水深100m対応、血圧計搭載、イヤホン付き! ファーウェイ個性派スマートウォッチを一挙発表!
ASCII.jp / 2023年5月26日 7時30分
ファーウェイ・ジャパンが5月24日に新製品発表会を開催。フラッグシップのスマートウォッチを含む全6製品を発表した。発表会の後には、いち早く実機を試せるタッチ&トライも開催された。新製品の特徴を、ファーストインプレッションを含めて紹介する。
昨今はスポーツ&ヘルスケア分野に注力
発表会の冒頭には、ファーウェイデバイス日本・韓国リージョン プレジデントの楊 涛(ヤン・タオ)氏が登壇。ファーウェイの近年の事業展開について説明した。その中で、特にヘルス&フィットネスの領域での研究開発に力を入れていることがアピールされた。
水深100mで使える「HUAWEI WATCH Ultimate」
新製品として最初に紹介されたのは「HUAWEI WATCH Ultimate」。デザイン、性能、機能のあらゆる面で、従来のHUAWEI WATCHを上回る「新たなフラッグシップ」とのこと。5月26日発売で、市場想定価格は13万5080円。
文字盤には1.5インチの有機ELディスプレイを搭載。サファイヤガラスで保護され、フレームにはスマートウォッチでは初の「非晶質ジルコニウム合金」というリキッドメタルを使用。背面パネルとべセルにはセラミック、クラウンにはチタン合金を用いるなど、高級感と堅牢性を両立させている。
機能面では水深100mの防水性能を備え、ダイビングモードを搭載していることが特徴。ダイビングデータを自動で継続的にモニタリングするほか、ブザーやバイブなどでアラートを通知する安全機能も備えている。
新たに「エクスペディション(探検)モード」も追加された。デュアルバンドの位置情報システムによって現在地を一定時間おきに測位し、道に迷った場合には、これまでの経路を戻るルートバックのナビゲーションを利用可能。さらに、暗い場所で見やすい画面表示に切り替えることもできる。
心拍数、血中酸素レベル、睡眠、ストレス値などの自動モニタリングができ、ワークアウト計測は100種類以上のスポーツに対応。通常使用で約14日間持続するロングバッテリーも魅力だ。
ランニングフォームやゴルフスイングを分析「HUAWEI S-TAG」
続いて、運動時に身体の動きを計測するセンサー「HUAWEI S-TAG」が紹介された。加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサーを内蔵し、ランニングフォームやゴルフスイングの分析に利用できるという。6月14日発売で価格は9680円。
ランニング時は、靴や服に装着し、足や腰の動きをモニタリングすることでフォームを解析し、より効率的なフォームに改善できる趣向。HUAWEI S-TAG単体で「HUAWEI Health」アプリと連携させて使えるが、ランニングに特化したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT Runner」と組み合わせて使うことで、より総合的な分析ができるという。
ゴルフは、テクノクラフト社のゴルフアプリ「スイング分析」に対応。HUAWEI S-TAGを腕に着けてクラブをスイングすると、フォームや速度が瞬時に分析される。なお、HUAWEI WATCH Ultimateも「スイング分析」に対応している。
いつでもどこでも血圧を測定できる 「HUAWEI WATCH D ウエアラブル血圧計」
血圧を測定できるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D ウエアラブル血圧計」も発表された。日本の管理医療機器認証を取得した血圧計で、なおかつ一般的なスマートウォッチとしての性能も兼ね備えている。6月14日発売で、市場想定価格は6万280円。
血圧測定は、椅子に腰をかけた落ち着いた状態で、ウォッチを着けた手首が心臓の高さにくるように固定して実施する。本体内部に圧電式のマイクロポンプを搭載し、ベルト部分に格納されたカフに空気が送り込まれて手首に圧力がかかる仕組みだ。
筆者が試してみたところ、計測は容易で、一般的な血圧計と同じように1分もかからないうちに完了する。計測されたデータは「HUAWEI Health」アプリに同期される。
スマートウォッチとしては、心拍数、血中酸素、睡眠、ストレス値などのモニタリング、70種類以上のワークアウトモードなどの機能を備えている。バッテリーは、1日に血圧を6回計測したとしても、通常使用で最大7日間持続する。
クラファンで人気を集め 一般発売が決定! 「HUAWEI WATCH Buds」
スマートウォッチの中にワイヤレスイヤホンを収納できる「HUAWEI WATCH Buds」の一般発売も、発表された。今年2月からクラウドファンディングで先行発売され、目標額を大きく上回る成功を収めた製品だ。5月24日発売で、市場想定価格は7万1280円。
一見、高級なスマートウォッチにしか見えないが、文字盤をワンタッチで開くことができ、ワイヤレスイヤホンを取り出せる仕様。イヤホンはマグネットで装着され、開いたときに落下する心配は無用。左右が同じ形状で、どちらにセットしても充電でき、どちらの耳に装着しても、正しくステレオサウンドを楽しむことができる。
イヤホンが小さめなので、耳への装着感が気になったが、実際に装着してみると、一般的なカナル型イヤホンと遜色ないように感じられた。イヤーチップは3サイズを同梱。音質は上々で、ノイズキャンセリングにも対応。再生・一時停止などのコントロールは耳の近くをタップする。斬新なギミックが目を引くが、しっかりと1台2役をこなしてくれる製品だ。
ANC性能とバッテリーも強化!「HUAWEI FreeBuds 5」
ワイヤレスイヤホンの最新モデル「HUAWEI FreeBuds 5」も発表された。5月24日発売で、市場想定価格は2万1800円。カラバリはシルバーフロストとセラミックホワイトの2色から選べる。
インナーイヤー型で、曲線だけで構成される独特なフォルムが特徴。水滴など自然の中にあるものから着想を得たとのことだが、見た目が美しいだけでなく、人間工学に基づき、着け心地にも配慮されている。
インナーイヤー型ながら、3つのマイクを搭載し、アクティブノイズキャンセリングに対応している。また、ステムの部分も丸く広がる形状を生かし、前モデルからバッテリー容量を増量(各イヤホン30mAh→42mAh)。イヤホン単体で最大5時間、充電ケースを使って最大30時間の音楽再生を楽しめることもセールスポイントとしている。
お手頃なルーター「HUAWEI WiFi AX2 NEW」も発売
Wi-Fi 6とIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)に対応した家庭用Wi-Fiルーター「HUAWEI WiFi AX2 NEW」も発表された。6月下旬発売で、市場想定価格は6600円。最大通信速度は5GHz帯で1201Mbps、2.4GHz帯で300Mbpsで、複数台購入して、メッシュ化して使えることも特徴だ。
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