像処理エンジンはEXPEED7を搭載。EVFもZ 9と同じ369万ドットで、像の遅延の無いリアルライブビューファインダーとなっている。

 背面モニターは縦横4軸チルト式で、縦位置、横位置問わずハイアングルおよびローアングル撮影ができる。

 連写はJPEGまたは高効率RAWで秒20コマ、連続撮影1000枚以上、JPEGのみでは秒120コマ(11MB)、秒60コマ(19MB)、秒30コマ(45MB)の高速連写可能。

 静止画では、シャッターボタンの全押しから最大1秒間遡って記録ができる「プリキャプチャー」を搭載しており、野鳥が飛び立ってから全押ししても飛び立つ瞬間まで遡って撮影することができる。

 シャッター速度は最高3万2000分1秒、ストロボシンクロは250分の1秒、ISO感度は64-25600で、拡張で32-102400が可能。

 静止画撮影時に、高画質のままファイル容量を抑えて記録するHEIF形式に対応。10bit階調を活かし、HEIF画像撮影(ライブビュー)時や再生時に、3000ニトのEVFや900ニトの背面モニターを活かし、HDRモニターに近い階調で映像を確認することができる。

 AFは493点で、9種類の被写体認識に対応し、新たに飛行機が独立したモードになった。画面内3%の人物の顔を認識でき、3Dトラッキングも搭載する。

 手ブレ補正はボディ内とレンズ内協調で最大6.0段となる「シンクロVR」を搭載する。

 動画撮影においては、最長約125分の4K UHD/60p、約90分の8K UHD/30pを記録でき12bit RAW動画、10bit Apple ProRes 422 HQ動画のカメラ内部収録が可能だ。

 記録媒体はCFexpressカード(Type B)、XQDカード、SDメモリーカード。USB端子を2つ搭載し、充給電専用と通信用になる。HDMIはフルサイズを搭載、シンクロ接点と有線LAN端子はなくなったが、USB端子にアダプターを接続してLAN接続することは可能である。

 バッテリーはEN-EL15cで、バッテリーチャージャーのMH-25aも付属する。

 別売のパワーバッテリーパックMB-N12(5万3000円)が用意され、EN-EL15cを2本装着可能で、撮影しながらのバッテリー交換もできる。

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