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ASUSがエグゼクティブな見た目のビジネスノート「ExpertBook」などを発表

ASCII.jp / 2023年5月30日 10時30分

 ASUSは5月30日から台湾・台北にて開かれる「COMOUTEX TAIPEI 2023」にあわせ、前日の5月29日にグローバル記者会見を台北市内にある本社にて開催。ノートPCの「ExpertBookシリーズ」やWi-Fiルーター、ゲーミング用キーボードなどの最新モデルの発表や、同社の環境保護施策などについてプレゼンが行なわれた。

ASUS本社にて記者説明会が行なわれた

 発表会の冒頭に登壇したASUSのCo-CEO Samson Hu氏は、同社が目標とするネットゼロ(温室効果ガスの排出量を正味ゼロにする取り組み)について「環境への影響を減らし、最小限の取引で(ネットゼロを)達成するため新しく革新的な方法を見つけるために努力する。ネットゼロを達成するための目標を3段階に分けて実施ており、第一に、エネルギー効率をアメリカのエネルギースター基準より30%向上させ、すべてのサプライヤーに30%削減を義務付けている。次に、2035年までに全世界で100%再生可能エネルギーを使用し、2050年までに革新的な技術に投資し、残りのすべての炭素排出を除去し、ネットゼロを目指すことを目標としている」と説明。商品開発も性能やスタイリッシュさだけではなく、このネットゼロ達成を前提として行なっていると話していた。

ASUS Co-CEO Samson Hu氏
ネットゼロに関する2050年までのロードマップ
カーボンニュートラルを目指して作られた2モデル

 続いてASUSのテクニカルマーケティングディレクター Sascha Krohn氏が登壇し、同社の事業戦略などを解説。ゲーミング市場では世界の各エリアで1位もしくは2位に位置している。さらに商用モデルも各国で伸びており、Krohn氏は「2023年から2026年では約13%の成長を見込んでいる」と説明。韓国では教育市場で1位、インドでは中小企業向けの市場で1位となっているほか、タイとフィリピンでは政府や自治体向けの市場で2位となっているとのこと。

ASUS テクニカルマーケティングディレクター Sascha Krohn氏
コンシューマー向けPCの状況
商用向けは2026年までに約13%の成長を見込んでいる
商用向けPCの状況。韓国では教育市場でシェア1位、インドでは中小企業向けの市場で1位となっているほか、タイとフィリピンでは政府や自治体向けの市場で2位を獲得している

 Krohn氏はこういった成長の理由について「顧客のニーズに合わせた素早い提案で、顧客のビジネスをアップグレードする手伝いができる」といった点をあげていた。

 続いてKrohn氏は、企業向けPCの「ExpertBook」を紹介。ディスプレーサイズは14インチから16インチ、スタイルは一般的なクラムシェルから、ヒンジが360度回転しタブレットやテントスタイルでも使用できるタイプなど、ラインアップの豊富さで幅広い選択肢があることをアピールした。

ExpertBookシリーズのラインアップ

企業向けノートPC「ExpertBook」

 最新モデルの「ASUS ExpertBook B9 OLED」はフルメタルシャーシを採用しながらも、本体重量は約990gと軽量。また素材もリサイクル金属を使用し、製造にともなう環境負荷を低減している。

ASUS ExpertBook B9 OLED
キーボード周辺
本体左側面
本体右側面
ASUS ExpertBook B9 OLEDの特徴

 また「ASUS ExpertBook B5 OLED」は16インチながら、1.4kgと一般的な13.3インチや14インチのモデルと同等で、さらに連続使用時間も14時間とパワフル。またASUS ExpertBook B5 OLEDにはインテルのGPU「Arc A350M」を搭載するモデルもオプションとして用意している。

ASUS ExpertBook B5 OLED
キーボード周辺
本体左側面
本体右側面
ASUS ExpertBook B5 OLEDの特徴

デスクトップPC「ExpertCenter」シリーズ

 デスクトップとディスプレー一体型のAIO(オールインワン)タイプの「ExpertCenter」シリーズについては、カスタマイズの豊富さにKrohn氏は言及。「AIOでは24インチと27インチの2つのシャーシ。デスクトップは9L、15L、27Lと3タイプのシャーシを用意している。さらにCPUもi3からi9、メモリーは8GBから128GBまで選択可能。欲しいスペックが決まっていれば、数種類のフォームファクターから選べる」と説明していた。

ExpertCenterシリーズのラインアップ
24インチディスプレー一体型の「ASUS ExpertCenter E5 AiO 24」
かなり薄型に仕上がっている
19Lのミニタワー筐体となる「ASUS ExpertCenter D9 MiniTower」
9Lのスモールシャーシを採用した「ASUS ExpertCenter D9 SFF」

耐久性を重視した教育市場向けモデル

 つづいてKrohn氏は教育市場向けのモデルについて説明しており、「eスポーツをやっている学校、大学から依頼されることが多くなってきた」と話しており、さらに最近は大きなスクリーンが人気で、14インチディスプレー搭載モデルが教師から求められているという。

 それらの要求に応え作られたのが「ASUS BR1402シリーズ」だ。14インチのディスプレーを搭載し、さらにフライパンと同じ傷が付きにくいテフロン加工や、落下時の衝撃を吸収するようゴム製のバンパーなどで安全性も高いモデルとなっている。

ASUS ExpertBook B5 OLED
キーボード周辺
本体左側面
本体右側面
ASUS BR1402の特徴

 さらに同社では教育市場向けにChromebookも数多くラインアップしている。最新モデルの「ASUS Chromebook CM34 Flip」は、新しいシャーシを採用し、プロセッサーにはAMDの「Ryzen 5 7520u」を搭載。Krohn氏は「より優れた総合パフォーマンスと1回の充電で最大13時間の駆動を実現している」と話していた。

ASUS Chromebook CM34 Flip
キーボード周辺
本体左側面
本体右側面
ASUS ExpertBook B5 OLEDの特徴

スマホから各種設定が行なえるWi-Fiルーター 「ASUS ExpertWiFiシリーズ」

 続いてネットワーキングBUシニアプロダクトマネージャーのSabrina Huang氏が登壇し、「デジタル時代において、安定した信頼性の高いネットワーク接続は、私たちのビジネスが顧客や職場に良い体験を提供し、効率的に運営し競争力を維持するための必須アイテム」として、「ASUS ExpertWiFiシリーズ」を紹介した。

ネットワーキングBUシニアプロダクトマネージャーのSabrina Huang氏
「ASUS ExpertWiFiシリーズ」を発表

 ASUS ExpertWiFiシリーズの特徴として、スマートフォンのアプリから、Wi-Fiルーターの各種設定などが行なえることをアピール。さらに、光回線など固定回線がなんらかのトラブルでダウンしてしまった場合、スマートフォンをUSBケーブルで接続して、USBテザリングを使ったインターネット接続が可能となる機能を推していた。

スマートフォンから各種設定が手軽に行える
スマートフォンのUSBテザリング機能を使って、固定回線のかわりにインターネットへ接続可能

新メカニカルスイッチ採用のゲーミングキーボード 「ROG Strix Scope II 96 Wireless」

 最後にゲーミングギア&ACCY BU シニアディレクターのEason Lee氏が登壇。といっても、ゲーミングPCの新モデル発表はなく、ゲーミングキーボードの新モデル「ROG Strix Scope II 96 Wireless」について解説があった。

ゲーミングギア&ACCY BU シニアディレクターのEason Lee氏
ROG Strix Scope II 96 Wirelessの特徴

 製品の特徴としては、メディア再生の音量調節やキーボードの明るさ調整に使えるコントロールホイールを搭載。また従来のモデルと同じように、メカニカルスイッチを好みに合わせて入れ替え可能だが、そのメカニカルスイッチに「ROG NX SNOW」を追加。Lee氏はこの新しいメカニカルスイッチについて「超スムーズなキーストロークとコントロールホイールを装備し、タイプ音もキレイ」と説明していた。

ROG Strix Scope II 96 Wireless
キーボード右上にコントロールホイルを搭載
新しいメカニカルスイッチ「ROG NX SNOW」をセット
模型として作られた巨大な「ROG NX SNOW」

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