キヤノンがシリーズ最小で8万円台のミラーレスカメラ「EOS R100」を発表
ASCII.jp / 2023年5月24日 18時0分
キヤノンは5月24日、新型のミラーレスカメラ「EOS R100」を発表した。撮像素子がAPSサイズのEOS Rシリーズのエントリーモデルで、直販価格はボディが8万2500円、18-45mmとのレンズキットが9万7900円、加えて55-210mmがセットになったダブルズームキットは12万7600円で、6月下旬発売の予定である。
同時に、Rシリーズ用パンケーキ型のレンズ「RF28mm F2.8 STM」も発表となり、価格は4万8400円で7月上旬発売の予定だ。
Rシリーズ最小・最軽量 2410万画素で手ブレ補正機構は内蔵せず
「EOS R100」は、サイズが116.3×68.8×85.5mm、重量356gでEOS Rシリーズ最小・最軽量モデルとなる。撮像素子は2410万画素のAPS-Cサイズで、映像エンジンには「DIGIC 8」を搭載する。
オートフォーカスは「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載し、最大143分割の測距エリアで高速・高精度なAFを実現。遠くの人物の瞳でも高精度に捉える「瞳検出」を搭載し、サーボAF/動画サーボAF 時においても、動いている人物の瞳の検出に対応する。
ワンショットAFでは最高6.5 コマ/秒、サーボAF で最高3.5 コマ/秒の連続撮影も実現する。
動画撮影では4K24Pや、HD120Pのハイフレームレートが可能。動画の縦位置情報の付加を設定でき、カメラを縦にして撮影した動画をスマホなどで縦位置動画として再生できる。
ボディには手ブレ補正機構はないが、動画電子IS により、レンズ内ISを搭載していないレンズでも、手ブレを抑えた動画撮影を実現。また、画面の中央部を3~10倍に拡大して撮影できる動画デジタルズームも搭載する。
2023年3月に発売となった「EOS R50」との違いは、撮像素子の画素数(R50は2420万画素)で測距エリア数が少なく(同651分割)、液晶モニターが固定式でタッチ操作もできない。ボディサイズは同じだが、重量は19グラム軽い。ホットシューはマルチアクセサリーシューではなく、旧来のシューとなっている。また、R50ではボディーカラーでホワイトがあったが、R100はブラックのみとなっている。
全長24.7ミリで120グラムのパンケーキレンズ RF28mm F2.8 STM
RF28mm F2.8 STMはフルサイズ対応のパンケーキレンズで、最大径69.2mm、全長24.7mm(収納時)、重量は120gと、RFレンズシリーズでは最小・最軽量となる。
レンズ構成は6群8枚で最小絞りはF22、最短撮影距離は23センチでフィルター径は55ミリ。
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