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14型なのに世界最軽量689gボディーの最新モバイルノート=「LIFEBOOK WU-X/H1」実機レビュー

ASCII.jp / 2023年5月24日 9時0分

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)の直販サイト「富士通WEB MARTicon」で販売している「LIFEBOOK WU-X/H1icon」は、世界最軽量ノートPC「UH-X/H1」をベースにしたカスタムメイドモデルだ。

 CPU、メモリー、ストレージ、顔認証のあるなし、キーボードのかな表記のあるなしなど、目的に応じて最適なカスタマイズが可能である。

「LIFEBOOK WU-X/H1」

 基本構成はWindows 11 Home / Core i5-1335U / 8GBメモリー / 256GBストレージ / フルHD Webカメラ / かな表記なしキーボードで、価格は17万4500円である。

 今回はWindows 11 Home / Core i7-1355U / 32GBメモリー / 256GBストレージ / 顔認証対応フルHD Webカメラ / かな表記なしキーボードという構成で23万1600円のモデルを試用した。まずはデザインと使い勝手についてレビューしていこう。

世界最軽量の約689gボディーは羽根のような軽さ 16:10の画面比率でマイスター監修のキーボードの使い勝手は◎

 「LIFEBOOK WU-X/H1icon」を初めて見たときに印象的なのが「ピクトブラック」と名付けられた落ち着いたボディーカラーだ。マット調のブラックはまるで墨を思い起こさせるような深い黒で、触れた時の感触はサラリと優しく、また手脂もほとんど付着しない。約689gとボディーは非常に軽いのだが、独特な存在感を演出できている。

天板左下にさりげなく配置されたFCCLの光沢ロゴが、マット調のピクトブラックの高級感を引き立てている。

 ディスプレーにはFCCLの定番になった感がある画面比率19:10の14型WUXGA液晶パネル(1920×1200ドット)を採用。

 FHD(1920×1080ドット)より縦に120ドット長いデスクトップ領域は、文書作成時、ウェブ閲覧時の前後の見通しがよく、スクロールの頻度を格段に減らせる。

 また画面はフラットに展開可能で、かつ表面処理がノングレア(非光沢)なので照明の映り込みもほとんど気にならない。

 さらに、高輝度、広色純度、広視野角がうたわれている液晶パネルには、斜めからでもなにが表示されているのかハッキリと見て取れる。向かい合ってプレゼン資料を見ながら商談する際に重宝すること間違いなしのディスプレーだ。

斜めから見ても、実用的な輝度、彩度が保たれる。覗き見を防ぎたい場合には専用の「プライバシーフィルター」(6200円)をセット購入しよう

 LIFEBOOKシリーズと言えばキーボードの使い勝手に定評がある。キーボードはFCCLが誇るキーボードマイスターが打鍵感を監修しており、フィーリングは良好だ。

 「LIFEBOOK WU-X/H1icon」のキーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmが確保されており、文字キーはすべて等幅に揃えられ、海外メーカー製ノートPCのように一部キーが密着していることもない。カーソルキーは一段下げて配置されており、自然に操作可能。日本語キーボードとしては最高の出来だ。

これはかな表記なしの日本語キーボード。プラス4300円でかな表記ありのキーボードも選択できる

 使い勝手という点でもはや標準装備なのが生体認証だが、「LIFEBOOK WU-X/H1icon」は指紋認証センサー一体型電源ボタンを標準装備する。そして、プラス2300円で顔認証対応のウェブカメラに変更できる。

 利便性という点では顔認証、直射日光下でも動作する確実性では指紋認証に軍配が上がる。比較的低価格で顔認証対応にアップグレードできるので、カスタマイズ購入時に忘れずに選択しておきたいところだ。

生体認証に慣れてしまうと屋外でパスワードを入力するのは不安。標準装備として指紋認証センサーを搭載している点は高く評価できる

多彩なインターフェースを装備 新旧周辺機器を直接接続可能なのは安心だ

 「LIFEBOOK WU-X/H1icon」は約689gという軽量ボディーを実現しつつも、インターフェースは充実している。USB3.2 Gen2 Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応)×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI、マイク/ヘッドホン共用端子、有線LAN(1000BASE-T)、ダイレクト・メモリースロット(microSD対応)が搭載されており、新旧周辺機器を直接接続可能となっている。

 よほど特殊な使い方をしないかぎりは、USBハブは必要ないだろう。

左側面にはダイレクト・メモリースロット(microSD対応)、USB 3.2 Gen1 Type-A×1、HDMI、有線LAN(1000BASE-T)を用意
右側面にはセキュリティロックスロット、USB 3.2 Gen2 Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応)×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、マイク/ヘッドホン共用端子を配置

 FCCLは長年培ってきたモバイルノートPC作りのノウハウを「LIFEBOOK WU-X/H1icon」に生かしており、堅牢性、携帯性、操作性、バッテリー駆動時間などの要素がバランスよく実装されている。

 世界最軽量に注目されがちだが、実はモバイルノートPCに求められる要素を絶妙にバランスさせていることが、「LIFEBOOK WU-X/H1icon」の最大のアドバンテージなのである。

富士通 FMV LIFEBOOK UH

 

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